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【男性不妊】進化する男性不妊治療(20150220)

2015-02-20 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

前回の僕のメルマガはクリスマスでしたが、
暦の上ではもう春ですね。
時が経つのが早くてびっくりします。

前回までは、東洋医学的な男性不妊の原因についてお届けしてきました。

今回は、ちょっと目線を変えて、最新の男性不妊治療の動向について
お届けさせて頂きますね。

まず、直近のニュースとして、
『精子の幹細胞に別タイプ発見』
という報道がありました。
ご存じでしょうか?

精子幹細胞というのは、ひと言でいうと精子を形成するのに必要な細胞のことです。
今回見つかった精子幹細胞は、今までの幹細胞とは違う物質で増殖させることができ
実際にマウスで実験したところ、子供を作れるということまで確認できている
ということです。

人への応用は、まだこれからということですが
精子の元になる細胞を増やすことができれば、
乏精子症などの精子の数がネックになっている男性不妊に対して
有効になることが期待できますし
今後の研究に期待したいですね!

私は職業柄、男性不妊に関する最新ニュースは
必ず手元に届き、チェックできるようにしているのですが
こういった最新技術の研究は、ここ数年すごい勢いで
進んできていると感じます。

そして、最新技術よりもすごい勢いで拡がっているのが
各自治体の男性不妊への助成制度の充実です。

年度末という季節的なものもあるのでしょうが
ほぼ毎週のように「XX県やYY市で男性不妊治療の助成開始!」というような
ニュースが届きます。
現状、助成の対象になるのは、ほとんどの場合で、TESE(精巣内精子回収術)などに
限定されていることが多いのですが
東京都の文京区では、2015年の4月から
精液検査や内分泌検査といった、男性不妊の検査にも助成金が
でるようになりました。
男性の場合、検査だけでも尻込みする人が多いので
こういった費用面での助成というのは
とても革新的ですよね。

男性不妊治療の助成と同じようにどんどん全国に拡がってほしいものです。

ただ、助成制度が充実してきている一方で、
利用がそこまで進んでいないというのも現状です。

男性不妊治療助成の先駆けである三重県では
2014年度の助成利用者は2月に入った時点では0人でした。

理由としては
そもそも男性不妊の治療に対する認知度が低いことや
助成を受けたとしても、全体としての治療費用が高額になってしまうこと
助成対象となる条件が限定的すぎたかもしれない
というようなことが考えられるということですが
すごく惜しいですよね。

どうすればもっと男性が積極的に不妊の検査を受診し
女性と同レベルで治療を受けられるようにできるのか
これは、我々不妊治療に携わる者の課題だと思います。

これからも積極的に情報発信していきますね!

いずれにしても、
色々な形で男性不妊の助成が拡がってきていることは
男性不妊に携わるものとしては嬉しい限りです。

当院でも、夫婦で治療を始められるカップルや
男性だけが治療に来院してくださるということが
増えてきています。

不妊治療は、やはり男女一緒に受けて頂くことが大切です。
特に自然妊娠をご希望されるのであれば尚更ですね(^^)

また、赤ちゃんを授かるという夢を早く叶えるためには、
できるだけ早くスタートすること
できることをできるだけやること
ということも大切です。

西洋医学的な治療で行き詰まっている時などは
鍼灸や漢方の併用を考えてみても良いと思います。

もちろん、最初から鍼灸や漢方などで身体を整えながら
不妊治療に臨んだ方が効果的だと思います。

少し話がそれてきましたが
今回は男性不妊についてのニュースのみをお届けさせて頂きましたが
不妊治療に関する技術や制度はどんどん進化してきています。

常に最新情報を入手するということは大切です。
特にお住まいの自治体の助成制度にどういったものがあるのかは
押さえておきたいですね。
市役所のホームページなどに記載されていることが多いですし
だいたい担当窓口も設置されています。

もしまだ何もチェックされていないのであれば
一度問い合わせてみても良いかもしれませんね。

ただ、最新情報を入手する上で1つ注意点があります。

それは、情報に溺れないように気を付けて頂きたいという事です。

インターネットで検索をすると様々な情報が溢れています。
中にはあなたにぴったりな情報もあるでしょうが
全然当てはまらない情報も沢山あると思います。

そういったこともありますので、検索はほどほどに
信頼できるクリニックの先生や、私たちのような不妊治療に携わる者に
相談してみて頂くと良いと思います。

当院でもお問い合わせ・ご相談窓口はありますので
お気軽に利用くださいね。

お問い合わせ・ご相談窓口はコチラです。
http://www.e-harikyuu.com/form-contact.php

ちなみに不妊体質の無料診断もコチラでできます。
http://www.e-harikyuu.com/consultation.php

ということで、
今回は最新の男性不妊治療についてお届けしました。
これからも、様々な情報を発信していきますのでお楽しみに!

それと、今回紹介させて頂いた記事のURLはコチラです。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO83125460T10C15A2CR8000/
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2015020402000066.html

それでは、今回はこの辺で。

次回は近藤先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


【季節の養生法】春の妊活に切り替えを!(20150206)

2015-02-06 [記事URL]

こんにちは!
池田由芽です(^^)

2月4日は立春ということで、
とうとう暦のうえでは春がやって来ました!

