【月経周期ごとの養生法】月経期(20150403)
2015-04-03
こんにちは!はりきゅう師の池田由芽です(^^)
4月に突入しました。
街で新社会人のみなさん、初々しい学生さんを見かけます。
春を迎え新しくなった街の空気を感じるだけで
なんだかそわそわしますよね。
生活や職場の環境が変わる方もいらっしゃると思います。
慣れない環境だと、意識はしていなくても
緊張によって身体はかたくなり、気の停滞につながります。
肩や頚がこるな~
やたらと背中がこわばるな~
という時はしっかりお風呂につかって
一日の疲れを癒してあげましょうね(^-^)
ただ、お昼間は気温も上がるこの時期、
身体に熱がこもりがちな人もいます。
顔や上半身がほてりやすい時は長風呂はさけて、
運動して余分な熱を発散してあげましょうね!
東洋医学的には春は”発散”の季節。
冬のうちにため込んだエネルギーを発散すれば好調になります。
そのためには”気のめぐり”がポイントです。
リラックスしたり、気分転換したり、
お気に入りの癒しグッズを使って、慌ただしい春を
心穏やかに過ごしましょうね~(^^)
目が疲れやすい人ならアイマスクなんかもおすすめですよ?(*^^*)
さて。
いつも【季節の養生法】というテーマでさせていただいていますが、
今回はいつもと少し雰囲気を変えて
【月経周期ごとの養生法】というテーマでお届けします。
それぞれの月経周期ごとに合った過ごし方をお話します。
今回は第一弾ということで、”月経期”です。
これからしばらくこのテーマでお届けしていきますので、
ぜひ妊活に役立てていただければと思います!
* * * * * * *
女性には、月経があります。
東洋医学では女性が月、男性が太陽という考え方があります。
月ごとに経常的におこるということで”月経”です。
女性の身体にとって大切なサイクルで、
健康な人なら、月経は満月と同じサイクルでやってきます。
1年→春夏秋冬、12ヶ月、
1日→朝昼晩、24時間、
など、私たちの身体は自然のサイクルと共に生きています。
月経の周期は個人差がありますが、26日~35日くらいです。
周期はもちろん人それぞれ違います。
この範囲内であれば、早くても遅くても大丈夫です。
それも個性のひとつととらえましょう。
「今度こそ!」と期待したのに月経がきたら、落ち込んでしまうと思います。
それもそうですよね。
月に一度のチャンスのためにこれまで
がんばってきたのですから、ショックを受けないわけがありません。
ときには、月経をにくんでしまうこともあるかもしれません。
でも、月経があるからこそ、次に妊娠できるようになるのです。
ずっと月経が来なくて困っている人も実際います。
実は月経は感謝すべきことなんですね。
次に向かえるチャンスだと思って、受け止められたらいいですね。
その周期の長さの変化や、周期ごとに変わる心身の変化は
個人差がありますが、私たちの身体の調子を伝えてくれます。
また、経血の状態からも身体のいろんなことがわかります。
月経にはホルモンバランスなど、いろんな要素が関わります。
それぞれの周期ごとに合った過ごし方をすることで、
快適に過ごせるだけでなく、
それが身体の内側にも働いて、ホルモンバランスもよくなり、
月経周期が安定し、周期ごとの症状も改善していきます。
“自分の身体の状態に合わせたケア”をすることは
体質改善にとって、とても大事なことですよ。
自分の身体から発信されるメッセージをきちんと受け止めて
月経周期に合わせた快適な妊活を送りましょう♪
ということで、
今回は”月経期”の過ごし方についてです(^^)
~月経期~
この時期には身体の中のいらないものをデトックスする時期です。
冷えやすい時期でもあります。
とくに手足などの末端の冷えに注意して過ごしましょうね。
経血の中に血の塊がある人は血のめぐりがよくないサインです。
サラサラ血液を目指し、スムーズにめぐらせるために
冷えや食生活の改善に努めましょう!
甘い物、脂っぽいものに注意です。
また、疲れやすい時期でもあるので、
いつもより多めに休養をとるように心がけましょう。
なので、この時期の運動は無理せず、
ゆったりペースでしてくださいね!
東洋医学では筋は血を消耗すると考えるので、
あまり激しい運動すると過剰に血を消耗してしまいますよ。
また、目を酷使しても同じように血を消耗してしまうので、
PC作業のやり過ぎや、夜のスマホは控えめにするといいですよ。
というのも、夜は血を養う時間であり、血を消耗しやすい時間なのです。
なので、夜更かしはせず夜はしっかり休みましょうね!
貧血気味の人、経血の量が多い人はとくに
赤い色の食べ物、黒っぽい食べ物を多めに食べて血を補いましょう!
かつお、鮭、プルーンやレーズン、黒ごま、ひじき、
にんじん、ほうれん草、小松菜などがおすすめです。
女性は月経により定期的に出血があるので、
周期に関係なく、こういった鉄分豊富なものをとるようにしましょうね!
子宮にふかふかのベッドを準備し、質の良い卵を育てるためにも
卵の栄養となり、ホルモンの運び屋となる血を
しっかり確保しなくてはなりませんよ~!
妊娠後も、血は赤ちゃんの成長のためにかかせません。
今のうちからしっかり補っておきましょうね!
こういったことに意識して快適な妊活を送りましょう♪
次回の担当は、万木祥太郎先生です!
お楽しみに(^^)