漢方・鍼灸で不妊治療! 大阪からの妊娠ブログ日記です(20080119)
2008-12-31
こんにちは、はりきゅう師の馬場乾竹です。
現在、このメルマガでは数号にわたって、
東洋医学的な不妊症について説明させていただいています。
前回は、肝気鬱結の不妊について説明させていただきましたが、
今回は、湿痰の不妊について説明させていただきます。
何度も説明していますが、不妊症とひと言で言っても原因が色々とあります。
西洋医学でも様々な原因があり、それに対する治療を行うように、
東洋医学でも、その原因を追及していって
あなたにピッタリの治療を行うことで、妊娠できる身体に持っていきます。
そのためには、まず自分自身がどういう身体なのか、
しっかりと把握する必要がありますよね。
しばらくこのメルマガを読み続けていただいて、
自分自身の身体のことを当てはめて考えてみてくださいね。
では、湿痰の不妊について説明しますね。
まず、湿痰とはどのようなものか?ということなのですが、これは食生活と関係があります。
食事をすると食べたものは、湿に変わると漢方では考えます。
湿≒水です。
ですが、それが停滞すると湿痰という病理産物になります。
それは、どういったものかというと、花瓶の水をイメージしてみて下さい。
花瓶の水を数日間ほったらかしにしておくと、下にヘドロのようなものが溜ってきますよね。
特に何かしたわけではないのですが、ああしたドロドロしたものに変質していく。
これが体内で起こったものが湿痰です。
つまり、食べたものが停滞して、それが痰化するわけですね。
こうしたことの原因は、食事が多すぎることや偏食、また夜遅くの食事や食事のスピードが速いことなどが原因としてあげられます。
該当する方は、気を付けて下さいね。
では、どのような症状が出るかというと、当然ですが不妊。
そして、肥満や多毛が出ます。
また、無月経または月経不順等が起こり、多量の白色のおりものが出ます。
おりものなどは、食生活の影響をよく受けます。
それ以外では、めまいや動悸、無力感、顔面や四肢の浮腫、胸苦しいなどの症状が出る場合もあります。
また、食べ物が停滞していると、摂食量が少なくなることもあります。
では、治療法は?というと、漢方や鍼灸では、停滞している湿を取り除く治療を行います。
気の巡りをよくして、湿を取り除くわけですね。
そうすることで、健康な身体を取り戻すわけです。
以上、今日は、湿痰の不妊について説明しましたが、
次回以降も一つずつ漢方鍼灸的な不妊症の解釈について説明していきますね。
ご期待下さい。