【男性不妊】山芋が男性不妊に効くワケ(20150709)
2015-07-09
こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。
梅雨の季節もそろそろ終盤にさしかかってきました。
早い地域は梅雨明けしていってますね。
今年も夏が本格的に到来という感じです。
夏の準備は万端ですか?
みなさんにとって夏といえばなんでしょう?
海!BBQ!花火!海外旅行!などなど・・・
夏の楽しみはたくさんありますよね。
その季節にあった楽しみがやっぱり良いですよね(^^)
ただ、妊活中の男性には
やっぱり股間の熱にはご注意いただきたいです。
それでなくても、最近の夏は気温が普通に40℃ちかくまで上がることもありますしね。
ブリーフやボクサーパンツ派のみなさんは
ぜひ、今のうちにトランクスに履き替えてほしいです!
さてさて、
今回の僕のメルマガですが
前回は、『精子を元気に!これからの季節に気をつけたい生活習慣(1)』を
お届けさせていただきました。
今回はその続編をお届けしようと思っていたのですが
それはまた次回に置いておいて
最近、インターネット上でよく見る
「男性不妊には山芋!」
というようなフレーズについて
東洋医学的にそのワケを解説してみようと思います。
続編を楽しみにして下さっていたみなさま
申し訳ありません・・・m(_ _)m
次回をお楽しみにしていただければと思います。
「男性不妊には山芋!」
これは、男性不妊に効くとされるサプリに
山芋の成分が含まれていることが多いということで
インターネット上の広告によく見かけるのですが
西洋医学的には、ジオスゲニンという成分が男性ホルモンの活性に
効くということなのですが
東洋医学的には、どう考えるかというと
漢方生薬としての働きで捉えることができます。
山芋は、漢方生薬では山薬(さんやく)といい、昔から使われてきました。
山薬は、脾臓、肺に効き、甘みがあり、温める性質があります。
(ここでいう脾臓、肺は、東洋医学的な考え方ですので、
必ずしも現代医学でいうところの肺などとは関連はありません)
脾臓に働きますので、胃腸の調子を整えたり、
食欲を回復させ、元気をつけたりすることができますし
肺にも働きますので、渇きを潤し、口や喉の渇きや咳などにも効きます。
ですので、昔から滋養強壮や食欲不振のための薬として
食されてきました。
また、臓腑経絡詳解という東洋医学の古典には
腎臓の力を補う生薬としても紹介されています。
(ここでいう腎臓も東洋医学的な考え方ですので
現代医学でいうところの腎臓とは関連はありませんので、あしからず)
実際、男性不妊でも処方されることが多い
八味地黄丸という漢方薬にも含まれています。
過去の僕のメルマガで、男性不妊の原因の多くは
東洋医学的に腎臓の弱りからきているとお伝えさせていただきました。
また、身体が元気であるためには、食物をしっかり消化吸収するための
元気な胃腸が重要ですし、潤いも大切です。
つまり、山芋(=山薬)は、
こういった漢方生薬の側面からも男性不妊の治療には
効果的だと考えることができるのです。
とはいえ、山薬は山芋の中でも根茎の部分ですので
山芋を食べることがそのまま漢方生薬として働くかというと
そうではないかもしれません。
が、妊活中の男性には積極的に取り入れて欲しい食材ではあります。
自然薯のトロロなどは、オススメですよ(^^)
ぜひ、お試しください(^^)
ということで、今回は最近ホットな(?)山芋について
東洋医学的に解説させていただきました。
いっけん、全然違うように捉えがちな
現代医学と東洋医学ですが
見方は違えど、効果や働きは関連性があったりすること
意外と多いんですよ。
東洋医学の面白いところです(^^)
また別の食材についても解説させていただきますね。
では、今回はこのへんで。