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【食養生】砂糖は「陰性の食べ物」です (20120517)

2012-05-17 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の岡井志帆です。

今年のゴールデンウィークは不安定なお天気でしたね。
秋を思い出すぐらいものすごく寒くなったり(雪が降った地域もありましたね)、
夏のように暑くなったり。3つの季節が一気にめぐったようでした。

連休中は、いつも以上に食べ過ぎ飲み過ぎになってしまいがち。
そこへ、こんな気温の変化があれば身体もビックリしてしまいます。
皆さま、体調にはくれぐれもお気をつけくださいね。

さて、今日はお砂糖についてお話ししたいと思います。
東洋医学では、お砂糖は「陰性の食べ物」といいます。
「陰性の食べ物」は「身体を冷やす」と言われますが、
「なぜ砂糖は身体を冷やすのかな?」という疑問から調べてみました。

私達が日常よく使うのが、白砂糖。精製された真っ白の砂糖です。
その他、三温糖、黒砂糖はよく目にする食品ですね。
三温糖は上白糖より純度が低いため薄茶色をしています。
風味が独特でお菓子などに使われますね。
黒砂糖は、サトウキビをそのまま絞って煮詰めたものです。
精製されていないので、ミネラル・ビタミンなどが含まれています。
糖度の割には甘く感じます。風味も独特なものがありますね。

砂糖の原料は、サトウキビを原料としたもの、砂糖大根(てんさい)を原料にしたもの、
楓からできているメープルシロップなどがあります。
サトウキビは熱帯である地域で栽培されています。
砂糖大根(てんさい)や楓は寒い地域で栽培されています。
なので、熱帯で栽培されたサトウキビを原料にされている砂糖は身体を冷やす食べ物といえますね。
そういう意味では、砂糖大根から出来た砂糖かメープルシロップを食べるほうが身体を温めてくれます。

白砂糖の主な成分はショ糖。これは二糖類といってこのままでは身体に取り込まれません。
なので単糖である果糖やブドウ糖の形にしてから栄養素として使用されます。
この二糖類から単糖に分解するときに、ピルビン酸を生成します。
この酸は血液を酸性に傾けます。酸性症になるとカルシウムが身体から抜けだしてしまいます。
また、ピルビン酸代謝でビタミンB1を消費します。
白砂糖には、ショ糖以外のミネラルやビタミンがほとんどありません。
なのでショ糖を分解するときには、身体の中に蓄えてあったカルシウムとビタミンを消費しなければなりません。
ショ糖はカロリーがあるのに栄養がない、という悪循環にはまってしまします。

糖をとりすぎると、赤血球の細胞膜を弱め赤血球の変態能を弱くします。
赤血球の膜は弾力がほどよくないと、毛細血管先の先の細い所をうまく通り抜けられませんし壊れやすくなります。
また、血小板を凝縮しやすくするので血液が流れにくくなるんです。白血球の粘度も増してしまします。
こうして血液の質がわるくなれば血流が悪くなりますね。

また、白砂糖をたくさん取ると手足の指先が冷たく感じます。
これは、指先の毛細血管で動脈と静脈のつなぎ目までしっかり血液が流れなくなるからです。
その手前の動静脈吻合で近回りして戻るようになるんですね。
真冬にはこの機能が働いて熱が逃げないようにします。
夏は反対に、余分な熱を発散するために抹消血管が開いて熱を逃がすのです。
この調整がうまくいかなくなり、いつも手足の先が冷たい状態がおこります。

血液自体に問題が起こることと、その血管を調整する機能に問題が起こること。
さまざまなトラブルにより冷えが起こるんですね。
赤血球が壊れると酸素も運ばれなくなります。
血行が悪くなるということは、子宮や卵巣にも影響があることは想像がつきますね。

砂糖についてはその害はいろいろあげられていますが、
今回は「冷える」ということにポイントをおいて調べてみました。
どんなものでも取り過ぎはよくないのは当たり前です。
ただ、砂糖は他の食品に比べて「中毒性」が強いことがあります。
皆さん、太るからと「炭水化物」は控えても、なかなか「甘いもの」は止めれません。
これも、「中毒性」の現れではないでしょうか?

高血糖の状態での卵の害もあげられています。
受精卵が胚盤胞まで育ちにくくなる、といわれているならば
できるだけ高血糖の状態にはしたくない!という気持ちが妊活女性なら起こりますよね。
油断すると、砂糖はなんにでも入っています。
外でなんでも買えて、24時間購入できるこの便利な時代であるからこその落とし穴。

砂糖が一般に広まったのは、明治時代と言われています。
私たちのおじいちゃんおばあちゃんの世代ぐらいから多く消費されるようになった食品です。
つまり、それ以前は「無くても良いもの」だったんです。

初めて日本に来たのは奈良時代。そのときはお薬として使われたそうです。
なんでもその量が大事ということですね。

私自身、ストレスを回避するために甘いものばかり食べていた時があります。
血液検査の結果、ヘモグロビンA1chaの基準を超えてしまったことがあります。
糖尿病イエローカードをもらってしまったんですね。
こういう経験もふまえて、「人は簡単に高血糖の状態にすることができるんだな。」
という危険を提唱したいです。

砂糖中毒から抜け出るチャレンジ!頑張っていきましょうね♪

次回は、足立繁久先生です。よろしくお願いします!


