【男性不妊(番外編)】男性が一緒に治療を受ける意味とは?(20151002)
2015-10-02
こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。
10月に入り、今年も残すところ3ヶ月です。
早いですね。
気候もだいぶ過ごしやすくなってきましたが、
朝晩の温度差がありますし
季節の変わり目というところで、
風邪の諸症状をうったえられる方も増えてきました。
特に妊活中の方は、体調を崩している場合ではありませんし
こういう季節こそ養生がとても大切ですよ(^^)
ということで、
今回の僕の男性不妊メルマガは番外編です。
「男性が一緒に治療を受ける意味とは?」
精液検査などでまったく男性不妊要因がなかったという方は
こういった疑問を持たれていることが少なくありません。
確かにそうですよね。
男性不妊ではないのだから、治療をする意味なんてない。
こう思われても至って自然だと思います。
でも当院でもそうですが
世の中では「不妊治療は男女一緒に!」といわれています。
それはなぜでしょう?
一つは、タイミング療法にしても、人工授精や体外受精にしても
精子が必要とされる時のためのコンディションを調える
ということがあると思います。
このメルマガや、当院のブログの中でも何度もお伝えしてますが
精子の状態は男性自身のコンディションと連動して
良くも悪くも変動しやすいものです。
ですから、いざという時に備えて
男性自身のコンディションを調えておくということは
とても大切です。
そしてもう一つは、
当院の男性ゲストの体験談からうかがうことができますので
その一部を紹介させていただこうと思います。
=====
Q.何がよかった(効果があった)と思われますか?
A.「一緒に治療したことでしょうか。
あとは、嫁の気持ちが少し楽になったかなと感じた所です」
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こちらは、ご夫婦で通院下さっていて
めでたく妊娠されたゲストご夫婦の男性に
当院での治療卒業後に書いていただいたものです。
(まだホームページでも紹介していない最新の体験談です)
お分かりのように
「一緒に治療したことが良かった」と
書いてくださっています。
東洋医学的な不妊治療には
生活習慣の見直しがかかせません。
これは、たいていの場合
ご夫婦どちらか一人でなんとかできることではなく
ご夫婦で互いに協力し合うということがとても大切です。
ご夫婦そろって治療をすることで
各々が生活習慣の見直しなどの養生を
指導・アドバイスされることになります。
ですので、お一人で治療を受けるよりも
数段、生活習慣の改善には効果的なのです。
つまり、妊娠しやすい身体になるための養生に対する
夫婦間でのやる気の温度差が少ないので
体質改善、妊娠への近道になるのです。
そして今回の体験談からもう1点
大切なことが書かれています。
「嫁の気持ちが少し楽になったかな」
これ、とても大きいです。
男性不妊があってもなくても、女性の負担が非常に大きいのが不妊治療です。
同じように治療を受け、
同じように生活習慣や体質の改善に取り組む
こういったことでもパートナーの気持ちを楽にすることは
できるんですね。
不妊治療は夫婦一緒にが基本!
男性不妊でなかったとしても、一緒に治療を受ける意味はある
というのは、こういうことなのです。
やはり、当院でも
ご夫婦一緒に通院くださっているゲストの方が
妊娠という嬉しい結果に早くつながっているように感じます。
もちろん、
不妊治療への取り組み方はご夫婦によって違いますし
こうしなくてはならない!
ということはないと思います。
けども、
何かしらの形で一緒にやっていくということは
妊娠しやすい身体作りだけでなく
お互いの理解を深めることや、精神的な負担軽減につながる
ということですね。
妊活中の男性のみなさん!
男性不妊であってもなくても、積極的に一緒に妊活しましょうね!
ということで、
今回の僕の男性不妊メルマガ(番外編)はここまでです。
男性不妊については、当院のブログにも連載していますので
そちらも合わせてご覧下さい。
http://www.e-harikyuu.com/page/blog/male-infertility/
では、今回はこのへんで。