漢方・鍼灸で不妊治療! 大阪からの妊娠ブログ日記です(20090319)
2009-03-23
こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
春の陽射しもまぶしくなってきましたね♪
さて、フルーツ大好きな方は多いと思いますが、
全般的に身体を冷やす働きをもつことが多いので、
不妊治療には余りよくないですよ、というお話はよくしています。
今日はそんな果物も、体質によって向き不向きがあるということをお話します。
まずは「いちご」から。
いちごが嫌いという人は珍しいほど、人気の高い果物です。
ケーキの飾りには欠かせませんし、練乳がけやいちごミルクなど、デザートの定番ですね。
可食部は「花托」といわれる部分で、種は表面についているツブツブです。
路地ものの収穫期は5,6月頃ですが、ハウスものが通年手に入ります。
でも一番出荷数が多いのはクリスマスの頃なんだそうです。
栄養面では、まずはビタミンCですね。みかんの2倍もあるそうです。
抵抗力をつけ、風邪や老化の防止に役立ちますし、美肌効果もあります。
葉酸は造血に欠かせませんので、貧血予防にもいいでしょう。
赤い色のもとはアントシアニンで、視力低下を防ぎ、肝機能を高めます。
食物繊維のペクチンも多く、便秘解消や、コレステロール、糖分の吸収を抑制してくれます。
酸味のもとはメチルサリチル酸ですが、これは頭痛や神経痛を緩和します。
カリウムは利尿と血圧を低下させる作用があります。
漢方的に見ると、まずは”寒性”つまり身体を冷やします。
そして、潤す性質、降ろす性質があります。
臓腑では肺、胃、肝に入ります。
効能としては、生津止渇、のどの渇きを止めます。
清肝熱除煩、肝臓にこもった熱をさまし、ストレス解消に働きます。
そして、利尿作用と。
以上から、のどが渇いて寒気がない風邪のときや、
“陰虚”体質の方、高血圧の方には向いているといえるでしょう。
逆に、冷え症の方にはよくありません!
冷たい水を飲むよりもずっと長時間身体が冷えてしまいますので、ご注意くださいね!
胃腸が弱い方は、少量であれば大丈夫でしょう。
一度にたくさん食べず、少量ずつ分けて食べるといいですよ。
ビタミンCは風邪の予防になるからといって、サプリやドリンクで大量に
摂取されている方も多いのですが、摂り過ぎると下痢や嘔吐の原因になります。
できれば自然な形で摂取するほうがいいですが、
果物で摂るよりは、ピーマンなどの野菜のほうが多く含まれています。
食物から取り入れるのであれば、一度に過剰に摂取することはないので安心できますね。
最近は大きな粒のいちごが人気ですし、非常に甘いものも増えています。
おいしいのでつい食べ過ぎてしまうかもしれませんが、適度に食べるようにしてくださいね。
果物は絶対食べないといけないものではありません。
生活の潤い、アクセントして、楽しんでください。
では、次回は美容サプリにもなっている漢方生薬をとりあげます。
どうぞお楽しみに!
また次回お会いしましょう。