【季節の養生法】冬きたる編(20121130)
2012-11-30
こんにちは。
はりきゅう師の池田由芽です(^^)
もうすっかり空気は冷たくなって
冬モードが日に日に増していっています。
カレンダーを見ると
もう12月に突入しようとしています。
季節が移り変わりは早いですね~!
12月にはクリスマス、その後にはお正月♪
と、楽しいイベントが目白押しです(^^)
今日はそんな楽しい冬の養生を
ご紹介したいと思います。
冬は植物は枯れて、動物や虫は地に戻り
冬眠をする季節です。
「気」を体内に集めて、春に備えて
エネルギーを回復させたり、補充したりしましょう。
【心の養生】
冬は志を心の内に秘めて過ごすといいです。
やる気や元気を無理に出して頑張ると、
生命エネルギーである「気」を外に出してしまいます。
そして、心も身体も冷えてしまい
結果として消耗することになります。
「気」をためている「腎」の働きを弱らせないために、
はやる気持ちを抑えて、春を待ちましょう(^^)
【身体の養生】
冬の寒さは、身体を冷やし、
四肢は縮こまりやすくなります。
そのため、血液循環が悪くなり、
余計に冷えを感じる悪循環です。
冷えは多くの病気の再発や症状悪化を
招く原因になりますよ。
なので足・腰などを特に冷やさないように
日々を送ることがとても大切なんです。
冬はエネルギーを蓄える季節なので、
ダイエットは控えてください。
それから、いつも口にしていますが、
腎を補うには睡眠が一番です。
それもできるだけ良質の睡眠を
できるだけたくさん
夜にとることが大切ですよ。
理想の時間(ゴールデンタイム)は
22時~2時の間ですよ。
【食養生】
温める食べ物でまず思いつくのが
『生姜』ではないでしょうか。
生姜のスパイシーな強い香りは、冷えを飛ばして身体を温めて
血流をよくする働きがあります。
「血」の巡りがよくなるので、冷え性や
関節などに痛みをもつ人におすすめですよ。
「気」を補い全身に活力を与えてくれるので、
免疫力を高めたり、消化の働きを促します。
また生姜は腎にもいいので精力減退や風邪の
はじまりにも効果が期待できますよ。
冬と言えば、おでん。
その中に『大根』は不可欠ですよね!
大根には身体を温める性質があります。
また胃腸の働きをUPし、
食物の消化を良くしてくれます。
食べ過ぎたとき、腹痛や下痢のときにいいですよ。
特に麺類の消化には効果が高いので
よくうどんと大根おろしなどの組み合わせなどは
相性ばっちりですね。
また大根には痰を除去する働きもあるんですよ。
なので痰の多い咳にも効果的です。
意外なことかもしれませんが、
これは古い本にも書かれていることなんです。
今は空気も乾燥していて
風邪も流行っています。
今年の風邪は喉から始まったり、
喉の症状がきつかったりするケースが多いです。
咳が出ている人も多いです。
ぜひぜひ試してみたいですね。
またおでんと言えば『芥子(カラシ)』は
いるでしょ!
という方も多いのではないでしょうか(^^)
と言っている私はおでんに
芥子は付けない派なのですが・・・
そんなことはさておき、
芥子は肺や胃腸の働きをよくしてくれます。
気の巡りもよくしてくれるんですよ。
そして痰を取り除いてくれます。
また「お血(どろどろ血)」にも効果があり、
腹痛、咳、吐き気なんかにもいいそうです。
そして胃腸を温めてくれる働きがあります。
身体の中からポカポカ効果です。
身体の外から温めるのももちろん大事ですが
身体の中からもダブルで温めると
あおれだけ温まりやすくなるのは当然です。
冬の食生活は鍋やスープなど温まる食事で
お腹の中からポカポカ生活を心がけましょう♪
次回の担当は、
近藤先生です!
お楽しみに~o(^-^)o