だんだんと朝日が昇るのも早くなり、
夕方の明るい時間も長くなっています。

実感として感じる春は
気温的にももう少し先になりそうですが、
よくよく観察していると”春らしさ”は
自然の中で感じられますよ(^-^)

人間も自然の一部です。
他の生き物と同じように、
自然に即した生活をすることで、
本領発揮できる生き物です。

東洋医学による未妊治療では
心身のパフォーマンスを最大限に引き出し、体質を改善することによって、
妊娠しやすい身体づくりをしていくことが妊活において一番大切だと考えています。

そのためにも、今回は春にちなんで、
自然に即した春の妊活をお伝えしていきますよ!

春は旧暦でいう、1~3月のことをいいます。
今の新暦でいうと、大体2~4月にあたります。

素問(東洋医学で最古の医学書)の四気調神大論には、
季節の変化に対応して、身体を合わせることで
生命力を高めましょうという内容が書かれています。

その中に、
春は”発陳(はっちん)”とあります。
発=啓く(ひらく)
陳=故い(ふるい)
なので、”古い命が開いて発する”という意味になります。

春は「生」の働きがあり、陽気が上昇する季節です。
新芽が出て、古い命から新しい命が生まれる時で
「待ってました!」
と言わんばかりに、万物が伸び伸びと生命力を奮い立たせる季節です。

また素問に春は、”賞して罰することなかれ”とあります。

つまり、人の過ちを罰したり、
たとえ相手が悪くても非難したりせず、
平常心を保とうということです。

人を非難したり、罰したりする時には
自分の心が苦しくなります。
そうなると、心が乱れて病気のもとになってしまうのです。

それでなくても、春は肝気が高ぶり、
イライラしやすい季節なので、
ご夫婦が平和に過ごすためにも
このことをしっかり心がけたいですね。

イライラとお伝えしましたが、
春は五臓の中では”肝”にあたります。

肝はストレスに弱く、
肝の異常があるとイライラしたり、情緒不安定になったり、
不眠になったりします。

また、肝は生殖や血、自律神経、目、筋肉とも関係しているので、
妊活中はとくに春の養生もしっかりしていきたいですね!

ということで、
春はできるだけ、キチキチしない方がいいんです。
髪はくくらず、服装はタイトではなくゆるめで、
心も身体も伸び伸び過ごして
全身の気をめぐらせるようにするのが一番です(・∀・)

春は活動的に、そして和やかに過ごすといいいので
欲張らずに自然と湧いてくる春の陽気に身をまかせて
お気に入りの帽子をかぶってお散歩にでも出かけると
最適な春の養生になりますよ♪
3月頃からはぼちぼち紫外線も気になる頃ですよね!

とくに、冬の間に無理をしてしまったり、
美味しいご馳走を食べ過ぎたり、睡眠不足や冷えなど、
不摂生があった方はこの春にツケがやってきます。

身体にいらないものが溜まっているせいで花粉症になったり、
湿疹などの皮膚症状になって出てくることもあります。
また筋肉に力が入らなくなり、だるくなることもありますよ。

そんな時こそ春の養生で挽回しましょう!
春に不摂生があった時は夏の冷え症になりやすくなります(*_*)

反対に、春にしっかり季節に合った養生ができれば、
夏は快適に過ごせますよ♪

前の季節も養生が次の季節の体調のベースをつくります。
料理でも下ごしらえ、お化粧でも下地が大事なのと同じように、
養生も前の季節から継続していくことが大切です。

「いつ授かっても大丈夫」
と言えるように、季節に合った養生をして、
生命力=妊娠力を高めて
しっかりお迎えの準備をしていきましょうね!

次回は万木祥太郎先生の担当です。
どうぞお楽しみに!


【身体を動かして妊娠力をUPする!】ヨガのポーズで筋力UP!20150122

2015-01-22 [記事URL]

冬から春に向かう土用になりました。
とはいえ、まだまだ寒さが厳しい季節です。

妊活中のあなたには、
外にお散歩に出かけて気の巡りをよくして欲しいのですが、
どうしてもお家にいたい日に出来る、
簡単ヨガのポーズをご紹介します。

昨年から私も、少しずつヨガにチャレンジしています。
朝起きてヨガをすると、寝起きのぼんやりした身体も
元気に目覚める事ができ、一日爽快に過ごせます。

また、自分の身体と向き合う事ができ、
身体の動き、筋力の左右差が分かって、
毎回新しい発見があります。
みなさんも、少しチャレンジしてみてくださいね。

では、【身体を動かして妊娠力をアップする!】は、
ヨガのポーズで集中力と脚の筋力アップです。

なかなか筋トレは続けられない方でも、
簡単なポーズであれば続けやすいですし、
自然に筋力もアップできますよ。

では、はじめてみましょう!

