【経絡ヨガ】究極のリラックスのポーズ・シャバアーサナー(20110505)

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【経絡ヨガ】究極のリラックスのポーズ・シャバアーサナー(20110505)

2011-05-05

こんにちは、鍼灸師の石原幸です。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?

忙しさから解放され美しい新緑のなかで心身共にリフレッシュした方や、
おうちでのんびりゆっくり過ごされた方など、それぞれの方法でリラックスされた
ことでしょう。

さて、普段から我々はリラックスと一口に言いますが、皆さんは心身を解き放って
真の意味でリラックスできているでしょうか?

「リラックス=睡眠」とばかりにただ惰眠を貪ったり、だらだらと何もせずに
時を過ごしても、いまいちスッキリせずに、むしろ疲労を感じてしまった経験は
ありませんか?

ヨガではリラックスとは自らが積極的に得にいくものと考えます。
ヨガは緊張と弛緩(ゆるむこと)、つまり動と静の調和をはかりながら行います。
激しいポーズをとったあとの「休息」のポーズは、身体を休ませることで
気のめぐりを調え、心身のバランスを取り戻してくれます。
どちらか一方が極端に多くてはそのバランスがとれません。
日常で置き換えるならば、忙しく動き過ぎても、だらだらと休み過ぎてもダメだ
ということですね。

今日ご紹介する<シャバアーサナー>は、究極のリラックスのポーズです。
これはヨガの動きの合間や終了時には必ずといって良いほど登場するポーズです。
「静」のポーズの代表格で、激しい動きによって刺激を受けた部分の気の流れを感じ、
その流れが全身に行き渡るのをじっくり味わうことができるポーズです。
今までご紹介してきた数々のポーズの合間や終わりには是非取り入れていただきたいと
思います。
そして、普段からお仕事や家事にお忙しくされている方にもお薦めです。
ちょっとした時間を使ってとれる簡単なポーズですから、気軽に挑戦して積極的な
リラックスを手に入れてください。

<究極のリラックスのポーズ・シャバアーサナー>

1・仰向けに寝て手足を軽く広げます。
  *身体の正中線が曲がらないように意識します。
2・両手は上向きにして、腕は30度位にを目安に広げます。
  *角度はあくまでも目安です。ご自身の心地良いところに手をおきましょう。
3・目を閉じて、奥歯を噛みしめず、口元、眉間をゆるめます。
  意識はお臍の下の丹田に集中させます。
  *全身の力を抜き地球の重力に身を委ねる気持ちで。
   心を空っぽにしましょう。

いかがでしたか?
形としては寝っころがっているだけのポーズですからちょっぴり拍子抜けしたでしょうか?
実はこのポーズは数あるヨガのポーズのなかでもっとも難しいと言われています。
確かに完全に力を抜くのはとても難しいこと。
人は眠っている時でさえどこかしらに力が入っているものですから、
完全な弛緩状態は至難の技なのかも知れません。
しかし、日常生活に即して行う経絡ヨガにおいては、あまり気負わずに休息と思って
気楽に行ってください。
そうして行くうちに、弛緩の要領が身につき、気の流れが整いやすくなっていきます。
入寝時にベットでこのポーズをとっていただくのもいいですね。

今まで石原が担当させていただいた「経絡ヨガ」をご愛読いただきありがとうございました。
約1年間、皆様のもとにこのような形で配信させていただいておりましたが、
今回をもちまして「経絡ヨガ」を終了させていただきます。
少しでも皆様の健康のお手伝いが出来ていれば幸いです。
今後はひきつづき近藤琉水先生と新しく岡井志帆先生が馬場聖鍼堂より
皆様のお役に立つ情報を発信させていただきますので、
お楽しみください。
最後になりましたが、皆様のご健康と夢の実現を心よりお祈りしています。



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