【不妊カウンセリング】自分のご機嫌を取ろう!(20120503)

2012-05-03 [記事URL]

こんにちは。
はりきゅう師の近藤 琉水です(^^)

GW後半に入りました。
大型連休を満喫していらっしゃるでしょうか。

9連休の方もいらっしゃることでしょうし、
お正月より長いお休みを楽しまないわけにはいきませんね(*^^)v

治療サイクルに入っておられる方は羽目をはずすわけにはいきませんが、
新緑の季節ですし、気分的にも清清しく毎日を過ごしたいですね。
今年は冬の寒さも厳しかったですし、やっと気持ちのよい季節となりました。
身も心もよ~くほぐして、開放させてあげましょう!

さて、今日は”心の病”についてお話します。

精神科や心療内科的な診断にこだわらず、心が折れている状態、
疲れ切ってしまった状態を想定してください。

不妊治療が長引くと、どうしても精神的に追い詰められていく方が多いのです。

イライラ、不安や焦りも長期にわたると着実に心をむしばんでいきます。
なにげなく言われた言葉に傷つき、実際に流産を経験して傷つき、
悲しみも輪をかけて心の傷を深くしていきます。

初診で来院される方のほとんどが抑鬱状態にあり、
おしなべて自信を喪失して、ちょっと卑屈になってしまっている方も。
頭の中は自分で数え上げた不幸で満杯なんですね。

これは心の病以外の何ものでもありません。

“心身一如(しんしんいちにょ)”といいますが、
東洋医学では心と身体は1つのごとし、と考えます。
心が病むことによって身体も病むのです。

この心の病にかかってしまうと、もともと持っているはずの
妊娠力はガタ落ちになります。
「どうせできない私だから力を出す必要はないし、第一妊娠力なんて無いわ」と。

ちょっとでも残っていて芽を出そうとしている力が
心の病によって押しつぶされ、へし折られていくんですね。

たくさんの方を診させていただいて感じるのは、
この心の病さえ克服できれば、どれほど多くの方が自力で妊娠できるだろう、
ということです。

検査をしても原因不明なのに、体外受精を何度もして、
顕微授精にも挑戦したのにカスリもしない。
そういう方ってたくさんいらっしゃいますよね。

実は自然妊娠をする力が充分あるかもしれないのに。

妊娠しづらいかもしれないけれど、妊娠できないと決め付けることはないのです。

まずは、心の病を自覚してみましょう。
自分の力じゃ妊娠なんてできっこない、と思い込んでいませんか?

不妊治療専門のドクターや高度生殖医療の助けを借りたとしても、
最終的に妊娠する力はあなたのなかにあります。

「できない、できない」だけじゃなくって、
「私ならできる」って思い込んでみてはどうでしょう。
根拠はなくてもいいのです(#^.^#)
なんなら、ご自身のよいところを数え上げてみましょう。

「やさしいし、思いやりがあるし、ユーモアのセンスがあるし、強いし・・・」

だから「赤ちゃん、私のところに来てくれたら幸せになれるよ!」
赤ちゃんに選んでもらえるお母さんになりましょうよ。

だって、いつも自信なくてクヨクヨして、小さなことに目くじらを立てている
お母さんって、子どもにとって嬉しいでしょうか?

「お父さんは○○してくれない」と文句ばっかり言ってるお母さんは?

「そこまでヒドくないんだけどなぁ~」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
だったら、あなたはパートナーやご両親、周りの人々に感謝の気持ちを持って
それを表現できているでしょうか?

他者に目を向けれなくなっているのだったら、
それは立派な心の病です。

どうしても妊娠できないことから目が離せなくて、
常に「できない自分」をこれでもかとムチ打ってはどツボにはまっている方、
まずはそんなヒドイ場所から自分を救ってあげましょうよ。
心の病から抜け出しましょう。

あなたは誰かのご機嫌を取ったことってあるかもしれませんね。
では、ご自身のご機嫌を取ったことは?