まず、『立木のポーズ』から。
始める前に外に向かった意識を内に向けて
気持ちを調えるポーズからです。

1、かかとと足の指をそろえてまっすぐ立ちます。
2、両足の指を思いっきり広げてパーにします。
3、そのままパーにした指で床をしっかり踏みしめて立ちます。
4、膝、お尻を閉めて、脚を閉じてまっすぐに立ちます。
  肩は下げて腕は身体の横にそわせます。
5、意識を外から内に向けて、呼吸を整えます。

外に向きがちな意識を内に向けて、集中するポースです。

では、呼吸が整ったら
次のポーズに移りましょう。

『英雄のポーズ2』です。
お尻、脚、お腹、ウエストの引き締めに効果があります。
便秘に効果があり、集中力を高めると言われています。

1、脚を大きく開いて立ちます。右足はまっすぐ正面、
  後ろに下げた左脚は少し内側に向けます。
2、両肩は肩の高さで広げて,前後にのばします。肩の力は抜いて、
  頚は長くします。視線は、前に出した右手の先に向けます。
3、息を吐きながら、ゆっくり右膝を曲げて踵の上に膝がくるようにします。
  膝が90度になるくらいが理想ですが、筋力が足りないときは無理せずに。
  膝だけ前に出ないようにしてください。
4、後ろになっている左脚はしっかりのばして、床を踏みしめてください。
5、先ずはそのままキープして、ゆっくり呼吸を5回繰り返してください。

余裕がある方は、そのまま30秒?1分と時間をのばしてください。
出来れば、反対も同じようにポーズをしてみましょう。

太もも、お尻の筋力に弱い方があれば、片方だけポーズがとれなかったり
よろけてしまったりという事が起こります。
普段の生活習慣の癖で、片側だけ筋力の差が出来てしまっているのです。

やりにくい方のポーズを少しずつ頑張って、同じ時間できるように
していきましょう。
身体のバランスがとれて、整っていきますよ。
お尻を引き締め、骨盤を閉める筋肉も強化出来ます。

雨の日や、北風の強い日は、お家で出来る妊活をしていきましょう!

では、次回は池田由芽先生です。
岡井志帆がお届けしました。


【不妊カウンセリング】不安から抜け出すために

2015-01-15 [記事URL]

あけましておめでとうございます。
高齢不妊担当の近藤琉水です。

今年は長めのお休みとなった方も多かったようです(^^)
いいお正月だったでしょうか。
ゆっくりリフレッシュできましたか~?

もう既に通常モードに戻っておられるかもしれませんね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

妊活に伴いがちな心の問題を解決して、
一緒にあなたの夢がかなえていきましょうね(^^)/

では、今年初の【不妊カウンセリング】は
あなたの”不安”がもたらすマイナス思考について
取り上げてみたいと思います。

妊活しているとさまざまに不安に駆られるものです。

「私は赤ちゃんをこの胸に抱くことができるのだろうか…」
「いつになったら妊娠できるのだろうか…」

という疑問・疑惑から、いつしか

「私は赤ちゃんをこの胸に抱くことなんてできないのでは?」
「妊娠なんて私にはできないのかもしれない」

そんな否定的な考えで頭が占拠されるようになっていませんか?

マイナス思考が板についてしまい、もう習慣になっていませんか?

悪のスパイラルでどんどんマイナスの方向へ落ちていく思考。

落ちるにまかせているとたいへんなことになります。
鬱になってしまう方もいらっしゃるのですから。

「このままじゃいけない!」と思いとどまり、
ちょっと冷静に自分を見つめ直してみましょう。

年の初めですし、今年は上向きにいきたいですよね(^^)/

あなたを不安の底なし沼に突き落としてしまうのは
歪んだ思考パターンのせいなのです。
個人の思考の癖のようなものなので、
意識できれば方向修正したり、別のパターンを導入したり
といったことができるようになります。

苦しい思考回路に溺れてしまう前に、
なんとか立て直しができたらいいですよね(^^♪

まず、マイナス思考というのは、実際にはポジティブなことも
ネガティブなことも両方存在するにもかかわらず、
ネガティブなほうをわざと大きく捉える、
というパターンです。
なぜかポジティブなことは過小評価してしまうんですね。

いいことには目が向かないというのは、
ポジティブな出来事に対して不当な扱いをしていることになります。
そこに不公平が生じていることに気づいてみましょうよ。

いいこと、恵まれたことって誰にでも、どんなことにもあるはず。

でもどうしてネガティブばかりに目が行ってしまうのでしょう?

それは、心に間違ったフィルターがかかっているからなんですよ。
そのせいでネガティブな情報ばかり入ってくるのです。

「どうしてこんなにイヤなことばっかり?!」というとき、
自分に問いかけてみましょう。

「ネガティブなフィルターが心にかかってない?」

そのせいで、ひょっとしたら問題解決への道が開けるかもしれないような
ダイヤの原石のような良い情報に気づけずにいるのかもしれないです。

もったいないですよね、目の前のダイヤモンドを見逃しては。

一度悪循環に陥ると、なかなか気づけないものです。
心は頑なですからね(-.-)

自力では無理というときは、誰かの力を借りるのが一番です。

パートナーの方や、信頼する友人、ごきょうだい。

よく話を聴いてくれて、整理するのを手伝ってくれる人を
みつけてくださいね。
一人で悩んでドツボにハマるのは最悪パターン。
そうなる前にヘルプを求めてください。

なかなか見つからないときは、
不妊カウンセラーの力を借りてください。
私もその一人です。
ご相談、いつでもお待ちしていますよ~(^^)

次回は岡井志帆先生の担当です。
どうぞお楽しみに!


