【男性不妊】東洋医学的な男性不妊の原因とは(4)(20141031)
2014-10-31
こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。
ハロウィンですね!
街をあるくとジャック・オー・ランタンだらけで、お祭りムード満載です。
一昔前は一部のテーマパークだけの行事だったような気もしますが
今ではしっかりこの季節の風物詩になりましたね。
ということで、そろそろ冬支度の方はどうでしょうか?
妊活に冷えは大敵です!
冷え症が気になるという方は温活もセットでいきましょうね!
さて、僕のメルマガでは
東洋医学的な男性不妊の症状と原因について
お届けさせて頂いています。
今回は「陽萎(ようい)」についてです。
「陽萎」というのは、いわゆる勃起不全、インポテンツのことをいいます。
つまり、勃起しなかったり、勃起状態を継続することができないという症状です。
前回お伝えした「早泄」が、
すぐに射精してしまい性交を継続することができない症状だったのに対し、
「陽萎」は勃起自体に問題があるために、性交を行うことができない
という症状です。
「陽萎」の原因は、
西洋医学的には、加齢であったり、心因性のもの、血管障害などの器質性のもの、
薬物、またはそれらの混合というようなものとされています。
では、東洋医学的に「陽萎」の原因となるのはどういったことかというと
多くが”腎”の弱りからきます。
たとえば、
セックスのしすぎで腎の精を消耗しすぎているときや
先天的に腎精が弱い虚弱な体質であるとき
などです。
その他にも
やたらと恐怖することや驚くことが多くても腎の気は消耗しますし
ストレスなどからびくびくしたり、不安感や焦燥感がずっとある状態も
腎精を消耗してしまいますので
「陽萎」の原因になり得ます。
こういった腎の弱りが原因となっている場合は、
多くの場合で随伴症状として腰や膝がだるくなったり、腰痛、脱毛、冷え
といった症状があります。
「陽萎」の原因が、これら腎の弱りから来ている場合
治療としては、とにかく腎の陽気を補っていきます。
多くの場合が、腎精も消耗していますので
弱りがキツイ場合は、漢方薬を併用した方が効果も上がりやすいです。
養生としては、
疲れを溜めないことや睡眠、セックスや射精のしすぎをセーブするということが
大切になってきます。
また、腎以外の要因でも「陽萎」は起こります。
心配事が非常に深く、心臓や脾臓が弱ってしまった時(心脾両虚)や
肥満により身体の内部に湿熱が溜まってしまった場合などです。
(心臓や脾臓の弱りはあくまでも東洋医学的な見立てですので
西洋医学的に病気があるというわけではありません)
心脾両虚の場合は、脾臓の働きを助け、消化器系の動きを
活発にする治療を行っていきます。
しっかり食物から栄養を取れるようになれば、
心血や腎精が充実して、「陽萎」も治癒していきます。
養生としては、ストレスや心配事をためないことであったり
うまく発散するということが大切ですね。
また肥満からきている場合は
身体の中の湿熱を取り除く治療を行っていきます。
養生は言わずもがなですね。
脂っこい物などの食べすぎを控えましょう。(^_^;)
ということで、今回は「陽萎」について
お届けさせて頂きました。
「陽萎」の症状があると
セックス自体に支障が生じてしまい
必然的に自然妊娠が不可能となってしまいます。
普段の養生でケアできる部分もありますし
鍼灸でのケアでも根本からケアできる症状でもあります。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。(^^)
ちなみに男性不妊に関する前回までのバックナンバーは
精液清冷について→
http://www.funinchiryou.net/20140516-2/
不射精について→
http://www.funinchiryou.net/20140711-2/
早泄について→
http://www.funinchiryou.net/20140905-2/
でご覧になれますので、
よければチェックしてみて下さい!
また、もっと詳しく男性不妊について聞いてみたい!
そういう方は、
当院で毎月行っている馬場聖鍼堂☆不妊治療説明会か
仕事の後でもお越し頂ける平日20時まで受付可能な
無料体験治療にお越し下さい。
お問い合わせ・ご予約は
http://www.e-harikyuu.com/briefing.php
072-633-3253
までお気軽にどうぞ。
最後までお読み下さりありがとうございました。
それでは、今回はこの辺で。
次回は近藤先生が担当です。
どうぞお楽しみに!