いつも幸せそうにしてる人って、自分のご機嫌を取るのが上手なんです。

日々の生活のなかでちょっとした楽しみを積極的にみつけるとか、
失敗しても「大丈夫、大丈夫」と自分を力づけたり、
うまくいったら手放しで自分を褒めてあげたり、
そして何より周囲の人や環境に感謝の気持ちを忘れてない方がいます。

落ち込んだり、心が折れそうになったとき、
自分にやさしくしてあげたらいいのであって、
余計に自分を追い詰めることをしなくていいのです。
それが自分のご機嫌を取るということ。
そして、ご自分が持っていないものではなく、
すでに手にしているものに目を向けてみましょう。

自分が持っていないものに意識を向けるということはどういうことでしょう。
たとえば「赤ちゃんがいない自分」にフォーカスしているとします。
そこから「赤ちゃんがいる自分」にはイメージも現実も発展しにくいのです。

力のある自分、とても魅力のある自分、
かわいい赤ちゃんと幸せに暮らしている自分、
ステキな夫と明るく賑やかな家庭を築いている自分、
そんなプラスなセルフ・イメージを持てれば、
今はそうじゃなくてもそういう方向に物事は発展していくものです。

もっとも、これがうまくできない人が心の病に陥っているのです。

自分のご機嫌を取るのも練習が必要かもしれません。

心の病がこれ以上進行しないように、
今日からご自分のご機嫌取りを始めてみてほしいのです。

最終的に心の病を癒すのはあなたの力です。
その力があれば、きっとあなたが今抱えている問題は乗り越えられます。

一生、不幸を誰かのせいにしたり、愚痴ばっかり言って過ごすより、
感謝の気持ちを持って心も身体も豊かに生きていければ、
しあわせがあなたを見放すはずはありませんよ!

最後にイベントのお知らせです。
2人目不妊に関する講演会を開きます。

【2人目未妊には理由がある!?】
日 時:5月6日 午後2時~4時
場 所:大阪市中央区大手町 ドーンセンター4階 中会議室3にて
内 容:2人目未妊の原因体質を東洋医学の視点で解説!
    2人目未妊体質を改善するためのケアの仕方…などを
    講演会&ワーク形式でお伝えします。
参加費:2,000円
※お子さま連れの方も参加可能です。
 お子さまは別室にてお預かりとい形になります。
☆ただ今、申込み受付中です。
【20名さま限定】となっております。申込みはお早めにどうぞ!
お申込みはコチラのメールにお願いします。
info(@にしてください)harikyuu-seishindou.com

次回は岡井先生の担当です。
どうぞお楽しみに!


【2人目未妊の原因】 (20120423)

2012-04-23 [記事URL]

こんにちは!
【2人目不妊治療】担当の足立繁久です。

【2人目不妊コーナー】の第2回です。
前回は2人目未妊の独特の悩み・プレッシャー・環境について紹介しました。

今回は2人目未妊の原因を西洋医学的に、そして東洋医学的に紹介しますね。

■西洋医学における2人目未妊の原因とは・・・。
1、年齢的な要因(加齢)
2、1人目のお子さんの妊娠・出産時のトラブル
3、夫婦生活の回数減少
4、ストレス
などが挙げられています。

1、加齢
 年齢の要素は、お一人目の妊娠・出産時と比べる大きな違いがあります。

 加齢は”卵子の質の低下”、”子宮・卵巣の機能の不調”、”ホルモンバランスの乱れ”などを
 招く要因となり、未妊状態につながります。
 また、流産の可能性も上がると言われています。

 【不妊鍼灸.net】妊娠力に関係が深い”腎臓のチカラ”とは?

2、第1子の妊娠・出産時のトラブル
 前回の妊娠・出産時になんらかのトラブルがあることで、
 お2人目のお子さんを妊娠しにくくなります。

 例えば、【出産時の大量出血】。
 一説には、700cc以上の出血が2人目未妊に影響すると言われています。
  ※出血と2人目不妊に関しては、後半に紹介しています。

 また【帝王切開】や【産褥熱】なども2人目未妊の要素になり得るという情報があります。

 ※帝王切開と2人目不妊に関してはコチラを参考にしてください。
   【不妊鍼灸.net】帝王切開と2人目不妊の関係

3、夫婦生活の減少
 セックスの数の減少。
 これも2人目不妊において大きな原因となります。

 お子さんが増えること、家族構成が変わることで夫婦生活の環境も一変します。
 『以前のように、気分がのらない…』
 これは多くのご夫婦に共通した意見ではないでしょうか。

4、ストレス
 年齢と共に変化するのが、ご夫婦をとりまく環境です。
 育児の悩み、お子さんの体調、生活リズムの変化、人間関係(ママ友やお仕事上のストレス)
 …など、具体的に挙げるとキリがありません。
 これらの要因は妊娠・出産以前には無かったものです。

 旦那さんのストレスも同様に変化しています。
 男性も同じく年齢と共に、職場環境やストレス、またはお仕事の内容なども
 変化しているでしょう。
 そして、ご夫婦のストレス・悩みは互いに影響し合います。

