秋の味覚-さば No.2(20101007)

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秋の味覚-さば No.2(20101007)

2010-10-08

こんにちは! はりきゅう師の近藤 琉水です(^^)
爽やかなお天気が続いています。
今年はゆるやかな秋の深まりになりそうです。

今日は青背の魚の代表、サバの2回目ですね。

では早速、漢方的に見ていきましょう。
性質は平、潤作用があります。
臓腑は、脾胃、心、腎に入ります。

東洋医学的な効能としては、
益気化湿、つまり気を高めて身体のなかの余分な水分を排泄します。
寧心補腎、腎の力を補い、気持ちを落ち着かせます。

体質としては、寒熱の偏りがありませんので、どなたにもOKです。
ただ、脂が多いため、普段から消化不良ぎみの方は食べ過ぎるとよくありません。
ですが、気力を高めてくれるので、食欲がなく、すぐに疲れてしまうというような
虚弱体質の方にもよく、余分な水分を除いてくれるので、水分代謝が悪い方にも
おすすめです。

血行促進の働きがあるので、慢性的な肩こりや頭痛、冷えなどにもいいでしょう。

サバは鮮度が命。新鮮ではないサバだと、アレルギー体質の方はじんましんが
出たり、下痢や腹痛のモトになります。
寄生虫も注意が必要ですね! 火を通して食べるほうが安心です。

さて、サバの栄養を最大限に活かすためには、味噌煮が一番。
その際、少し酢を入れて調理すると、DHAをより効率よく摂取できるだけでなく、
旨味も増しますよ。ぜひお試しを。
酸っぱい味にはなりませんので、ご安心ください。

また、どんな味噌でも合いますが、ごまを入れるというのはどうでしょう?
ゴマ味噌煮です。
煮汁が煮詰まってきたらすりゴマを投入するだけです。
ゴマの風味や香りが食欲をそそり、ご飯がすすみます!
色は若干悪くなりますが、黒ゴマを使えばより腎にいいですよね。

他にも、意外と洋風でもいけるんですよ。
唐揚げや、パスタの具にも。
塩サバでもOKです。
クリーム系のパスタにも案外合うんですよ~。
また、水煮缶を使ったカレーも、安上がりでヘルシー。
青背の魚はカレー粉との相性もバッチリです。

庶民にとって、もともと身近な存在だったサバ。
最近はちょっと人気が落ちてきているのかもしれません。
でも、血液サラサラ効果、血栓防止という観点からも、妊娠力アップに
抜群の効果が期待できますし、腎臓の働きを助けてくれるので、
それだけでも妊活中のみなさんにはオススメの食材ですよ。

おいしく食べて、妊娠力アップ!!

ぜひ、今夜の食卓にどうぞ♪

では、次回は石原先生の経絡ヨガです。
どうぞお楽しみに。



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