【妊娠力アップのためのライフスタイル】東洋医学との付き合い方(20120223)
2012-02-23
こんにちは、鍼灸師の石原幸です。
少しずつですが、ようやく昼間はぽかぽか陽気の日が増えてきました。
午前中に降り注ぐまぶしい太陽の光を浴びていると、春の足音を感じます。
とはいえ、まだまだ寒い日々。とくに日中と朝晩の気温差が増すと洋服選びに困ります。
冷えが大嫌い、ちょっとでも冷える事を許さない私は、真冬に使用している
厚手のタイツを春先まで使います。
これからどんどん薄着になっていく季節ですが、上着の着脱で気候の変化に対応して、
下半身はしっかり守る作戦です。
お洒落を優先しすぎるあまり、冷えに対する意識が薄れるのがこの季節。
油断せずに冷え対策を万全にして過ごしましょうね。
さて、妊娠力UPのためのライフスタイル。今回は東洋医学との付き合い方について!
東洋医学といっても鍼灸治療だけではありません。
鍼灸をはじめ漢方薬や気功など中国大陸を中心に発達したものからインドのヨガや
アーユルヴェーダなど、アジア全体が含まれますが、現在の日本では国家資格が必要な
鍼灸師、薬剤師の行う行為が医療として広く認知されていると思います。
近年はこういった代替医療への理解が進み、西洋医学だけではカバーしきれない
包括的な体質向上や予防医学としても人気が高まってきているようです。
西洋医学は部位を、東洋医学は身体全体を診ると言われているように東洋医学では個々人の
体質や弱点に注目して、そこを改善することによって身体の不調を改善していきます。
赤ちゃんを望む多くの方も、これらを利用して体質改善を図ったり
高度医療の補完の為に取り入れたりしていますね。
馬場聖鍼堂のゲストの方にも高度生殖医療を行いつつ鍼灸治療を受けにいらっしゃっている
方もいれば、西洋医学に抵抗を感じて鍼灸での体質改善で妊娠を目指す方など様々です。
どのような形で妊娠を目指すかはもちろん個々の判断ですが、何を選択するべきか、
東洋医学って本当に効くのか?という点で迷われてる方も多いのではないでしょうか。
高度医療での治療に迷っている方にも、ある程度段階を進めていらっしゃる方にも
鍼灸や漢方薬などを利用される事はおススメです。
結果がでなかったら意味ないし・・・と短絡的に考えないでいただきたいと思います。
東洋医学の良い点は身体全体を診るという点です。
東洋医学に触れるという事は、鍼をしたり漢方薬を飲むというだけでなく、
専門家が見立てた私自身の体質を知り、生活の中で改善していけるという事なのです。
これを証立て」と言いますが様々な原因で起こっている身体の不具合を
自分の気付かない観点からアドバイスしてもらえるのです。
そしてもうひとつ東洋医学の良い点は、西洋医学と拮抗するものではなく
足りないところを補ってくれる存在だという点。
高度生殖医療を進められていてもそれの手助けとなってくれます。
ただ体質改善の要素が大きいですから、一度鍼灸や漢方薬に挑戦して
結果がすぐに出なかったからといって投げ出さないでくださいね。
短くても半年はじっくりと取り組んで、身体の変化を感じてみてください。
妊娠を希望されている方にとって、半年という期間がどういうものなのか、
我々もよくわかっていますが正しい証立てと生活の改善で確実に身体は変わっていくので、
急がば回れとゲストの方にはしっかりと取り組んでいただいているのです。
また、鍼灸と漢方薬も決して拮抗するものではありませんよ。
むしろこの両者は車の両輪に例えられているほど相性が良く、
同じ証立ての基に鍼灸治療を受け漢方薬を処方される事で相乗効果が期待されます。
もちろんどちらか一方でも充分に効果は期待できると思いますので、
信頼のおける専門家へご相談されてみるのもよいのではないでしょうか?
正しい知識をもって自分で選択していく事で充実した妊活ライフをお過ごしください。
そして実りある将来をお祈りしています。