漢方・鍼灸で不妊治療! 大阪からの妊娠ブログ日記です(20090416)
2009-04-23
こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
すっかり葉桜になりました。
ポカポカ陽気が眠気を誘いますね!
今日は春の味覚からはちょっとはずれますが、同じく食がテーマです。
あなたのお夕飯のおかず、メインディッシュはどんなメニューでしょうか。
お肉とお魚を半々に? やっぱりお肉が多いかな?
お肉といっても、牛肉、豚肉、鶏肉、他にも羊肉や馬肉なんかもありますね。
たんぱく質は人間にとって非常に重要なエネルギー源です。
ただ、現代人は動物性たんぱくを摂り過ぎている傾向があります。
大事だからといって、毎食お肉を食べないといけないわけではありませんよ!
良質のたんぱく質を摂取するために、それぞれの性質を知っておきましょう。
さて、毎日牛肉というのも経済的にたいへんですし(^_^;)
脂も気になるところですね。
ですので豚や鶏の出番が多いのが普段の食卓ですよねぇ。
というわけで、今日は庶民の見方(!)鶏肉についてお話していきましょう。
ニワトリは代表的な家禽で、世界中で日常的に食用とされています。
日本ではブロイラーが一般的ですが、最近では地鶏の良さが見直され、
各地の特産品として全国区になってきていますね。
名古屋コーチンや比内鶏なんか有名です。
牛肉や豚肉と比べると、鶏肉は脂肪が少なくてヘルシーだと一般的にいわれます。
ただし、皮の部分に脂肪がありますので、皮つきでいただくと
けっこう脂が多いんです。
気になる方は皮を取り除いて調理するようにしてくださいね。
ただ、手羽先などはコラーゲンがたっぷりですので、もっと利用して
いただきたいです。
コラーゲンというのはたんぱく質の一種で、鶏の皮膚や軟骨部分に非常に多く
含まれています。
お肌や髪をつややかにし、関節の潤滑油となり、目にもいいですし、全体的に
老化を防ぐというステキ♪(笑)な成分です。
でもね、ビタミンCを一緒に摂るのがポイントですよ!
必ずお野菜もしっかり食べてくださいね。生野菜や果物だけでなく、お芋などは
加熱してもビタミンCが壊れにくいのでおすすめです。
鶏肉のたんぱく質で特徴的な点はメチオニンという成分が多いことです。
これは必須アミノ酸のひとつですが、血液中のコレステロール値を下げ、
活性酸素を取り除く作用があります。
人間の体内では作り出せないので、食物から摂り入れる必要があります。
主に肝臓で働き、毒素や老廃物を排除して代謝を促進してくれるんです。
不足すると肝臓の機能が衰え、コレステロール値が上がったり、
動脈硬化やむくみの原因となったり、感染症にかかりやすくなったりします。
また、脂肪肝を予防する働きがありますよ。
では漢方的に見ていきましょう。
性質は温性、潤し、気を昇らせる働きがあります。
臓腑では脾と肺に入りますが、五行でいうと木性、つまり肝臓のグループです。
肝といえば東洋医学では春の季節と関係がありますよ。
というわけで、西洋医学的にも肝臓によいとされるところは共通ですね。
効能を見てみると、益気養血、つまり気と血を補います。
温中補脾、つまり胃腸を温めて丈夫にします。
そして、補腎益精、腎の機能を回復して生殖機能を高めます。
どういう体質の方に向いているかといえば、やはり胃腸が弱い方です。
自信のある方でも、ちょっと体調を崩したときとか、病み上がりだとか、
そういったときには鶏肉のおかゆを食べるといいですよ!
逆に、体力があって常に食べすぎている方や、高血圧ぎみだったり
熱っぽい方には向きません。
身体に余分な熱をこもりやすくしますので、症状が悪化します。
また、冷え症の方にもそれほどよい働きをしてくれるわけではありません。
食べ過ぎると負担がかかりますので、控えめがよいでしょう。
鶏のきも(肝臓)、レバーは、文字通り肝臓の弱い方に向きます。
鳥目や貧血の方は鉄分やビタミンB2の補給ができますので、
積極的に摂るといいですね。
もともと高たんぱく、低脂肪でヘルシーな鶏肉なんですが、
現代ではブロイラーの普及で脂肪分が高くなりつつあるようです。
皮付きのモモ肉のから揚げ、となるとかなりカロリーだったりします。
脂肪が気になるのでしたら胸肉やササミ、美容のためには手羽先の煮込み
といったように、上手に利用しましょう。
私は塩コショウしお酒をふりかけて一晩置き、網焼きにするのが好きです。
簡単でしょ。脂が落ちていいんですよ。
インド料理のタンドリー・チキンも大好きです♪
さて次回は梅を取り上げてみましょう。
ん~ 口の中に唾が湧いてきますね(^_^;)
どうぞお楽しみに!
また次回お会いしましょう。