漢方・鍼灸で不妊治療! 大阪からの妊娠ブログ日記です(20071215)
2008-12-09
こんにちは、はりきゅう師の馬場乾竹です。
前々回のメルマガから東洋医学的な不妊症について説明させていただいています。
前回は、気血両虚の不妊について説明させていただきましたが、
今回は、陰虚血熱の不妊について説明させていただきます。
何度も説明していますが、不妊症とひと言で言っても原因が色々とあります。
西洋医学でも様々な原因があり、それに対する治療を行うように、
東洋医学でも、その原因を追及していって
あなたにピッタリの治療を行うことで、妊娠できる身体に持っていきます。
そのためには、まず自分自身がどういう身体なのか、
しっかりと把握する必要がありますよね。
しばらくこのメルマガを読み続けていただいて、
自分自身の身体のことを当てはめて考えてみてくださいね。
では、陰虚血熱の不妊の不妊です。
では、まず症状ですが、不妊はもちろんですが、月経周期が短縮します。
また、月経の色が紅色で量が多くなったり、
周期が延長して、経血が紫色で量が少なくなったりします。
顔面は紅潮し、口唇が紅色になります。
そして、頭のふらつきがあったり、耳鳴や不眠、口や咽の乾燥があります。
また、焦燥感があり、熱の状態に潮の満ち引きのように周期性があったりします。
それ以外では、寝汗をよくかいたりし、
今までに流産をしたことがある場合もあります。
そして、治療法としては、弱りを助けて、熱を冷ます治療を行います。
陰虚というのは、身体の陰の部分、
つまり、身体の支えになる部分が弱っているのです。
そして、陰が弱ることで陽が高ぶります。
つまり熱が出てくるわけですね。
身体の陰の部分というのは、漢方的には腎臓や肝臓になります。
ですので、それらを助けながら、余分な熱を抜いていくわけですね。
そうした治療を行うことで、身体のバランスを調えるのです。
以上、今日は、陰虚血熱の不妊について説明しましたが、
次回以降も一つずつ漢方鍼灸的な不妊症の解釈について説明していきますね。
ご期待下さい。