【男性不妊】東洋医学的な男性不妊の原因とは(5)(20141226)

2014-12-26 [記事URL]

メリークリスマス!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

昨日はクリスマスでしたね!
まだまだ街のイルミネーションはキレイですね。
昨夜はクリスマスケーキにチキンでしたでしょうか?
それともケーキはイブ派ですか?

妊活をされている方はスイーツを節制されている方も多いと思います。
久しぶりにケーキ解禁!
という方もいらっしゃるでしょうね。
たまにはどうぞ思う存分楽しんで頂ければと思います(^^)

さて、僕のメルマガでは、東洋医学的な男性不妊の原因をシリーズでお届けしてきました。
男性不妊の原因は、中医学的に分類すると
「精液清冷」、「不射精」、「早泄」、「陽萎」
の4つありました。

前回のメルマガまででこの4つ全ての解説をさせて頂きましたので
今回は今までのまとめをしておこうと思います。

1つ目は「精液清冷」でした。

精液の量が少なくなるという、現代医学でいうところの「精液減少症」にあたります。
原因としては、東洋医学的な腎臓の弱りによるところが大きく、
暴飲暴食や夜更かしなどの不摂生、セックスのしすぎなどが原因になりますし
生まれつきの生命力の弱さ(先天の精不足)ということもあります。

身体がやせ細っていたり、すぐに疲れてしまったり全身に脱力感がある、
その他、膝腰のだるさや色つやのない顔色などが随伴症状として
あります。

2つ目は「不射精」です。

読んで字の如く射精することができない「射精障害」ですね。
精液中の精子の数が少ない「乏精子症」もこの範疇です。

こちらも原因は腎虚です。
ただ、腎虚といっても、
特に腎陰の弱りにより腎陽が相対的に旺盛になってしまうことが原因でした。
(腎臓は左右別々で陰陽2つの働きがあると東洋医学では考えます)

よく勃起することがあったり陰茎が腫れたり痛みがあったりする、
夢精、尿が濃くなる、口が渇く、便秘といった随伴症状が特徴です。

また、慢性的にこの状態が続くと気滞血オという状態になり
怒りっぽくなったり、胸が苦しくなることがあったり
寡黙になったりという症状も現われてきます。

3つ目は「早泄」です。

ひとことで言うと「早漏」で
性交前や性交早期に射精してしまい勃起が持続しない症状です。

こちらも主な原因は腎虚(腎気虚)です。
腎臓の元気が弱くなり精を納める力が弱くなり
漏れてしまうことで早泄になってしまうんでしたね。
やはり、慢性的な睡眠不足や疲労などからくることが多いです。

その他にも、慢性的なストレスや過労なども早泄の原因になることもあります。

そして4つ目が前回お届けした「陽萎」です。

いわゆる勃起不全、インポテンツのことです。

原因は、こちらもやはり腎虚がほとんどです。
セックスのしすぎで腎精を消耗しすぎているときや
先天的な弱り、恐怖しすぎやストレスの受けすぎなどですね。

膝腰のだるさや腰痛、脱毛、冷えなどが随伴症状としてあらわれます。

と、前回まで紹介させて頂いた男性不妊の東洋医学的な原因4つを
まとめてみましたが
お分かりのように原因は全て「腎虚」です。

もちろん、「腎虚」にも色々あるのでワンパターンではないのですが
男性不妊の治療には腎臓を養うということが何よりも大事だということです。

今までの繰り返しになりますが
睡眠、疲れケア、ストレス発散、食事やセックスの節制などが
腎臓を養う上でとても大切な養生になります。

こういった日常生活の中での養生をあまりできなかったりすると
鍼灸治療や漢方薬などでいくら腎臓を助ける治療を行ったとしても
いたちごっこ状態になってしまいがちです。

また、たとえ精液検査で異常が見られなかったとしても
生命力は数値に現れないものですから、
妊活中のみなさんはぜひこういった養生を意識して
日常生活を送って頂ければと思います。

ということで、
シリーズでお届けしてきた「東洋医学的な男性不妊の原因」については
一旦ここまでとなります。

また次回からは別の視点から情報を発信していきますね!

それでは、今回はこの辺で。

次回は近藤先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


【季節の養生法】冬に妊娠力を高める養生とは?!(20141212)

2014-12-12 [記事URL]

こんにちは!池田由芽です(^^)

ポインセチアが目に鮮やかな季節となりました(*^_^*)
ついついお花屋さんがあったら
寄ってみたくなるのは私だけでしょうか?

心が疲れている時には
お花をみるのがおすすめですよ♪
みてるだけで癒してくれます。

年末に向けてお忙しくなってくる頃ですね。
忙しくなると、身体に隙ができて
そこから体調を崩しやすくなります。

こんな時こそ、しっかり休める時は休んで、
身体を大事にしていきましょうね~!

そして、クリスマスやお正月を元気に迎えて
楽しく過ごしましょう(o^^o)

冬至に近づくにつれて、
冬もどんどん陰気(寒気)が極まっていきます。

十分温かくして、
お家でもお出かけ先でも
いろんな温かグッズを駆使して、
冷えから身体を守りましょうね!