以上の要因・条件には、東洋医学で見ても共通した内容は多く見られます。

■東洋医学的な視点で【2人目不妊の原因となり得る要因を9項目】紹介しますね。

 1、1人目の出産時のできごと

 2、帝王切開の有無

 3、1人目の出産後の感染など

 4、出産・授乳による疲労・睡眠不足

 5、育児による生活リズムの変調

 6、夫婦生活の減少・セックスレス

 7、加齢

 8、ホルモンの乱れ

 9、原因不明

======◆

1、前回の妊娠・出産時のアクシデント
 先ほどにも紹介しましたが”大量出血”は産後の体質から見ても大きな出来事です。
 出血量が多すぎると、血液が常に不足がちな体質に定着してしまうこともあります。

 胎盤の剥離にかかった時間が長くなっても、産後の体質に影響を及ぼします。

 出産時のアクシデントに関する詳しい情報は…コチラ
 【不妊鍼灸.net】出産時の出血と2人目不妊の関係
  

2、帝王切開の既往歴

 帝王切開も一部の情報では2人目不妊に影響を及ぼす可能性があるそうです。

 子宮をメスを入れて切開することが、子宮そのものに影響を及ぼすのだそうです。
 
 確かに人の体は機械ではありません。
 
 いくら縫合して、傷は治った…とはいえ、
 ”胎児をとりあげられる位”大きく切開するのですから
 まったく影響を残さない…というのも、想像しにくいですよね。
 
 2人目不妊と帝王切開の関係の詳しい情報は・・・コチラ
  【不妊鍼灸.net】帝王切開と2人目不妊の関係
  

3、1人目出産後の感染

 これは産褥熱やクラミジアなどの生殖器系の感染⇒炎症を意味します。
 
 産褥熱は、産道・子宮頸部・子宮内膜の炎症を招きますし
 クラミジアは、炎症を起こことで、卵管閉塞を招きます。

感染症と2人目不妊に関してはコチラを参考にしてください。
  【不妊治療.net】2人目不妊と感染症のはなし

4、出産・授乳によるの疲労・睡眠不足

 育児・授乳は出産してすぐに始まります。

 昼夜問わず、赤ちゃんは母乳を必要とするため
 産後の養生…なんてことは在って無いような者かもしれません…

 長期にわたる妊娠期間に続く、分娩による体力の消耗は
 一般的に想像される以上の深刻なものです。

 そして、授乳。
 母乳を分泌することも、一般的には当たり前のようにとられていますが
 実際には、授乳はお母さんの身を削って行っている…といっても良いことです。
 
 当然、体調によっても、母乳の質も量も変わります。

 反対に母乳の分泌(授乳)は、母体の体力を消耗するお仕事なのです。

5、育児による生活リズムの変調・ストレス

 
 育児が始まると、すべてがお子さん中心の生活に変わります。
 
 このこと自体は悪いことはありません。

 しかし、お子さんのことに一生懸命になりすぎてしまうことで
 ご自身の生活のリズム・ペース配分を乱してしまう結果になりやすいと言えます。

 『お子さんのことが最優先…』

 これは母性の為せる大事な気持ちなのですが

 つい、ペースを見失い、母体を疲れさせてしまう…という難点もあります。

6、夫婦生活の減少・セックスレス

 お子さんが産まれ、家族が増えることで、変わるのは生活のリズムだけではありません。

 
 お互いパートナー同士の関上も変わるようです。

 一般的によく指摘されているのが・・・

 女性は妻としてのスタンスから、母親としてモードチェンジするということ。

 一方、男性はというと、女性ほどスムーズに”父親モード”にチェンジしにくいことが多いようです。

 夫婦生活の減少の原因のすべてが、この男女差によるものだとは言いませんが

 夫婦から、母親と父親になることへの変化には
 男女差があるということはイメージできるかと思います。

 これが性生活に及ぼす要因となるとさらに微妙な問題があるのでしょう。

7、加齢
 
 歳を重ねる…ということは、妊娠力の維持にとって、間違いなく影響を及ぼします。

 2人目不妊というからには、すでに妊娠・出産を経ていること。

 年齢を重ねていること

 この2つの要因はどちらも妊娠力にとってはマイナスに働きます。

 エイジング(加齢)は、単なる体力的な要因だけでなく
 内分泌系にも影響を及ぼす可能性もあります。

 【不妊鍼灸.net】妊娠力に関係が深い”腎臓のチカラ”とは?

