夏の味覚-あぼかど No.1(20100708)
2010-07-09
こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
昨日は七夕でしたが、みなさんのところでは星空が見えたでしょうか?
梅雨明けまではまだまだですね。
さて、先日ゲストの方からアボカドをもっと食べたいけど、
どうやって食べたらいいんでしょうね? と質問をいただきました。
最近スーパーでも簡単に手に入るようになったアボカド。
今日はアボカドを取り上げて詳しく見ていきましょう。
アボカドはメキシコや中央アメリカ原産のクスノキ科の植物。
熱帯、亜熱帯で育つので、日本では比較的新しい果実です。
果実、といっても、甘くないので野菜のイメージが強いでしょうか。
日本語では、表皮の見た目からワニナシと言ったりもするそうです。
日本ではわずかに和歌山や愛媛県など温暖な地域で生産されているようですが、
ほとんどがメキシコからの輸入品です。
本場メキシコではサルサに欠かせない食材で、日常食のトルティーヤにつけて
食べるのですね。
これからの季節のアボカドは油のりがよく、特にねっとりしておいしいそうですよ!
ただ、買ったばかりのものはまだ完熟していないため、すぐに食べると固いし、
苦いのです。
常温で放置し、皮の色が黒くなって実が柔らかくなれば食べごろです。
アボカドは「森のバター」と言われるくらい脂肪が多いのが特徴です。
ギネスブックにも世界一栄養価の高い果物として載ってるそうなんですよ。
でも脂肪というと敬遠されそうですが、怖がる必要はありません。
2割も含まれる脂質のほとんど(80%)は不飽和脂肪酸なので、
血中コレステロールを増加させることはありません。
若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEも非常に多いのです。
抗酸化作用で、老化防止に効果があります。
ほかにもリノール酸、オレイン酸など、健康食として注目されています。
太りにくい体質づくり、血行促進、動脈効果の予防などにも役立ちます。
最近では肝機能を強化する効果が期待できるという研究報告もあります。
ただし、カロリーは多目です(;^_^A) ので、食べすぎはよくないですね!
切ったものは変色するのでレモン汁をかけ、ラップをして冷蔵庫で保存しましょう。
おいしいアボカドの見分け方ですが、
ヘタと皮のすき間があまりなくて、皮が黒く、張りがあってツヤツヤしていること。
過度に柔らかすぎるのは避けましょう。
後は購入してから常温で追熟させるのです。
アボカドを食べたら種をきれいに洗ってから水耕栽培すると
割と簡単に芽が出て観葉植物になりますよ。
ただし、冷蔵庫保存したものは芽が出ないことが多いそうなので、
常温保存しましょう。
次回は東洋医学的に見ていきましょう。
どうぞお楽しみに。