【身体づくりで妊娠力アップ】頭のマッサージ(20120712)
2012-07-12
こんにちは!
はりきゅう師の岡井志帆です。
梅雨まっただ中の関西です。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今年は、もの凄い雷雨が一日3回も4回も発生したり。
激しい梅雨ですね。
しとしと雨なら、お買いものがてら外に出かける気にもなりますが。
ここまで激しいと、お家にいたほうが安心かもしれません。
いつもは、お家でできる「身体を動かすことで妊娠力アップを目指す方法」
をご紹介していますが、
今回は、「運動して身体を使う方法」ではなく、
「マッサージで筋肉を動かす方法の一つ」をご紹介したいと思います。
今日は、「ストレスで滞った気の巡りをマッサージでよくする!」
をテーマに取り上げていきますね。
東洋医学では、気の巡りを調整してくれているのは
肝と胆という経絡です。
陰陽五行説という「なんでも陰陽にわける。
なんでも五つの種類(木・火・土・金・水)にわける。」
という東洋医学の考え方でいうと、「木」にあたります。
「木」は、季節でいうと春。
新芽が出たり、上へ上へとのびのび成長していく様を
表しています。
「やる気」にも関係していて、私たちが「やる気満々」
「自由にのびのび」活動できているのは、この肝胆の経脈が
満ち足りていて滞りなく働いているからです。
では、気が滞る状態とはどうでしょう?
「やりたくないことを押し付けられる」
「思うように物事がはこばない」
「やることが多すぎて、処理しきれない」
このような状態になると、みなさん「イライラ」してきませんか?
肝胆の気を必要以上に燃えたぎらせて「無理して頑張ろう!」
とすると、頭にばっかり気と血が集まってしますのです。
こういう時は、足を動かして気と血を下に送る手助けをしてやると
上下にきれいに気が巡りだし、血が下に巡り、
心と身体のバランスが取れていきます。
いつも座ったままで頭ばっかり使うお仕事が多い方、
身体を動かさず、お家でゴロゴロして考えごとばかりしている方。
そんな方たちは、肝胆の気が上に上がってばかりで、
イライラがたまってしまいます。
では、運動をしないで頭に上がった気を巡らす方法です。
方法は簡単です。頭をマッサージするだけです!
最近は、パソコンを使ったお仕事も多いです
肩は凝るし、目も疲れる。脳はオーバーワークでカッカしている!
そんなときは、頭の筋肉もカチカチいなってしまっています。
また、必死でお仕事している人は
自然に歯をくいしっばって頑張っていますよね。
口をぽかーんと開けて仕事している人は頑張れますか?
歯を食いしばる筋肉は、側頭筋といって耳の上から後ろあたりに在ります。
なので、一所懸命何かに打ち込んでいると
ここの筋が緊張してしまうのです。
頭を洗うだけでも、頭の緊張は緩みます。
暖かいお湯で血流がよくなり、いつも以上にしっかり
頭皮をマッサージしながらシャンプーすると
頭の緊張が緩んできます。
お気に入りの香りのシャンプーを使うとよりいいですね。
美容院で頭を洗ってもらったり、頭を触ってもらうと
癒されるのもその効果が在るからです。
もちろん、自分でセルフマッサージもできます。
頭のてっぺんを優しく指で押していきます。
頭の緊張が緩んできたら、指で圧迫したまま
少し頭皮を動かすように揺らします。
頭のてっぺんから、
少しずつ前、後ろと範囲を広げていきます。
最後に、耳の上・後ろをガシガシ揺らします。
後頭部もガシガシしましょう!
頭に血が流れていくのがわかります。
とっても気持ちがいいですよ!
おでこやコメカミ、歯を食いしばってプクッと
ふくれるほっぺたの所もためしてください。
東洋医学の話にもどると、肝胆の経絡は足から頭まで
上がっていきます。
なので、頭を触ると気の巡りがよくなり、
気が巡ると血の巡りもよくなるのです。
また、生殖器にも関係が強い経絡です。
気を巡らせれば、子宮にも血が巡り
高温期の状態をよくしてPMSをなくしたり、
着床をスムーズニすると考えられています。
お仕事がお忙しい妊活女性の皆さま。
疲れたときは、手を止めて。
ちょっと頭をリラックス。
マッサージしてみてくださいね。
雨で外に出かけられずに、気分がふさぎがちな
方も同じです。リラークス、リラークスですよ!
次回は、足立先生です。
よろしくお願いします。