8、ホルモンバランスの乱れ
 
 加齢による、卵子の質の低下
 ホルモンバランスの乱れ
 などなどがみられやすくなります。

9、原因不明

 2人目不妊の原因を調べていくと
 必ずと言っても良いくらい目にするのが、この”原因不明”という言葉。

 『1人目のお子さんを妊娠・出産できたのに・・・なぜ?』

 この疑問は誰よりも、2人目不妊に悩むご本人が持っている悩みですが

 やはり不妊治療において、ひとつの原因が特定しにくいのだと思います。

◆ 関連情報
 【不妊鍼灸.net】妊娠力の向上とデトックス

以上、ざっと2人目不妊の原因となり得る要素をいくつか挙げて紹介いたしました。

2人目不妊のやっかいなところは、
上に挙げた9種の要因がどれも決定的ではないこと。

複数の原因が絡み合って、フィジカル的にも、メンタル的にも
元々備わっている妊娠力の発揮にロックがかかってしまっている…
と、治療をしていて、そのような印象を受けます。

======

今回は2人目未妊特有のハンディをピックアップしました。

このような特性・ハンディを見ると最初の妊娠に比べて、非常に不利な点に目が行きます。

年齢や環境の変化によるストレスなどは、そう簡単に改善できるものではありません。
出産時の出血量や帝王切開といった既往歴、これら過去のことは変えられるものではありません。

しかし、目を向けて欲しいのは、改善できる余地もあること。

たとえば、体質的な弱点。

この問題は違います。これは改善可能な要因といえます。

起こってしまった出来事は変えられません。

でも、その結果、生じた2人目未妊体質…これは養生やケアの方法によっては改善できるものなのです。

人は、つい表面上の出来事や結果(加齢や帝王切開・ストレスなど)に目を奪われがちですが、
その水面下で起こっていること(2人目未妊の体質)には、なかなか気づかないものです。
そして改善しやすいのは、結果よりも目に見えない水面下の体質です。

2人目未妊に悩む方にも、それぞれの悩みを持っています。
なかなか人には分かってもらえない悩みもあるでしょう。

しかし、当院には2人目未妊に特化した専門コースを準備しています。
もし、今よりも、少しでも妊娠の可能性を上げたい!と思う方は、ぜひ2人目未妊のためのはり灸治療を体験してみてください♪


【季節の養生法】春先編(20120405)

2012-04-02 [記事URL]

こんにちは。

はじめまして。 研修生の池田由芽(いけだ・ゆめ)です。
この度、新しく研修生として馬場聖鍼堂のキャストに仲間入りさせて
いただくことになりました。
どうぞこれから宜しくお願いします。

4月に入り、エイプリルフールも終わり、本格的に春到来! という感じですね。
でも、まだまだ冷え対策は怠れません。
昼はポカポカ陽気でも、朝晩は冷えるのがお決まりのパターンです。
せっかく楽しみにして出掛けたお花見のはずが、
思いのほか気温が上がらず、身体が冷えて気分は冬に逆戻り(゜-Å)
なんてことにならないためにも、寒さ対策は万全にしていきましょうね。
そして思う存分、春の季節を楽しみましょう。

春と言えば見逃せないのが”花粉症”。
ひどい場合は脳がパンパンに腫れたような感じがして、
頭がぼーっとしてしまい、集中力が低下したりして日常生活にまで
支障を来すので、とっても辛いですね(ToT)
鼻づまり、滝のように流れる鼻水、目の痒みなどの花粉症独特の症状は、
これまでに脂っこいものや甘いものなどの食べ過ぎ等食事の不摂生などにより
少しずつ蓄積された「身体の毒」が排出されて起こるのです。

鼻をかみすぎて鼻の皮がむけるなど辛いこともありますが、
出るものはどんどん出していったらいいんですよ。
逆を言うと、身体の中に毒が溜まっているのに症状としてまったく現われないと、
体内に溜まった毒が体外に排出されないために、
癌やポリープができてしまったりという結果につながることもあります。
ですので、体内の毒を出すという意味では、
花粉症も身体にとってはいいことなんですよ!

花粉症でない方でも、春はぼーっとしがちな季節です。
その東洋医学的な理由の一つとして、
春は肝臓の気が高ぶりやすいということがあります。
これは東洋医学の”五行”の関係で、春が肝臓と関わりが深いことによります。
この肝臓の気が高ぶった状態が続くとイライラしやすくなり、
交感神経が優位な状態になったり、
精神的な興奮状態によって寝つきが悪くなってしまいます。

そうなると、昼間に睡魔が襲ってくるようになるので、ぼーっとしてしまうのです。
今の時期、こういった症状を持つ方が多く見受けられます。

またストレスの影響によっても肝臓の気は高ぶりやすくなります。
ストレス社会といわれる現代の社会ではストレスがない人はいないでしょう。
自分では気付かないうちに、実はストレスとなってしまっていることがあります。

我々生体は、ストレスを感じると脳の視床下部という所を通じて
自律神経系や内分泌系に影響を及ぼし、身体に抗ストレス反応が生じます。
ストレスを感じると、血圧上昇、心拍数増加、不眠、胃潰瘍など他にも
さまざまな症状が現われるのは、こうした生体反応が生じているためなのです。

ストレスを感じることにより分泌される副腎皮質ホルモンは
脳の「記憶」の働きと関係が深い「海馬」の細胞を死滅させてしまうと言われています。こういったことから、ストレスが私たちの身体に与える影響は計りしれません。

