【食養生で妊娠力アップ】グレープフルーツ(20130530)
2013-06-07
こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
今年はいつまでも冬が居座り、気温が低い時期が続きました。
例年だとGW頃にはもう初夏の陽気で、半袖で過ごしますが
連休明けでもまだ暖房器具は片付けられずでした。
そして、あっという間に夏が来て、心地よい春はどこへやら?!
年々、春秋がなくなっていきますね。
四季の国ニッポンは、そのうち二季になるのでしょうか(+o+)
「寒い」→「暑い」→「寒い」と急激に変化するのは
やっぱり身体には負担が大きいのです。
緩衝期間が必要ですよね・・・(^_^;)
さて、冬の間は見向きもしなかった食べ物も
気温が上がってくると食べたくなってきます。
水気たっぷりな果物はその典型ですね。
今日はグレープフルーツを取り上げます。
もっとも、現代では年中スーパーに並んでいますし、
ジュースなどに至っては、冬でもお店では氷入りが
引っ張りだこです。
さっぱり爽やか~なのが人気の秘密なんでしょうね!
甘ったるくないのがイイ!
というわけで、巷では大人気のグレープフルーツ。
ちょっと詳しく見てみましょう。
果たして妊活にお役立ちなのかどうなのか?!
グレープフルーツって外国から来たイメージですが、
実は文旦(ブンタン)とオレンジの雑種の自然交配種
なんだそうですね。
西インド諸島原産だそうです。
ブンタンって、日本の柑橘類の王様っぽいです(^^)
今はアメリカ(フロリダ)産が主流でしょうか。
4~6月頃が一番おいしい時期ですよ♪
子どもの頃は酸っぱ苦いのが苦手で、
お砂糖をたっぷりふりかけて食べていた記憶があります。
最近のは新種改良によって甘味が強くなったのでしょうか?
酸っぱ過ぎると感じることがなくなりました。
味覚がオトナになったのでしょうか・・・(^_^;)
グレープフルーツのビタミンC含有量は柑橘系の中でも
非常に優秀で、肝臓の働きを助けて解毒作用を促進、
疲労回復、風邪予防、そして美肌にも役立ちます。
1個食べれば1日の必要量がほとんど摂れるほどですよ!
ルビー種という赤い種類はカロチンが豊富です。
リコピンが多く含まれ、抗酸化作用が強いのです。
アンチエイジングに効果アリですね!
目や皮膚の粘膜強化になりますよ。
食べるなら果肉が赤い種類を選びましょう(^^)/
子どもの頃苦手だった、あの苦味の元は
ポリフェノールの「ナリンギン」という成分だそうです。
脂肪の分解を促進する作用があるので、
高脂血症の予防に、アブラっぽいお食事のお供に、
いいかもしれませんね。
でも、高血圧の薬(カルシウム拮抗薬)を服用
されている方はNGです。
副作用を起こす恐れがありますので要注意ですよ。
また、抗アレルギー薬、高脂血症薬、免疫抑制剤、
睡眠薬、抗不安剤なども、薬の効き目を強くするので
服用中の方は医師に相談しましょう。
なんと、薬を10倍も20倍も服用したことに
なってしまうそうです。
サプリや、カフェインも同様に注意が必要ですよ!
交感神経を刺激して、動悸や頭痛、神経過敏などを
引き起こす可能性があります。
それでは漢方的に見ていきましょう。
性質は寒性、潤、降作用があります。
五味は甘酸苦
臓腑では肺肝脾に入ります。
身体が熱っぽく、気が昇っている方向きということになります。
逆に冷え症、胃腸が弱い方、虚弱体質の方には不向きです。
東洋医学的な効能としては、
行気和胃=気のめぐりをよくし、胃の機能を回復させます。
解毒酒=酒の分解を促進し、二日酔いを解消させます。
気の流れをよくする「理気」作用が強いため、
ストレスなどで気が停滞しやすい方に向いています。
皮の部分は防腐剤がかかっていますので、食べないほうが
いいですよね。
でも、作用としては、化痰(痰を除く)や消食(滞りがちな
消化を助ける)といった効能がありますよ。
ベビ待ちさんも、体質によっては不向きな方がいることを
覚えておいてください。
普段から食欲がなく、身体が弱っている方は控えましょう。
冷え症の方は余計冷えるのでやめましょうね!
食欲旺盛で、お肉もお酒も大好き、という方向きの
フルーツです。
グレープフルーツは冷蔵庫で保存すると酸味が強くなって
美味しくないそうです。
酸っぱいのにあたってしまったときは、
ジュースにしてハチミツを入れて飲むのがいいですね。
あとは、サラダでしょうか?
房から出すのがめんどくさいかもしれませんが(^_^;)
おまけでアロマセラピーも。
食用とは別に、アロマでも人気の香りです。
気分をリフレッシュし、落ち込みを解消してくれます。
ストレスでイライラしたときに最適ですね。
余分な「水」を排泄する作用もありますよ。
むくみが気になる方にもいいですね。
いかがでしょう。
最近人気が高まっているグレープフルーツ。
ご自身の体質と相談して、取り入れるように
してくださいね~(^^)/
次回は岡井先生が担当しますよ~!