【季節の養生法】ベビ待ちの梅雨対策編(20130517)
2013-05-17
こんにちは。
はりきゅう師の池田由芽です(^^)
5月も中旬です。
今週から全国的に一気に気温が上がり、
そろそろ、本格的に『夏』ですね。
半袖シャツのサラリーマン、
日傘をさす人も増えてきました。
こんな光景を目にするのにも慣れたことに
季節の変化を感じますね。
さて、夏のお話をしましたが、
その前に忘れてはいけないのが『梅雨』ですよね!
毎年、梅雨が来る度に体調がすぐれなくなる方、
いらっしゃいませんか?
梅雨でなくても、雨の日や湿気が強い日などに
頭痛がしたり、身体が重かったり、
他にもさまざまな症状を感じられる方が
多いと思います。
それは、身体の中にたまった余分な『痰湿』からくるものです。
『痰湿』とは水の循環がうまくいかず、
流れが停滞してできたものをいいます。
痰湿ができると、そのできた場所によって
さまざまなトラブルの原因になるのです。
呼吸器にできれば、ひどくせきが出て、
胸苦しさをおぼえます。
消化器にできれば、お腹が張って、
食欲がなくなったりします。
ひどくなると、食べてもむかむかと気持ちが悪くなり、
吐いてしまうこともあるのですよ。
また一度、痰湿ができると、
そこで水の流れがせき止められるため、
ますます循環が悪くなります。
血の中にも水は含まれていますので、
痰湿によって血流が滞れば、
その分、子宮や卵巣にいく栄養も
届きにくくなってしまいます。
また痰湿の影響で血の中の水も増えると
心臓にも負担がかかり、
動悸や息切れがしたりもします。
これはイメージしやすいですよね。
他にも痰湿はいろんなデキモノの原因にもなるので
皮膚にできればわかりやすいですが、
普段、目に見えない内臓にできると、
ポリープなどになったりすることもあるのですよ。
また痰湿の行動範囲は広く、
その影響は全身いたるところに現れます。
・全身がいつも重く、だるい
・手足が冷える
・顔や手足のむくみ
・頭痛、いつも頭が重い、
・めまいや吐き気がある
・太り気味、水太り
・水のような鼻水が出る
・便がやわらかく、下痢しやすい
・食後の眠気
・甘いものが欲しくなる
・舌苔がぶ厚い
・舌がむくんで大きくなり、歯形がつく
いくつあてはまりますか?
実際、日本人にはこのタイプが多いのです。
というのも日本は比較的、
湿気が多い国だからです。
この『痰湿』は東洋医学的な五臓六腑でいうと、
“脾臓”に関係します。
この脾臓は『湿』を嫌うと言われています。
脾臓が弱ると、先ほどあげた症状が
出てきやすくなるのですね!
脾臓は食べた物から血をつくるために
大切な臓です。
その血がしっかりつくられると、
子宮や卵巣にも栄養が行き届きます。
妊娠力アップには欠かせない存在ですね。
妊娠力アップのためにも
梅雨の時期を快適に過ごすためにも
痰湿をつくらないお身体を
つくっていきましょう(^^)
ということで、目指すは
『水はけのよいお身体づくり』です。
そこでおすすめなのが
“ウォーキング”です。
30分以上歩いて、しっかり汗をかくことが
大切です。
手足は脾臓と関係しているので、
大きく手をふって、大股で歩くことで
より脾臓が元気になります。
脾臓は胃腸と表裏一体の関係です。
脾臓が元気になると、
胃腸も元気になりますよ♪
今はお天気の日が続いていて
快適な気候なのでウォーキングにもぴったりです。
この気持ちの良い季節はそう長くは続きません。
お花や緑もきれいで、今はあちこちにバラが咲いています。
ウォーキングをしながら、
今ならではの季節を堪能しませんか?
脾臓は土の性質を持っているので
土を触るのも脾臓の癒しになりますよ(*^-^*)
今は、子宝アサガオのシーズンです。
アサガオの種をまいたり、
土に触れているだけでも
心身ともに癒されますよ♪
次回は近藤先生の担当です。
お楽しみに~♪