夏の味覚-りょくとう No.2(20100812)
2010-08-13
こんにちは! はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
お盆休みに入りましたが、楽しんでいらっしゃるでしょうか?
相変わらずの蝉時雨ですが、日が短くなってきましたね。
今日はリョクトウの2回目です。
まず、漢方的に見ていきましょう。
性質は涼、降作用があります。
臓腑では心、胃に入ります。
五味は甘、です。
東洋医学的な効能は、
清熱解毒、つまり身体の余分な熱をさまし、毒を消します。
清暑利水、つまり利尿作用によって熱をさまします。
渇きを止める作用もありますね。
体質的には高血圧の方や身体に熱がこもったタイプの方に適しています。
ただ、利水作用が高いため、”陰虚”体質の方には要注意です。
涼性なので、冷え症の方には向きません。
それ以外の方は食べすぎない限りは大丈夫ですよ。
暑い国で取れる涼性の食べ物。まさしく陰性の強い夏向きの食材ですね!
どうりで、インドでよく食べられているわけです。
熱性の風邪、インフルエンザなどにもよいそうです。
もやしのほうも、夏場の暑熱をさましたり解毒したりといった作用がありますし、
また利尿や利湿の作用も。
お酒を飲み過ぎたときにもいいのですよ。
もやしといえば、炒め物やラーメンの具ですが、クセがなく、手間もかかりませんので、
ぜひもっと利用していただければ、と思います。
なんといっても、「おめでたい」ものですから♪
下処理はとくに必要ないです。
ひげ根を取るとさらに食感がよく、見栄えもしますが、普段は別にいいですよね!
使う前にしばらく水にひたし、30秒ほど熱湯でゆでて、水切りします。
シャキシャキ感を残すのがポイントですね!
春巻やぎょうざ、ハンバーグの具、炊き込みご飯、お浸し、和え物、スープなどにも
いけます。
私はゴーヤ・チャンプルにプラスしたり、サラダにしたり、けっこう愛用しています。
なんといっても安いですし! ヘルシーだし!
あと、最近は緑豆春雨も人気ですよね。
春雨には馬鈴薯からできてるものと緑豆のものとがあります。
緑豆のほうが食感がいいので、この季節はとくに、おすすめです。
スープはもちろん、ひき肉とピリ辛味で炒めたり、サラダにしたりと役立ちます。
チュルチュルッと食べれて食欲がわきますよね(^^)
これもまた、かなり利尿効果があるようです。
ちょっとだけ熱湯に入れてもどしますが、食感が大事ですので、
スープなど煮物にするときは乾いたまま投入してもらっても大丈夫ですよ。
旨味を含んだ汁気を吸って、いっそう美味しくいただけます。
サラダや炒め物のときはもどしてからよく水気を切ってくださいね!
ということで、節約主婦の味方、栄養価も侮れない緑豆(もやし&春雨)のお話でした。
夏バテには緑豆もやしを~!!
とはいえ、先日新聞記事を読んだのですが、中国で緑豆が大凶作だそうで、
今後緑豆もやしが高騰してしまうおそれがあるそうなんですよ。
安く手に入るうちはどんどん食べておきましょうね~
それでは、次回は石原幸先生の経絡ヨガです。
お楽しみに!