妊活中ならいつでも
妊娠力は落とさずに過ごしたいですよね。

今日はそんなあなたのために
「冬に妊娠力を高める養生」をお伝えしていきますよ(^o^)

年末年始は不妊クリニックも長期のお休みに入るので、
妊活はちょっと休憩♪
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

いつもがんばり続けていても
肩に力が入ってしんどくなってしまいますから、
こんな時くらい休憩するのもありですよね!

でも、せっかく積み上げてきた妊娠力がガタ落ち~
なんて結果にならないように
リフレッシュタイムを堪能したいものです。

そのためにはどんなことに気を付けたらいいのか?
今日はそんなお話をお伝えしていきます。

私たちの身体には、本来、
自分で病気を治す力が備わっています。

“自然に即した生活をすること”
これがもともと私たちのあるべき姿です。
そうなることで、健やかな毎日を送ることができます。

自然のサイクルとは逆に、
夜更かしや夜遅くまでの残業、
休日は昼夜逆転の生活、
すっと室内にいて日光を浴びない
運動不足で、寝不足続き、おまけにストレスで不眠、
食品添加物のたっぷり入った食事など、
今の社会では、これまでにはなかった
“自然ではない生活習慣”であふれています。

こんな生活習慣に浸ってしまっては、
自分自身で不妊の原因をつくっているようなものです。
まずは”自然ではない生活習慣”を
やめることから始めませんか?

もちろん、全部がんばる!
と無理をする必要はありません。
継続できなければ意味がないからです(*_*)

体質改善をするうえで何よりも大切なのは、
“継続”です。

それに東洋医学的に冬は無理をしてはいけない季節です。
「内に納める」季節なので、
動物のように冬眠まではいかなくても
“体力温存”を心がけましょうね(^^)

適度な運動は必要ですが、
激し過ぎる運動は体力を消耗するので、
控えめでお願いします。

温かくしてウォーキングくらいの有酸素運動が一番です。
ポカポカするくらいがいいですよ。
また、運動をして汗をかいたら
すぐさま拭いて、毛穴から陽気(身体を温める気)が
逃げないように気をつけましょうね!
冷えの原因になりますよ。

それと同時に冬は身体を養う季節でもあるので、
栄養があるものをしっかり食べて
身体を養っていきましょう。
でも、食べ過ぎにはご注意を!
お鍋なんかは栄養満点で温まるので冬にぴったりですね♪

時期的にどうしても、
宴会や忘年会続きになってしまいますが、
できるだけ回数を減らしたり、
友達との忘年会はランチにしたりすることで
飲み過ぎも抑えられ、消化にかかる負担も軽減しますよ-!

そして、お酒を飲む時はできるだけ、
温かいものをいただきましょう。
冷たいビールは胃がびっくりして胃が弱るだけでなく、
お腹全体の冷えにつながりますよ。
ワインだったらポリフェノールも入っているので
飲む機会があったらおすすめです。
ちょっとずつ味わいながらいただきたいですね(^^)

お正月も親戚やお友達の方と会う機会も増え、
食べ過ぎ飲み過ぎになってしまうこともあるかもしれません。

そんな時に心強い味方がいます!
それは、”お粥”です。
梅干しや野菜、卵などいろんなレパートリーを増やしたら
お粥も飽きずに食べられるので、
胃腸の調子が回復するまでは
お茶漬けではなく、卵かけご飯でもなく
お粥がおすすめですよ(^_^)

何か特別なことを始めるよりも、
普段している生活習慣をを変えるだけで
効果が出ることも多いんです。

それだけ、身体は生活習慣の影響を
受けているということなんです!

なので、体質改善には
まず日々の習慣を変えてみることをおすすめします。
ぜひできることからチャレンジしてみてくださいね!

次回の担当は万木祥太郎先生です(^-^)
どうぞお楽しみに!


【身体を動かして妊娠力をUPする! 】股関節と肩関節を一度にストレッチ!(20141127)

2014-11-30 [記事URL]

こんにちは。

今年の秋は、思った以上にお昼間の気温が
暖かいですね。

紅葉を見に出かけるには、最高のお天気です。

近年は、春や秋といった穏やかな季節が短くて、
あまり味わうことが出来なかったのですが、
今年はたっぷり秋を感じることが出来ますね。

ひんやりキリッとした朝の空気、
まぶしいくらいの昼間の日差し、
それらをしっかり味わいながら、
冬を迎える準備をしていきたいですね。

では、本日の【身体を動かして妊娠力をUPする!】
今回は、関節を動かして気のめぐりを改善し、
身体を元気にしていく方法です。

身体には、多くの関節がありますが、
今回注目するのは、「股関節」と「肩関節」です。

「股関節」は、骨盤と足を繋げる関節ですので、
ここの動きを良くすることで、
骨盤の中に位置する子宮にもいい影響が起こります。

ですので、多くの人が 「妊活には骨盤矯正」!といった
意識をもち、「ストレッチしよう!」と思ったり
「整体に行ってみよう!」と
行動に移すわけですよね。
もちろん、鍼灸院にも出掛けてくださいね(^^*)

今回ご紹介するのは、股関節と肩関節を動かすことで
気の流れを良くして血流を改善していく方法です。

肩関節を動かすストレッチも一緒にご紹介するのは、
肩関節を動かすことで、頚から上、頭の気の流れや血流を
良くすることが出来るからです。

子宮や卵巣といった生殖器を主るのは、
東洋医学では「腎」の働きです。
そして、ホルモンの中枢である「脳」は
やっぱり東洋医学では「腎」が主っているんですよね。

股関節を動かし、そして肩関節を動かすことで
頭の「腎」とおへそ下の「腎」の両方の働きを
一度に活性化させることが出来るのです。

とっても簡単ですが、続けていくと本当にいいので
チャレンジしてみてくださいね。

ではストレッチです!