ストレスが溜まってイライラ~といった状態にならないためにも
軽い運動をして気血の流れを良くしたり、
腹式呼吸でリラックスして吐く息を長ーくするように意識して行い、
身体に必要な十分な酸素の吸収を促しましょう。
交感神経が優位な状態にはリラックスが一番です。
ゆっくりとお風呂に入り、身も心もリラックスしながら身体の芯まで温まることで
気血の流れはさらにUPします。
脂ものや甘いものなどは控え、旬の食べ物を楽しむのもいいですね。
旬といえば、私は最近美味しい竹の子をいただきましたv(≧∀≦)v

普段から心の持ち方を変えようと意識してみるのも一つの方法ですね。
例えば日常生活で何かに失敗してしまった時・・・
落ち込むことも当然あると思います。
しかし! その失敗から得るものがあります。
それがとても大事なのです。
次に同じ失敗を繰り返さないようにしよう! と思い、実行すること。
それだけでも十分進歩していると思います。

また、もしその状況で自分を元気づけたり、励ましてくれる誰かがいたら
そのことがとっても幸せなことなのです。
自分を思ってくれている存在に気付ける瞬間・・・素敵ですね(^^)
大切なことなのに忘れてしまっていて
失敗をして悩んでいなかったら気付けていなかった、
ということも多々あると思います。

こうしたことを意識して春の病症に打ち勝って、
別れの季節でもありますが、出会いの季節である春を
存分に満喫していきましょう\(^▽^)/

次回は二人目未妊、足立先生の担当です。
どうぞ、お楽しみに~!


【身体づくりで妊娠力アップ】リズム運動のすすめ(201203029)

2012-03-31 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の岡井志帆です。
3月も最終週となりました。
やっと春らしい日差しになってきましたね。
とはいえ、まだまだ寒い日が続きます。
明るい日差しとともに、「やる気がでてきた!」というゲストの声も聞かれます。
でも、実際身体を動かすにはまだ寒い。
「もう少ししてからね。」という声もよく聞かれます。(^^;)

お日様の光を浴びると、幸せホルモンといわれるセロトニンが沢山作られるようになります。
なので日照時間が長くなる春に「やる気」が出てくるのも解りますね。
やる気がでつつある身体に、さらに弾みをつけていきましょう!
セロトニンは脳のなかの「ほうせん核」で作られます。
神経伝達物質で、快楽をつかさどるドーパミンや興奮をつかさどるノルアドレナリンを
調整してくれます。
これにより、心のバランスをとる働きをしてくれます。
また、痛みの感覚を抑制してくれるので「なんだかお腹がいたい」とか「少しの刺激で痛い」
という「痛がりさん」の痛みを改善してくれます。
自律神経の調整もしてくれますし、睡眠リズムに関与するメラトニンを作るもとにもなりますので、
睡眠を促してくれます。

「身体を動かすことで妊娠力をアップする」
今日は、セロトニンを作りやすくする運動のご紹介です。

セロトニンとは、お日様を浴びることで生成がアップするのはよく知られていることです。
目が覚めたらカーテンをしっかり開けて、朝日を浴びましょう。
その刺激で、脳からセロトニンが作られます。
また、セロトニンがよく作られるためにいいことの一つに、
規則正しいリズム運動がいいそうです。
なので、朝にご飯を食べるというのもそのいいそうですね。
規則正しい「噛む」という動きが、セロトニン産生に役立つそうです。
あえて「運動」をしなくても、「ゆっくり噛む」動作だけでも効果があるなんていいですね。
もちろん「ウォーキング」はおススメです。30分ぐらいをめやすに続けてみてください。
沈みがちな気分の時ほど、その場を変えて移動するということは気分転換にも最適です。
考えごとがあるときは、ウォーキングをしながら嫌なことは忘れてしまいましょう。
新しいアイデアや発想が浮かんでくるかもしれません。

