春の味覚-ちんげんさい(20090507)
2009-05-09
こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
ゴールデンウィークはいかがでしたか?!
今日は中国野菜のチンゲンサイについてです。
青梗菜、と書きますが、油菜ともいうそうです。
確かにアブラナ科の野菜なんですね。
30~40年くらい前に日本に入ってきたそうなので、比較的新しい野菜ですね。
日本ではハウス栽培されることが多く、一年中出まわります。
路地ものでは、冬のものが霜にあたって葉がやわらかくなり、おいしいそうですよ。
プランターなどでも比較的簡単に栽培できるそうですので、家庭菜園向きです。
緑黄色野菜ですので、ベータ・カロチンが豊富です。
油との相性がいいので、調理の際は炒めるのがおすすめです。
すぐに火が通るので、手早く炒めればビタミンCも残ります。
カリウムやカルシウムなども多く、胃酸を中和して胸焼けを解消します。
そして注目したいのが葉酸です。
造血ビタミンですね。
不妊症の方や、妊婦、授乳中の女性の味方です。
チンゲンサイには鉄分も含まれますので、貧血予防のためにはとてもいい野菜です。
さて、漢方的に見ていきましょう。
性質は涼性、降作用があり、五味は甘、苦、辛味です。
臓腑では、心、肝、脾、胃に入ります。
清熱作用といって、体の余分な熱をさましてくれます。
通利胃腸作用は、胃腸の老廃物を取り除き、健康にしてくれます。
破結散血作用は、血行障害を改善してくれます。
体質では、一番向いているのは食べすぎ・飲みすぎで消化不良ぎみの方です。
熱っぽい方、高血圧の方、「陰虚体質」の方にもよいでしょう。
逆に、冷え症だったり、もともと胃腸が弱いタイプの方には向きませんよ。
ちょっとこのところ食べすぎちゃってるなっていうときに、ぜひどうぞ!
クセがないですし、あく抜きもいらないので、手軽に使える野菜です。
私はシンプルな青菜炒めが好きですね。
塩味か、ちょっとオイスターソースを効かせるとおいしいですよ~♪
さて次回は精がつく! として有名なニンニクを取り上げてみましょう。
どうぞお楽しみに!
また次回お会いしましょう。