1、仰向けに寝ます。
2、右膝を両手を使って自分の胸に引き寄せます。
  じわ~と股関節の痛みを味わってください。
3、次に、右膝を外に広げてください。
  手を添えて床に付けるようにしてください。

 充分に股関節の広がりを感じたなら

4、右足を360度グルグル回してください。
  足を上げるときは息を吸いながら、膝を曲げていきます。、
  降ろす時は足を伸ばして息を吐く。
  大きく大きく回してください。
  慣れてきたら、反対側に回してください。

充分に股関節を回せたら、

5、体をねじって、右膝を左の床に付けるようにします。
  右手は外に広げて視線も右にむけましょう。

6、次に、この姿勢のまま「肩関節」動かしていきます。
  右肩をグルグル回すのですが、視線を手と一緒に動かしていきましょう。
  床に手が付くくらい大きく大きく動かします。視線を合わすと
  より大きく関節を動かすことが出来ます。
  反対にも回していきましょう。

充分に肩が回せたら、身体のねじりを戻して仰向けに戻ります。
もう一度右ひざを胸に引き寄せて、最初の硬さと今の緩んだ感じを
味わってください。

この一連の動きをすることで、「股関節」「背中」「肩関節」と
体幹をすべてゆるめていくことが出来ます。

もちろん、左側も同じことをしていきます。

左右両側のストレッチがすべて終わると、
肩・背中・股関節、このすべてがスッキリ軽くなるのを感じて、
気持ちよ~くなりますよ。

背中全体がゆるんでいきますので、気も巡りも
いっきに改善して行くことが出来ます。

背中には、膀胱経という経絡が走っています。

膀胱経は「金」に属していますので、
「気」を主る経絡です。

そういう意味でも、背中を緩めることが気を巡らすのに
とっても有効なのがわかります。
また、膀胱経は経穴の数が最大数の経絡です!

「背部兪穴」といった、内臓に関係が深いツボが
集合しているところです。

「股関節」と「肩関節」を緩めて、
一緒に背中もゆるめてしまおう!というこのストレッチ。

ぜひ、お試しくださいね♪

では、岡井志帆がお届けしました。

次回は、池田由芽先生です。
お楽しみに~♪


【身体を動かして妊娠力をUPする!】深呼吸のコツ(20141003)

2014-11-25 [記事URL]

この記事は、10月3日配信予定のものです。
配信がおくれましたこと、お詫び致します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こんにちは。
はりきゅう師の岡井志帆です。

秋らしい気候になってきました。

お昼間は、まだまだ汗ばむこともありますが、
朝晩になると、窓を開けて外の
ヒンヤリと涼しい空気と取り入れると、
部屋の中のムッとした空気を
冷やしてくれますね。

この、気持ちのいい空気を
しっかり取り入れるために、

【身体を動かして妊娠力をUPする!】は
深呼吸をとりあげたいと思います。

スポーツをした後、
最後のストレッチの後の仕上げに
深呼吸で呼吸を整えたり、

ヨガを始めるまえに、
呼吸を整え、
身体と心(精神)をつなげるものとして、
深呼吸をしたり。

生活の中でも、
深呼吸は意識をしたうえでの
行動と言えます。

普段、呼吸は無意識に行っているもの
なんですが、
深呼吸は意識をして行うものです。

無意識でする深呼吸では、
「あくび」がありますね。

脳内の酸素が少なくなると、
「空気を取り込んでください」と
指令がきて、
自然に「ふぁ~~」と
あくびが出ます。

あくびは、顔の筋肉のストレッチ、
また、感情に関するホルモンの関与も
あるようなので、
あくびをしているヒトのお顔が緩んで、
ちょっとゆる~い表情をしているのも
分かりますね。

怒りながらあくびをする人は
いないのかもしれません。(^^)

