漢方・鍼灸で不妊治療! 大阪からの妊娠ブログ日記です(02080405)
2009-01-06
こんにちは、はりきゅう師の馬場乾竹です。
現在、このメルマガでは数号にわたって、
東洋医学的な不妊症について説明させていただいています。
前回は、男性不妊の原因のひとつである腎気不足の精液清冷について
説明させていただきました。
そして、今回は、男性不妊の説明の続きとして、
沈寒痼疾の精液清冷について説明させていただきます。
その前に、何度もお伝えしていることですが、
不妊症とひと言で言っても原因が色々とあります。
西洋医学でも様々な原因があり、それに対する治療を行うように、
東洋医学でも、その原因を追及していって
あなたにピッタリの治療を行うことで、妊娠できる身体に持っていきます。
そのためには、まず自分自身がどういう身体なのか、
しっかりと把握する必要がありますよね。
しばらくこのメルマガを読み続けていただいて、
自分自身の身体のことを当てはめて考えてみてくださいね。
ということで、今回の内容、男性不妊の原因
沈寒痼疾の精液清冷についてです。
これは、腎陽不足による命門の衰えで虚寒が生じたために発生します。
ちょっと難しいので、簡単に説明すると、
腎臓が弱り、身体を温める働きがうまくいかなくなり、
身体が冷えるために生じる不妊です。
ですので、症状としては、
陰部の冷えや四肢が冷える、寒がったり、体を縮めて臥床するなどの
冷えの症状が多く出ます。
そうした症状が出ている男性の方は、要注意です!
その他には、腰がだるかったり、
泥状便といって便が便器にべっとりとついてしまったりします。
ひどくなると、インポテンツ等になる場合もあります。
治療の方法は、温補腎陽といって、
腎臓を助けてあげて、身体を温める治療を行います。
そうすることで体質を改善していくわけですね。
ということで、今回は、沈寒痼疾の精液清冷について説明させていただきました。
次回は、男性不妊の原因の三つめ、
陰虚火旺の不射精について説明させていただきますので、ご期待下さい。