【季節の養生法】春先編(20120405)

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【季節の養生法】春先編(20120405)

2012-04-02

こんにちは。

はじめまして。 研修生の池田由芽(いけだ・ゆめ)です。
この度、新しく研修生として馬場聖鍼堂のキャストに仲間入りさせて
いただくことになりました。
どうぞこれから宜しくお願いします。

4月に入り、エイプリルフールも終わり、本格的に春到来! という感じですね。
でも、まだまだ冷え対策は怠れません。
昼はポカポカ陽気でも、朝晩は冷えるのがお決まりのパターンです。
せっかく楽しみにして出掛けたお花見のはずが、
思いのほか気温が上がらず、身体が冷えて気分は冬に逆戻り(゜-Å)
なんてことにならないためにも、寒さ対策は万全にしていきましょうね。
そして思う存分、春の季節を楽しみましょう。

春と言えば見逃せないのが”花粉症”。
ひどい場合は脳がパンパンに腫れたような感じがして、
頭がぼーっとしてしまい、集中力が低下したりして日常生活にまで
支障を来すので、とっても辛いですね(ToT)
鼻づまり、滝のように流れる鼻水、目の痒みなどの花粉症独特の症状は、
これまでに脂っこいものや甘いものなどの食べ過ぎ等食事の不摂生などにより
少しずつ蓄積された「身体の毒」が排出されて起こるのです。

鼻をかみすぎて鼻の皮がむけるなど辛いこともありますが、
出るものはどんどん出していったらいいんですよ。
逆を言うと、身体の中に毒が溜まっているのに症状としてまったく現われないと、
体内に溜まった毒が体外に排出されないために、
癌やポリープができてしまったりという結果につながることもあります。
ですので、体内の毒を出すという意味では、
花粉症も身体にとってはいいことなんですよ!

花粉症でない方でも、春はぼーっとしがちな季節です。
その東洋医学的な理由の一つとして、
春は肝臓の気が高ぶりやすいということがあります。
これは東洋医学の”五行”の関係で、春が肝臓と関わりが深いことによります。
この肝臓の気が高ぶった状態が続くとイライラしやすくなり、
交感神経が優位な状態になったり、
精神的な興奮状態によって寝つきが悪くなってしまいます。

そうなると、昼間に睡魔が襲ってくるようになるので、ぼーっとしてしまうのです。
今の時期、こういった症状を持つ方が多く見受けられます。

またストレスの影響によっても肝臓の気は高ぶりやすくなります。
ストレス社会といわれる現代の社会ではストレスがない人はいないでしょう。
自分では気付かないうちに、実はストレスとなってしまっていることがあります。

我々生体は、ストレスを感じると脳の視床下部という所を通じて
自律神経系や内分泌系に影響を及ぼし、身体に抗ストレス反応が生じます。
ストレスを感じると、血圧上昇、心拍数増加、不眠、胃潰瘍など他にも
さまざまな症状が現われるのは、こうした生体反応が生じているためなのです。

ストレスを感じることにより分泌される副腎皮質ホルモンは
脳の「記憶」の働きと関係が深い「海馬」の細胞を死滅させてしまうと言われています。こういったことから、ストレスが私たちの身体に与える影響は計りしれません。

ストレスが溜まってイライラ~といった状態にならないためにも
軽い運動をして気血の流れを良くしたり、
腹式呼吸でリラックスして吐く息を長ーくするように意識して行い、
身体に必要な十分な酸素の吸収を促しましょう。
交感神経が優位な状態にはリラックスが一番です。
ゆっくりとお風呂に入り、身も心もリラックスしながら身体の芯まで温まることで
気血の流れはさらにUPします。
脂ものや甘いものなどは控え、旬の食べ物を楽しむのもいいですね。
旬といえば、私は最近美味しい竹の子をいただきましたv(≧∀≦)v

普段から心の持ち方を変えようと意識してみるのも一つの方法ですね。
例えば日常生活で何かに失敗してしまった時・・・
落ち込むことも当然あると思います。
しかし! その失敗から得るものがあります。
それがとても大事なのです。
次に同じ失敗を繰り返さないようにしよう! と思い、実行すること。
それだけでも十分進歩していると思います。

また、もしその状況で自分を元気づけたり、励ましてくれる誰かがいたら
そのことがとっても幸せなことなのです。
自分を思ってくれている存在に気付ける瞬間・・・素敵ですね(^^)
大切なことなのに忘れてしまっていて
失敗をして悩んでいなかったら気付けていなかった、
ということも多々あると思います。

こうしたことを意識して春の病症に打ち勝って、
別れの季節でもありますが、出会いの季節である春を
存分に満喫していきましょう\(^▽^)/

次回は二人目未妊、足立先生の担当です。
どうぞ、お楽しみに~!



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