胃経のポーズ(20100624)
2010-06-24
みなさん、こんにちは。 はりきゅう師の石原幸です。
梅雨に入り、不安定な天気が続いていますね(>_<)
この時期は湿度が高くジメジメ不快感。何となく身体も重だるく、食欲も落ち、
食べても何だか調子が上がらない・・・ なんて感じてはいませんか?
東洋医学的に見てみると、高い湿度は特に消化機能を弱らせやすく
胃もたれや消化不良を引き起こす一因となります。
特に胃は食物を消化して五臓六腑にパワーを与える大事な役割をするところ。
ですから、ここを滞りなく元気に保つ事が、日々の活動を支え
健康な生活の元になります。
胃の調子が悪いために、体全体がつらくて元気が出ない・・・という経験は
誰もが一度は経験しているのではないでしょうか?
そこで今回は胃の不調を解消し元気に夏が迎えられるように、
胃に関わる経絡(気血の流れ)に関するヨガのポーズをご紹介したいと思います。
胃に関係する経絡は
目の下に始まり→のど→胸→おなか→そけい部→太ももの前側→膝→
すねの前外側→足の人差し指で終わります。
ここの気の流れが滞ったり不足したりすると、食べ物の消化吸収が
うまくいかなくなります。
甘いものや脂っこい物の食べ過ぎや、イライラしすぎの方は要注意です!
また、経絡の流れる場所に関連して頭痛や鼻炎、肌の黒ずみ、歯の痛み、
腹部の張りや膝の痛みなども引き起こす場合もあるんです。
そんな体の"サイン"に気付いたら、まずはこの胃経のポーズを試してみて
くださいね。
今回から画像での解説もアップしましたので参考にしてください。
1.正座から両足をそれぞれ外に開いて座ります(割り座)
両手を少し後ろにつき上半身を軽くそらせます。
ポイント→両足の甲はしっかりと床につけましょう
呼吸を調えましょう
2.片肘づつ、ゆっくりと床に着き上体を肘の力で支えます。
ポイント→足の突っ張りに限界を感じたらこの体勢で胸をはって
呼吸を深めましょう 頭をもたげる場合は口を閉じてくださいね
3.ゆっくりと完全な仰向けになります。
頭の上でお互いの両肘をつかむようにし、体の伸びを感じます。
筋肉の緊張、腰の浮きがだんだんと解消されていくのを感じながら、
数分間このポーズをキープします。
ポイント→体の力を抜き、自然な呼吸をしましょう。
いかがでしたか?
無理なくリラックスしながら、ポーズを深めていきましょう!
それでは次回はかわかみひでと先生が自然をテーマにお届けします。