【食養生で妊娠力アップ!】レモン(20120308)
2012-03-12
こんにちは。
はりきゅう師の近藤 琉水です(^^)
啓蟄に入り、お天気が早い周期で変化しています。
春はもうすぐそこですね♪
今日はクエン酸の名前の由来となった果実、枸櫞(くえん)=檸檬(レモン)を
取り上げてみます。
知らない人はいないお馴染みの柑橘類ですが、大好きって方はそんなにいないかも?
果物というよりは、香りや風味付け、脂っこいものもサッパリいただけるという
爽やかな酸味の効果で調味料的な位置づけでしょうか。
でも、キャンディーやケーキなどのお菓子類では「レモン味」は欠かせませんね。
そのまま食べると・・・想像するだけで唾が湧いてきます(^_^;)
原産地はインド北部。けっこう背の高い樹木になります。
果物としては酸味が強いのでそのままガブリとはいきませんが、
果汁は世界中のお料理や飲料で利用されています。
日本には明治初期に入ってきたそうですので、比較的新しい果実です。
アメリカなどから輸入されるものがほとんどですが、国内では冬でも暖かい地方で
栽培されてます。
栄養成分としては、レモンといえばビタミンCの宝庫ですよね。
クエン酸ですね。
生のレモン100gで100mg、ジュースでも50mg含まれています。
成人の1日の必要量は100mgですから、レモン1個を食べればOK!ということですね。
クエン酸の効能としては、まず乳酸を分解し代謝に役立ちますので、疲労回復に
効果絶大です。
筋肉痛の回復にもいいですね。
脂をサラサラにする働きがあるので、揚げ物などに添えられているのは
理にかなっているのです。
たんぱく質の分解や消化も促進してくれるので、レモンは飾りだけではありませんよ!
ビタミンCといえば美容分野ではもてはやされていますね。
お肌のたるみやしみ、くすみなどのトラブルの原因となるコラーゲン不足を解消して
お肌のアンチエイジングや美白効果があります。
もちろん、お肌だけではなく、骨や血管だって丈夫にしてくれます。
骨粗しょう症や脳卒中・心筋梗塞の予防になるそうです。
他にも、免疫力を高めたり、風邪の予防にもいいですね。
香りの成分は記憶をつかさどる海馬の働きを活性化してくれますので、
記憶力や集中力を高めるのに役立ちますよ。
勉強するときにほしいアロマ効果ですね。
それでは漢方的に見ていきましょう。
性質は平なので、寒熱の偏りはありませんが、収斂作用が強いです。
臓腑は胃に入ります。
東洋医学的な効能としては、
化痰止咳、つまり痰を除き、咳を止めます。
生津健脾、唾液をよく分泌させ、胃腸の働きをよくします。
体質的には、酸味が強いので陽虚で胃腸が弱い方は要注意ですが、
胃腸が強くてついつい食べすぎちゃう、という方には絶対おすすめです。
お料理にどんどんレモンを絞っていただきましょう!
アンチエイジングに役立つということは、女性にうれしい食材ですよね。
できれば無農薬、有機栽培のものを求め、皮ごと摂取するのがおすすめです。
スポーツをする方は、レモンのハチミツ漬けが効果的ですね。
筋肉疲労にすばやく効いてくれます。
乾燥に弱いので、切ったら断面をラップで包んで冷蔵庫保存です。
よく機能性食品で「ビタミンがレモン○○個分!」なんてうたわれておりますが、
そんなに摂っても余分なぶんはどんどん尿で排出されていくだけです。
まとめて大量に摂るより、こまめにちょっとずつのほうが効果的ですよ。
アンチエイジングのためにも、風邪の予防のためにも、
食事にはくし形レモンを添えて、お料理に絞っていただきましょう。
昔インドをよく旅していた頃、市販されている清涼飲料水がすべて甘ったるく、
それでも暑くてのどが渇くので何かスカッとするものを飲みたい! というとき、
生のレモンをコップにギュッとしぼり、炭酸水をついでゴクゴク飲んでいました。
甘くないキリンレモン? 三ツ矢サイダーです。
結局これが一番おいしかったですねぇ。
なんだかこの原稿を書いてるあいだ中、どんどんツバが湧いてきちゃったのでした。
(;^_^A)
次回はメルマガ初登場! 足立繁久先生の【2人目未妊】のお話ですよ~!
どうぞお楽しみに。