さて、リズム運動をおススメしていますが。
リズム運動といえば、日本人なら誰でもしっている「ラジオ体操」
これを真剣にやると、相当な運動量になります。
汗もしっかりかけてもってこいの運動ですよ。
ですが「ラジオ体操」がいくら身体にいいとはいえ、あまりやってて楽しくはないですね。
どうせやるなら「楽しく続けられるもの」がいいですね。
最近では、韓国のカリスマ主婦「チョン・ダヨン」さんの体操が有名ですね。
「短時間でできる効果的な全身エクササイズ」ができるそうです。
私も今年に入ってから15分程度のものを始めました。
短時間に身体をリズミカルに動かして、軽い筋トレをしながら肩甲骨や腰などしっかり動かします。
普段使わない動きをしていきますので、気持ちがいいですよ♪
とっても簡単な動きなんですが、普段身体を動かしていないと身体の動かし方がわからず、
最初はロボットみたいな動きになってしまいました。全然リズミカルに動けず、友人に笑われてしまいました。
これは、毎日続けているとその日の身体の調子をみるバロメーターにもなります。
私は、DVDを見ながら友人と楽しく続けていますよ。
最初はたった15分が続けられずぜいぜい息をしていたのが、最近は最後まで出来るようになりました。
また、身体の調子がよく「絶好調!」という日は、体操も軽やかにでき、2回目にの挑戦できるぐらいです。
ですが「今日はしんどいなぁ。疲れてる」という日は、やはり途中で息がきれてしまい続けることができなかったり、
少し手を抜いて運動したりしています。
肩の凝りを感じたり腰痛がある日でも、体操をすると身体がすっきりしますし、
なによりまだまだお部屋でじっとしていて寒いときには、身体がホカホカしていっきに温まります。
寒い寒いといって温かい物ばかり飲んでいると、水分の取りすぎで余計身体が冷えたり
胃腸が疲れてしまいますが、身体をうごかすのはとっても気持ちがいいです。
エアコンをつける前にひと運動してみてくださいね。
「チョン・ダヨン」体操は、内容もそんなに激しくないので、私のように普段運動を全くしてない人にもちょうどいいですよ。
長いバージョンもあるようなので、体力に合わせて試してみられるのはいかがでしょうか?
これでは物足りない「体力には自信がある」方には「カービーダンス」がおススメです。
こちらは、日本のカリスマ主婦樫木裕実先生考案のダンスエクササイズです。
「チョン・ダヨン」体操よりは激しいので、ぜひチャレンジしてくださいね。

現代人は、頭ばっかり疲れさせ身体は疲れないように楽ばかりの生活をしてしまっています。
たまには身体を動かして、しっかり疲れ切ってしましましょう。
そのほうが早く「身体の疲れをリセット」してくれますよす。

次回は、初登場 池田由芽先生です。
よろしくおねがいします!


【2人目未妊について】(20120322)

2012-03-23 [記事URL]

はじめまして!
【2人目未妊治療】担当の足立繁久です。
鍼灸師です。
このたび、メルマガを通じて【2人目未妊】についての情報も配信をさせて
いただくことになりました。
元々、私は子どもさんとママさんの体質改善を主とした治療に携わってきました。
その経緯から、実際に今までも2人目未妊の治療も東洋医学的に行ってきています。
このような治療を通じて感じることは、2人目未妊で悩むママさんは独特の悩みと
環境と体質を持っているということです。

■2人目未妊ママさんの悩み
よく言われているのが『そろそろ2人目は?』という催促の言葉。
悪気のない言葉だと分かってはいても、こういうのって心に深く残るものですよね。
『一人目の子どもさんが産まれたのだから、2人目も当然…』
こんな周囲からの決めつけが、重圧となってのしかかってきます。

この気持ちは、周囲からの一方的な期待(催促・重圧)ではなく、
ご自身の中にもあるだけに、より厄介なのです。
『前もできたのだから、次も結果を出せ!』
まるでプロ競技でこんな言葉を突きつけられているような気持ちですし、
知らず知らず自分に負荷をかけたり、無理を強いてしまったりしてしまいます。

とはいえ、時間は刻一刻と過ぎていくし、いつでもトライできるものでもないし
一ヶ月に一度のチャンスをモノにしないといけないプレッシャー…。
そしてさらに、2人目未妊ママさんを不利にさせるのが、次の要因です。

■2人目未妊ママさんの環境
その特徴は家事やお仕事に加えて、育児という仕事が加わることです。
お子さんを育てること…『そんなの当たり前』と言われるかもしれませんが
育児をしながらの妊活は実に大変だと思うのです。

まず、自分のペースをつかめないこと。
・お子さんの生活リズムが最優先となります。
  夜泣き、グズリ、お子さんの生活…などに忙殺され、
  2人目未妊治療は結果的に後回しになってしまうケースもしばしばです。

・4~6歳までのお子さんはすぐに体調を崩します。
  免疫力・体力が十分でない年代のお子さんは、予想以上にカンタンに
  体調を崩すのです。
  幼稚園・保育園から「発熱しました…」と連絡を受けることもしばしば。
  大事な用事の日に限って”狙ったように”体調を崩してしまうのも特徴です。
  治療の予約を確保しても、なかなか思うようにいかないことがしばしば…。
  これ自体が隠れたストレスになってしまうこともあります。

『自分の子をストレスの原因にするべきではない』
『うまくいかない理由を子どもに押し付けたくない』
もちろん、こんな風に考えてはいます。

でも、周囲からはすべて当たり前と認識されてしまいます。
自分も周囲も当たり前だと思っていること。
こういうことって、少しのズレが生じると、重いプレッシャーとなって
のしかかってくるものです。