では、そんな緩んだ状態を
自分の意志で行う深呼吸ですが、
脳の緊張を緩め、
身体の緊張を緩めることで
自律神経を整える作用があります。

深呼吸をするときによく言われるのは、
「おへその下、丹田に空気を入れるように
意識をもって呼吸しましょう。」というのが
あるのですが、

息を「吸う」というのは、
東洋医学では【腎】のパワ―が担います。

その【腎】がある場所というのが、
おへその下、丹田の場所になるというのです。

そして、【腎】は『脳』も主っていますので、
深呼吸をすることで、
脳にいい作用が起こるというのは
納得ですね。

また、西洋医学でも
『腎』と『脳』は様々なホルモン作用で関係性が
強い場所でもあります。

このように、
深呼吸を意識的に行うことで、
自律神経、ホルモン作用を調え
リラックスできると言えます。

そして、「空気」という自然の中の
『形の無いもの』を、
「身体の中」という『形のあるもの』に
取り入れるところに、
陰と陽の交流があり
生きる力となるのです。

では、実際にする深呼吸なのですが、
【腹式呼吸】という
丹田に空気をタップり取り入れる方法と、
【胸式呼吸】である
胸にしっかり空気を取り入れる方法があります。

今回は、【胸式呼吸】のちょっとしたコツを
お伝えしますね。

女性は特に筋力が弱目なので、
普段【胸式呼吸】をしているのですが、
肩の筋肉を使った呼吸が多いようです。

なので、呼吸をしたときに
肩が上がったり下がったりしているのが
感じられます。

これでは、肺に入る空気の量は
そんなに多くはありません。

そこから、より多くの空気を胸に取り入れる
【深呼吸】のコツをご紹介します。

まず、普段「深呼吸をしてください」というと、
両手を広げて胸を広げる呼吸をします。

ここで一工夫。

1、肩を出来るだけ下げて、
  頚を長くした状態にします。

2、その状態をキープしたまま
  両手を広げていきます。
  その時、肩甲骨を内に寄せるイメージで
  しっかり胸を開いていきます。

たった、この一工夫をするだけで、
胸に入る空気の量がたっぷりになり
胸にしっかり空気が取り込まれます。

とっても簡単ですが、
普段肩が挙がっている呼吸しかしていないと
肩の筋肉がつっぱる感じがします。

そういう人は、いつもと違う筋肉を使う
ことを意識をして、
たっぷり胸に空気を入れる呼吸をして
みてくださいね。

では、次回は池田由芽先生です。
お楽しみに♪


【食養生で妊娠力アップ】アサイー(20141113)

2014-11-15 [記事URL]

こんにちは。
はりきゅう師の近藤琉水です(^^)

秋も深まり、いよいよ冬が到来しました。
まだ紅葉の季節なのでピンと来ないかもしれませんが、
暦のうえではもうれっきとした冬です。

今年は台風や自然災害が多かったですよね。
土砂災害や火山噴火の被害に遭う方もいらっしゃって
ほんとうに自然の力は恐ろしいと思います。
犠牲になった方々、被災された方々にお見舞い申し上げます。

純粋に自然災害だけでないところがさらに怖いですよね…

自然に逆らわず、順応していかねば、
そして災害の予防、対策をしていかなくてはいけませんね。

さて、今日は食養生のお話なんですが、
しばらく前から人気のアサイーを取り上げたいと思います。

セレブの間で「ハワイに行ったらアサイーボウル!」と
人気が出て、パンケーキと同様、流行しています。
“奇跡のフルーツ”とか”スーパーフルーツ”なんて言われますよね!

何なの、それ? という方もいらっしゃるかも、
ということでちょっと説明を。

アサイーはブラジル原産のヤシ科の植物です。
ハワイ産ではなく、アマゾン熱帯雨林で自生・栽培されている
“アマゾンフルーツ”です。
実はブルーベリーに似ているのですが、まったく別物なんです。

20メートルにもなる木に一年中実るそうで、
人が木に登って収穫するそうですよ!

実は直径1センチ強くらいで可食部分が非常に少なく、
水を加えてすりつぶし、ペースト状にしたものを
食べるのです。

果実というからには甘いのかと思いきや、
元の味は甘くも酸っぱくもないそうです。
現地ではおかずにつけるソースのような食べ方をするそうです。

なぜ”奇跡のフルーツ”なのかというと、
その豊富な栄養価に秘密があります。

抗酸化作用のあるアントシアニン(ポリフェノール)が、
ブルーベリーの約18倍! 赤ワインの約30倍!!

鉄分はプルーンの約10倍!
レバーの約3倍!

マグネシウムはブロッコリーの約10倍

食物繊維はゴボウの約3倍!

カルシウムは牛乳の約2倍!

ビタミン類、亜鉛、必須脂肪酸、アミノ酸も豊富。

まさに、”スーパー”というのもうなずけますよね!
脅威的な栄養価!!

とくにポリフェノールはベビ待ちさんにとって重要なんです!

“抗酸化作用”といって、身体のサビツキを防止する、
まさにアンチエイジングな効能です!
体内で活性酸素による酸化を防ぐのです。

私たちにとって、活性酸素もちょっとはなくては困るのですが
(細菌やウイルスを撃退します)、
増えすぎると自分の細胞を酸化させ、傷つけはじめます。
これが老化、エイジングなんですね。
また、ガンを引き起こす原因ともなるんです。

アサイーに含まれる抗酸化物質は人体にとくに吸収されやすい
そうですので、これは利用しない手はありませんね!

