【男性不妊】男性不妊のリアル(20140321)
2014-03-21
こんにちは。
男性不妊担当の万木祥太郎です。
メルマガでは初めましてになります。
今回から私からも発信させて頂く事になりました。
男性不妊に関する色々な情報をお届けしていきますね!
ちなみに名前は
ゆるぎ しょうたろう
と読みます。
よろしくお願いします!
というわけで、
今回は男性不妊シリーズ1回目ですので
そもそも男性不妊って何?
どんな治療をするの!?
という基本的なことについて
お届けさせて頂きます。
近年、医療の発達によって
不妊の原因は男女半々程度と言われるようになってきました。
実際男性不妊に悩まれている方は増えているようですし
TVなどのメディアでも取り上げられるようになってきましたね。
男性不妊にも女性と同様に色々な要因がありますが
大きく器質性のものと機能性のものとに分類されます。
器質性というのは、外傷などで生殖関係の臓器などそのものに
何らかの問題が生じているものをいい
機能性というのは、生殖能力(造精能力など)に
問題が生じているものをいいます。
また、男性の場合、精神的な要因が強く症状に表われます。
勃起障害や射精障害などは、精神的な要因が多いと言われています。
そして、男性不妊の症状として多いのが
乏精子症や無精子症です。
つまり、男性不妊は、精子に問題があらわれる事が
多いのです。
これは、検査をしてみないと分かりません。
実際、長年不妊治療で女性ばかり治療をしていたけど
精液検査をしてみたら原因は男性だった
ということは少なくありません。
この事実を医師から宣告されたときの衝撃は
はかりしれません。
ロックンローラーのダイヤモンドユカイさんも著書のなかで
その心境を書かれてましたね。
「おれは男としての自信を完全に失った。」
では、この男性不妊はどうやって治療をするのでしょうか。
実は、一昔前までは、
無精子症など、特に造精能力に問題のある男性不妊に関しては
治療のしようがありませんでした。
ですが、現在ではどの症状に対しても
治療方法がだいぶ確立されてきていますのでご安心を。
乏精子症や無精子症の場合、
本当に精子をつくる能力が低下しているのかどうかが
ポイントです。
実は、精策静脈瘤などの器質的な問題により
乏精子症や無精子症となっている場合が少なくないのです。
こういう場合は、精子自体は作られているのに
器質的な問題により射精できていないだけということがありますので
手術などの外科的な処置により症状が改善する事が多いのです。
一方で
本当に造精能力に問題がある場合は
精巣にわずかでも精子があるかどうかがポイントです。
以前であれば諦めざるをえなかった症状ですが
医療技術の進歩により
TESEという技術で妊娠できるようになりました。
具体的には
手術により睾丸から細胞を採取して
精子やその元となる細胞を探します。
そして見つける事が出来れば
培養し、顕微授精を行う事で妊娠する事ができる!
という技術です。
ただ、このTESEという技術を扱える医療機関は
まだまだ少ないのが現状です。
とはいえ、男性不妊については未だ原因不明な事も多く
技術も日進月歩で伸びていますので
これからの進歩に期待しましょう!
と、ここまでは西洋医学的な視点から男性不妊の現状について
書かせて頂きました。
当院は、東洋医学による不妊治療専門治療院です。
私も東洋医学的な男性不妊治療を専門としています。
私の次回からのメルマガでは、
もう少し東洋医学的な視点からも話もさせて頂きますね!
お楽しみに。
次回は近藤先生が担当です。
どうぞお楽しみに!