睡眠(20081211)

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睡眠(20081211)

2009-02-13

こんにちは、はりきゅう師の近藤琉水です(^^)

ひょっとしてもう年賀状は書き終わりました?
まだまだこれから、という方も多いと思いますが、出される方はぜひお早めに!
一気にやると肩も凝りますし、疲れますよ~!

さてあなたは、お風呂は晩ごはんの前派ですか? それとも寝る前派?
寒い季節は湯ざめはもちろん、せっかくあったまった身体も寝る時間には冷え冷え、
ということになっていませんか?

お風呂につかることは一日の疲れを取ると同時に身体の芯からあったまって
コリをほぐすために有効です。
そこにアロマなども取り入れると、リラックス効果も高まりますよね。
腰までの半身浴がおすすめですが、上半身が寒いので、古いシャツやトレーナーを
短く切ったものを着て湯船に入るといいですよ。

ところがしっかり温まったはずが、それからゆっくりご飯食べて後片付けして、
用事をすませて、テレビを見て、なんてやっていると、せっかくのお風呂効果も半減です。
冷えが気になるというあなたは、できるだけ寝る前にお風呂タイムを持ってきましょう。
ヌクヌクのままお布団に入れば、すぅ~っと気持ちよく眠れますよ。

というわけで、今日は睡眠についてお話していきましょう。

フルタイムでお仕事をされている方は、残業して帰宅して夕食の支度して食べて、
なんてやってるうちに、寝るのはいつも日付が変わってから、ひどい場合は1時2時、
という方もいらっしゃいます。
専業主婦の方でも、パートナーの方の帰宅が10時、11時、なんてことも多く、
それから一緒にご飯食べて片付けて、お風呂に入って・・・やっぱり就寝は1時頃、
ということになってしまってます。
朝は仕事がある方も、お弁当作りがある方も、ちゃんと早起きしないといけなくて、
結局睡眠時間はいつも5時間くらい。

それでは身体のバランスが崩れるのは当然です!

人にとって寝ている時間だって大事なんです。
一日の疲れを取り、翌日の活力が生まれるのは質のよい睡眠によってです。
人間は寝ているからといって、何にもしてないわけではないんですよ。
自律神経、脳はしっかり働いています。
ホルモン分泌にかかわるところですね。

東洋医学では、一日を陰と陽に二分し、夜は陰の時間、昼は陽の時間とします。
昼間は陽気が活発になるので、しっかり動いて働くのがいいのです。
夜は陰を養う時間ですから、活動していてはいけないのですね。
とくに、12時頃からは腎臓や肝臓などの大事な臓が養われる時間です。
その時間には熟睡していなければ、大事な臓の疲れも取れず、弱っていきます。
ですから、11時頃には寝てください、とお願いしています。
だいたい熟睡状態になるまで1時間ほど必要ですから(個人差はありますが)、
日付が変わる頃には深い睡眠状態になっていてほしいのです。

西洋医学的に見ても、1時2時に寝て6時に起きるという睡眠サイクルでは、
ホルモンバランスが崩れてしまうのは明らかです。
自律神経がくるうと、身体を温める機能が弱まり、冷えやすくなるのです。
実は睡眠不足が冷えを招いているのですね。

また、夕食が遅くて、どっさり食べてすぐ寝てしまう方も多いですね。
消化するために身体は寝ていられません。
一晩中かかって食べたものを消化するのですから、消化活動にエネルギーが取られ、
身体の修復のほうにまわりません。
だから翌朝疲れが取れてなくて、だるいのです。
女性であれば、しっかり睡眠を取った翌朝のお肌と、睡眠不足の朝のお肌は
まったく違うのをよくご存知ですよね。
睡眠で状態が良くなるのは表面のお肌だけではありません。
身体の中身もそっくりそのままあてはまりますよ。

そして、ホルモンといえば!
妊娠を目指しているのですし、女性ホルモンがしっかり分泌されるかどうかは
ものすごく大きいことですよね。

就寝時間が遅かったり、睡眠時間が短かったりすると、体内時計がくるってしまい、
女性のからだのリズムに悪影響を与えます。
そこをしっかり受け止めていただき、残業はできるだけ控え、
とにかく早く睡眠が取れるように努力してみてください。
東洋医学の観点からも、身体の底力である腎や肝の力がつけば、
冷え症も改善しますし、確実に妊娠力がアップしますよ。

「そんなの無理!」と言わずに、どうしたら1時間早く寝ることができるのか
考えてみてくださいね。
もちろん、それなりの覚悟や意識改革が必要かもしれません。
残業しないために早く出勤しないといけなくなるかもしれませんし、
これまでよりもずっと効率的に仕事をしないといけないかもしれません。
疲れて帰ってくる夫を待たずに先に休むために、「申し訳ない」という
気持ちと戦わないといけないかもしれません。

それでも、がんばってほしいです。
なぜなら、睡眠は人の健康にとって、最も大切なことの一つだからです。

なかにはストレスなどから寝つきが悪く、早く寝床に入っても眠れない
という方もいらっしゃいます。
そういった方でも、身体を温め、アロマやハーブの力を借りて
できるだけリラックスしてお布団に入ると、寝やすいですね。
お布団に入ったらあれこれ考えごとをせず、頭をからっぽにしてください。
明日の仕事の段取りはよしましょう!
明日は明日の風が吹く、でしたね・・・。
どうしても眠れない方、漢方薬も試してください。
ぜひ体質に合ったものを飲んでくださいね。

質のよい睡眠をたっぷりとって、体質改善をしていきましょう!

さて、次回は運動についてお話していきましょう。
身体を動かせば温まるのは、当然のことですものね!
では、どのように身体によいのか、どういった運動がよいのか、詳しく見ていきましょう。
どうぞお楽しみに。

ところで、朝方になると身体が冷えてくるのが普通です。
早朝にゾクゾクして眠りが妨げられてしまう方、ゆたんぽをして寝ると朝までしっかり
保温してくれます。
私も毎晩お世話になっていますよ~♪

それでは、また次号でお会いしましょう!



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