【不妊カウンセリング】語ることから始めましょう!(20130711)
2013-07-15
こんにちは。
はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
梅雨明けしてしまいました。
入梅も早かったので覚悟はしていましたが、
同じペースで秋も早く来るとは思えませんね。。。
長い長い夏の始まりです。
梅雨は終わったとはいえ、湿気はなくなりません。
高温多湿の日本の夏ですね。
ベビ待ちさんは夏向きの”温活”と”湿活”を!!
湿気対策で水はけの良い身体にしていきましょう。
とはいえ、乾き過ぎはダメです!
適度な潤いは大事なんです。
でも、水浸しでドロドロなのもアウトですよ~(+o+)
さて今日は、気づけば妊活期間が長くなってしまった方も、
もしかしたら「私”不妊症”?!」と人知れずお悩みの方も、
それぞれ大事なことをお話しましょう。
女性であれば、幼い頃に既に自分が母親になり、
子どもがいる将来像を思い描いた方も多いでしょう。
“ごっこ”遊びを通じて、”お母さん”役を演じ、
夫や子どもたちを世話する母親ロールを楽しんだことでしょう。
仲間内では”お母さん”役は人気NO.1なので、
グループで一番年長だったり、リーダー格の女の子しか
演じることができない特権です。
そんな小さい頃から”お母さん”になりきり、
家族を仕切っていたわけです。
なぜ、おとなになった今、母親になれないのか。
女性なら、自分の理想の家族像をつくりあげ、
伴侶を得る過程で多少微調整や妥協も経験しながら
結婚後には理想の家族に近づけるよう、
一歩ずつ階段を上っていくものなんですよね。
夫婦だけの時間を十分楽しんだ後、
次のステップ、子づくりに進むわけですが、
これまで首尾よく、自分らしく、理想通りに
モノゴトが進んできたのに、この段階でいきなり
つまづいてしまうんです。
そのショック、落胆、ダメージは相当なものです。
それはやはり、女性ならではの、内面的な歴史があるから
ということがありますね。
子どもは何人、女の子ならこの名前で、
一緒にこんなことがしたい、などなど、
それぞれが思い描いてきた家族像が崩れること。
女性自身、はっきりと認識できてないことも多いのですが、
それは言葉にならない深い部分の悲しみなんですね。
もちろん、それまでに培ってきた価値観や常識が崩れることや
(年代的に子ども1~2人の家族があたりまえ、など)
子どもを産む性としての欠損感、
パートナーとの考え方の不一致や擦れ違い、
(義)両親からの期待に応えられない自責の念、
知人・他人の心ない言葉からのダメージ、
仕事との両立の問題や、経済的な事情、などなど、
さまざまな要因も複雑にからみます。
そして悩み抜いて治療を開始したとしても、
出口が見えないトンネル・・・。
“不妊”カップルは、今や6組に1組と言われます。
それくらい”不妊”人口は増えていながらも、
一人ひとりが胸中に抱える悩みの種は小さくなるどころか、
さらに複雑に、巨大化しているように見えます。
そんな嵐のなかで、誰にも相談できずに
一人で苦しんでいる女性が非常に多いのですね。
自分の胸の内を明かす相手が見つからないのです。
とてもプライベートな内容なので、
誰にでも話せるものではありませんし、
また、共感してもらえるかどうかもわかりません。
ただ、思いは言葉にしてみなければ消化できません。
論理的に、上手に作文できなくてもいいのです。
ただ言葉にして口から出してみることが大事です。
一緒にいろんな感情が出てくるかもしれませんが、
語ることで浄化される感情もあるのですから。
気持ちを語ること。
心の声に鍵をかけてしまわずに、外に出すこと。
これ以上我慢しないこと。
そうすることで、重苦しい停滞から一歩ずつ前へ
進むことができるはずですよ。
どうぞ不妊カウンセラーやピア・カウンセラーの
力を借りてください。
クリニックのドクターはなかなか時間がなくて
話を聞いてもらう機会はないかもしれませんから。
クリニックに専用の相談窓口があるといいですね。
そして、私たち鍼灸師もお役に立てると思いますよ。
どうしても語る相手が見つからない方は、
日記でもいいです。
飾らずに、思いを言葉にしてみましょう。
思い悩んでいらっしゃる方は、
少しの勇気を出してみてくださいね。
心が少しでも軽くなり、解放されて、
身体の緊張がほぐれるきっかけとなりますように。
全国の妊活中のみなさんを応援しています。
一人で無理しないでくださいね。
次回は岡井先生の担当です。
お楽しみに!