【男性不妊】海水浴で冷やしすぎるのも要注意!(20150821)
2015-08-21
こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。
お盆休み明けという方が多いのではないでしょうか?
ご先祖様のお墓参りに行かれた方
帰省されたり海外旅行に行かれた方
ご自宅でゆっくり過ごされた方
いつも通りの生活だった方
などなど、お盆の過ごし方は色々かと思いますが
リフレッシュできましたか?
まだまだ暑い夏は続きます。
夏バテや熱中症には気を抜かず
気を付けていきましょうね!
ということで、
今回の僕のメルマガですが
夏にちなんだお話をさせて頂こうと思います。
夏!といえば、何が思い浮かびますか?
スイカ!
プール!
夏休み!
海外旅行!
虫取り!
ラジオ体操!
キャンプファイヤー!!
などなどありますが
夏といえば海!もありますよね。
お盆休みで海水浴やサーフィン、スキューバダイビングなどを
楽しみに行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
すごく気持ちが良いですよね。
僕もよく、日本海や琵琶湖などで泳いでました(^^)
ただ、不妊治療や妊活中のみなさんは
海水浴も注意が必要ですよ。
女性に冷えは大敵!
というのは、妊活中の皆さんならご存知だと思います。
また
男性は温めすぎに要注意!
これも、妊活中の方ならご存知の方も多いと思います。
当院のメルマガの中でも何度も何度もお伝えさせて頂いてきました。
精子を作る細胞が、とにかく高熱に弱いため、
サウナや真夏のブリーフ、ノートパソコンの膝乗せなどは
注意が必要ということです。
じゃぁ、男性は海水浴で冷えても全然問題ないじゃん!
って思ってしまうかも知れませんが
決してそういうわけではありません。
精子を作る細胞にとっては悪くないかも知れませんが
海に長時間入っていると足腰を冷やし
東洋医学的に腎臓を弱らせてしまいます。
腎臓といえば、このメルマガでも何度も登場してきましたが
東洋医学的に、生命力、生殖力を担当しているのが腎臓です。
つまり、長時間海水浴などで足腰を冷やしてしまうと
腎臓が弱り、結果的に、生殖力にも影響を与えてしまいかねない
ということです。
実際、過去に紹介させて頂いた東洋医学的な男性不妊の原因は
全て腎臓の弱りから来ています。
ですので、男性は冷やさないようにするためではなく
腎臓を弱らせないために、長時間の海水浴は注意が必要ということです。
*過去のメルマガはバックナンバーをご覧ください
http://www.funinchiryou.net/mag2/
とはいえ、
東洋医学的には、海水には陽気も含まれていると考えますし
海水浴には、ほぼもれなく日光浴もついてきます。
日光浴は、三焦の力を助けるのに非常に有効です。
つまり、命の火の力を助けてくれるのです。
ということは、
適度な海水浴(+日光浴)は妊活の助けになるとも
考えられなくはないということです。
(女性の冷えは絶対NGですし、大切な時期は積極的に回避すべきですが)
ちなみに、最古の医学書で東洋医学的な治療のベースとなっている
『黄帝内経素問』という古典には
「夏日で大暑にやられて汗がたくさん出て皮膚がゆるんでいる時に、
夏の冷たい水を浴びると、冷えの邪気が皮膚の内側に入り込んでしまいます。
そのままの状態で、秋になって秋風にあたると、それが発病します。」
と記されています。
秋になり体調を崩したりするのは、夏の不摂生からくることがある
ということです。
妊活中は、自分自身の体調管理がとても大切です。
健康状態がそのまま卵子や精子に影響するということは
少なからずあります。
そのためにも、普段の節制や養生はとても大切なんですね。
ですので
海水浴のままの流れで花火をして、寝ずにキャンプファイヤーも
楽しいですが
海水浴で楽しんだ後は、
しっかり身体を温めて冷えのケアと、疲れの回復に努めてくださいね。
では、今回はこのへんで。