【不妊カウンセリング】心のブレーキ(20111215)
2011-12-16
こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。
いよいよ年の瀬ですね。
慌てず、落ちついていきたいところです。
年末が近づくにつれて慌しく、気持ちもザワザワしてきますよね。
ベビ待ちのみなさんにとって、今年はどんな一年でしたでしょうか。
ひょっとしたら「今年も妊娠できずに終ってしまう・・・」なんて
悲しくなって落ち込んではいらっしゃいませんか?
今日はそんな悲しい気持ちへの処方箋をお届けしましょう。
新年に「今年こそは!」と決意された方も多かったのでは。
お誕生日に「○×歳中には!」と願いをかける方も。
妊娠したい、赤ちゃんがほしい、この胸に抱きたい、
という夢や希望はとってもプラスな気持ち、願いです。
そんな願いがかなって授かった命は、それはそれは可愛く、
愛しい我が子となるでしょう。
最初は誰だって「ほしい」と思って”子づくり”をしたらすぐにできるものだと
考えていますね。
でも、子どもは授かりもの。
すぐに来てくれることも、なかなかなことも、あるのです。
思っていたよりも長く妊娠しない期間が続くと、誰でも不安になるものです。
だんだんその不安は大きくなり、病院で検査を受けます。
そして何かしらの原因を告げられ、衝撃を受けます。
「私は不妊なんだ・・・」
赤ちゃんがほしいというプラスな気持ちは身体をよい方向へと導きます。
車のアクセルのように、身体をどんどん妊娠に向けて押し出してくれます。
かわいい赤ちゃんの姿を想像したり、抱っこしているところをイメージすると
さらにアクセルをふかせることができます。
ところが、「私は不妊なのかも」「私は不妊症」と考えたとたん、
それは心のブレーキとなります。
ブレーキのせいで身体は緊張し、血管は収縮し、ホルモン分泌も乱れ、
悪いほうへ、悪いほうへと身体を導いてしまいます。
東洋医学的に言えば、気血のめぐりがどんどん悪くなるのです。
さらに「私は一生子どもを産めない」なんて考えようものなら、
ほんとうにそのような結論へと身体を向かわせてしまうのです。
方や、「妊娠したい」とアクセルを踏みながらも、
「できない(かも)」とブレーキを強く踏み込んでいたら、
いったい車(=あなたの身体)は前に進むのでしょうか?
マイナスな考えにとらわれることは、想像以上にダメージを与えます。
不安になること自体が、もうダメージなのですね。
たとえば体外受精で胚移植をしたときでも同じです。
「今度こそ!」と願いながらも「今回もダメかも」って不安がよぎりますよね。
もちろん、それは成功しなかったときの落胆を避けようとする守りの
気持ちが働くからでもあります。
ただ、「ダメかも」と思ったとたん、それは卵ちゃん、
あなたの赤ちゃんとなる卵ちゃんを”攻撃”しているものと考えてください。
不安な気持ちは毒となります。
お母さんは、どんなときも、最後まで、子どもの味方であるもの。
「今回もうまくいかなかったらどうしよう」なんて考えは封印して、
ひたすらに卵ちゃんのがんばりを応援してください。
たとえ何があっても、です。
いつでもアクセルだけを踏んでいてほしいのです。
今日はちょっと手荒な処方箋かもしれません。
ですが、いざというとき、噴出してくる「不安な気持ち」を一旦棚上げしたり
とにかく忘れるとか打ち消すとかして、ブレーキから足をはずすことが
大事なこともあるのですよ。
心と身体は一体です。
心のブレーキがあなたを追い込まないように、
あなた自身で守ってほしいのです。
どうしても悪いほうに考えてしまう方、
無理矢理にでも笑いましょう。
漫才でもコントでも、コメディ映画でもかまいません。
とにかく笑えば身体の緊張もほどけ、心があったまってきますよ。
どうぞ心の冷え症にもご用心!
いかがでしょう。
明るい気持ちで年の瀬をお過ごしくださいね。
それでは、次回はなんと石原幸先生がカムバックです。
どうぞお楽しみに!!!