流行りのカフェなどでは「アサイーボウル」が食べられるところも
あるでしょうが、ここはハワイじゃないのでどこでもある
というわけではありません。

通販やコストコで冷凍のものが手に入るので、
それを利用して、フルーツと一緒にスムージーなどをつくって
ハチミツで甘味を加えて食べるのがいいでしょうか。

南米特産の果実なので、薬膳的には詳しい資料がありません。

効能からの予想の範囲ですが、腎を補う力が強いのではないかと思います。
また、血虚にも効きそうですし、貧血ぎみの方におすすめできますね。

ただし、注意点もあります。

熱帯の植物ということで、身体を冷やす可能性が高いこと。
冷凍状態であれば尚更ですよね(^_^;)

地球の反対側からやってくる輸入食品ですから、
長期間輸送されてきたことを考えると、
植物自体の”気”は薄れていることは否めません。
パックされた加工食品ですからね。

そして、我々のご先祖が代々食べてきた食品ではない点。
私たちの身体にどのような影響があるのか、
証明はできていません。

こういった点も忘れることなく、
気持ち控えめに摂取するのがベターなのではないでしょうか。

とくに冬場は要注意かもしれませんね。

というわけで、私も夏の間実験的に小まめに食べてましたが、
秋口から頻度と量を減らしています。

ポリフェノールのアンチエイジング+美容効果を期待して
たまに食べるようにしたいなと考えています。

もちろん、抗酸化物質を含む食材は他にもたくさんありますから
分散させていただくのがよろしいかと。

毎朝冷たいアサイーボウルを食べていたら
身体を冷やしてしまって温活が台無しですよ~(^_^;)
ご注意くださいね!

次回は岡井先生の担当です。
どうぞお楽しみに!


【男性不妊】東洋医学的な男性不妊の原因とは(4)(20141031)

2014-10-31 [記事URL]

こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

ハロウィンですね!
街をあるくとジャック・オー・ランタンだらけで、お祭りムード満載です。
一昔前は一部のテーマパークだけの行事だったような気もしますが
今ではしっかりこの季節の風物詩になりましたね。

ということで、そろそろ冬支度の方はどうでしょうか?
妊活に冷えは大敵です!
冷え症が気になるという方は温活もセットでいきましょうね!

さて、僕のメルマガでは
東洋医学的な男性不妊の症状と原因について
お届けさせて頂いています。

今回は「陽萎(ようい)」についてです。

「陽萎」というのは、いわゆる勃起不全、インポテンツのことをいいます。
つまり、勃起しなかったり、勃起状態を継続することができないという症状です。

前回お伝えした「早泄」が、
すぐに射精してしまい性交を継続することができない症状だったのに対し、
「陽萎」は勃起自体に問題があるために、性交を行うことができない
という症状です。

「陽萎」の原因は、
西洋医学的には、加齢であったり、心因性のもの、血管障害などの器質性のもの、
薬物、またはそれらの混合というようなものとされています。

では、東洋医学的に「陽萎」の原因となるのはどういったことかというと
多くが”腎”の弱りからきます。

たとえば、
セックスのしすぎで腎の精を消耗しすぎているときや
先天的に腎精が弱い虚弱な体質であるとき
などです。

その他にも
やたらと恐怖することや驚くことが多くても腎の気は消耗しますし
ストレスなどからびくびくしたり、不安感や焦燥感がずっとある状態も
腎精を消耗してしまいますので
「陽萎」の原因になり得ます。

こういった腎の弱りが原因となっている場合は、
多くの場合で随伴症状として腰や膝がだるくなったり、腰痛、脱毛、冷え
といった症状があります。

「陽萎」の原因が、これら腎の弱りから来ている場合
治療としては、とにかく腎の陽気を補っていきます。

多くの場合が、腎精も消耗していますので
弱りがキツイ場合は、漢方薬を併用した方が効果も上がりやすいです。

養生としては、
疲れを溜めないことや睡眠、セックスや射精のしすぎをセーブするということが
大切になってきます。

また、腎以外の要因でも「陽萎」は起こります。

心配事が非常に深く、心臓や脾臓が弱ってしまった時(心脾両虚)や
肥満により身体の内部に湿熱が溜まってしまった場合などです。
(心臓や脾臓の弱りはあくまでも東洋医学的な見立てですので
西洋医学的に病気があるというわけではありません)

心脾両虚の場合は、脾臓の働きを助け、消化器系の動きを
活発にする治療を行っていきます。
しっかり食物から栄養を取れるようになれば、
心血や腎精が充実して、「陽萎」も治癒していきます。

養生としては、ストレスや心配事をためないことであったり
うまく発散するということが大切ですね。

また肥満からきている場合は
身体の中の湿熱を取り除く治療を行っていきます。

養生は言わずもがなですね。
脂っこい物などの食べすぎを控えましょう。(^_^;)

ということで、今回は「陽萎」について
お届けさせて頂きました。

「陽萎」の症状があると
セックス自体に支障が生じてしまい
必然的に自然妊娠が不可能となってしまいます。

普段の養生でケアできる部分もありますし
鍼灸でのケアでも根本からケアできる症状でもあります。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。(^^)

ちなみに男性不妊に関する前回までのバックナンバーは

精液清冷について→
 http://www.funinchiryou.net/20140516-2/

不射精について→
 http://www.funinchiryou.net/20140711-2/

早泄について→
 http://www.funinchiryou.net/20140905-2/

でご覧になれますので、
よければチェックしてみて下さい!

また、もっと詳しく男性不妊について聞いてみたい!
そういう方は、
当院で毎月行っている馬場聖鍼堂☆不妊治療説明会か
仕事の後でもお越し頂ける平日20時まで受付可能な
無料体験治療にお越し下さい。
お問い合わせ・ご予約は
 http://www.e-harikyuu.com/briefing.php
 072-633-3253
までお気軽にどうぞ。

最後までお読み下さりありがとうございました。

それでは、今回はこの辺で。

次回は近藤先生が担当です。
どうぞお楽しみに!


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