『子どものことを優先するのは当たり前…』
『子どものために、自分のことを後回しにすることは当たり前。』
これは正論です。

ですが、否定しようのない正論は、2人目未妊に悩むママさんを強力に
がんじがらめにしてしまうことだってあるのです。

■プレッシャーや環境の要因のように、外からやってくる要因の他にも、
ご自身で自分自身にプレッシャーをかけたり、制限をかけてしまったり。

目に見えない問題だけに、解決することはなかなか容易ではありません。
ですが、パートナーの方に相談してみたり、話を聴いてもらうだけでも、
肩の荷が降りることだってあるのです。
もちろん、治療院でも同じように、治療家の先生にいろいろ話をしてみるのも
いいですね。
人に話を聴いてもらうだけで、意外なヒントが見つかったりするものですよ♪

□■□
馬場聖鍼堂では4月から、毎週水曜日に2人目未妊の治療コースがスタートします。
その2人目未妊治療を私、足立が担当させていただきます。

鍼灸治療と自然の生き物をこよなく愛する丑年、てんびん座です(^^)
馬場聖鍼堂のキャスト内では、どちらかというとのんびり屋
(よく忘れ物をすることで有名…)です。

実際に、治療にあたるのは毎週水曜日のみ…ですが、ブログやメルマガを通じて
2人目未妊に関する情報を定期的に配信していきます。
どうかよろしくお願いいたします(^^)

次回は岡井先生の担当です。
どうぞお楽しみに!


【食養生で妊娠力アップ!】レモン(20120308)

2012-03-12 [記事URL]

こんにちは。
はりきゅう師の近藤 琉水です(^^)
啓蟄に入り、お天気が早い周期で変化しています。
春はもうすぐそこですね♪

今日はクエン酸の名前の由来となった果実、枸櫞(くえん)=檸檬(レモン)を
取り上げてみます。
知らない人はいないお馴染みの柑橘類ですが、大好きって方はそんなにいないかも?
果物というよりは、香りや風味付け、脂っこいものもサッパリいただけるという
爽やかな酸味の効果で調味料的な位置づけでしょうか。
でも、キャンディーやケーキなどのお菓子類では「レモン味」は欠かせませんね。
そのまま食べると・・・想像するだけで唾が湧いてきます(^_^;)

原産地はインド北部。けっこう背の高い樹木になります。
果物としては酸味が強いのでそのままガブリとはいきませんが、
果汁は世界中のお料理や飲料で利用されています。
日本には明治初期に入ってきたそうですので、比較的新しい果実です。
アメリカなどから輸入されるものがほとんどですが、国内では冬でも暖かい地方で
栽培されてます。

栄養成分としては、レモンといえばビタミンCの宝庫ですよね。
クエン酸ですね。
生のレモン100gで100mg、ジュースでも50mg含まれています。
成人の1日の必要量は100mgですから、レモン1個を食べればOK!ということですね。
クエン酸の効能としては、まず乳酸を分解し代謝に役立ちますので、疲労回復に
効果絶大です。
筋肉痛の回復にもいいですね。
脂をサラサラにする働きがあるので、揚げ物などに添えられているのは
理にかなっているのです。
たんぱく質の分解や消化も促進してくれるので、レモンは飾りだけではありませんよ!

ビタミンCといえば美容分野ではもてはやされていますね。
お肌のたるみやしみ、くすみなどのトラブルの原因となるコラーゲン不足を解消して
お肌のアンチエイジングや美白効果があります。
もちろん、お肌だけではなく、骨や血管だって丈夫にしてくれます。
骨粗しょう症や脳卒中・心筋梗塞の予防になるそうです。
他にも、免疫力を高めたり、風邪の予防にもいいですね。

香りの成分は記憶をつかさどる海馬の働きを活性化してくれますので、
記憶力や集中力を高めるのに役立ちますよ。
勉強するときにほしいアロマ効果ですね。

それでは漢方的に見ていきましょう。
性質は平なので、寒熱の偏りはありませんが、収斂作用が強いです。
臓腑は胃に入ります。

東洋医学的な効能としては、
化痰止咳、つまり痰を除き、咳を止めます。
生津健脾、唾液をよく分泌させ、胃腸の働きをよくします。

体質的には、酸味が強いので陽虚で胃腸が弱い方は要注意ですが、
胃腸が強くてついつい食べすぎちゃう、という方には絶対おすすめです。
お料理にどんどんレモンを絞っていただきましょう!

アンチエイジングに役立つということは、女性にうれしい食材ですよね。
できれば無農薬、有機栽培のものを求め、皮ごと摂取するのがおすすめです。
スポーツをする方は、レモンのハチミツ漬けが効果的ですね。
筋肉疲労にすばやく効いてくれます。

乾燥に弱いので、切ったら断面をラップで包んで冷蔵庫保存です。

よく機能性食品で「ビタミンがレモン○○個分!」なんてうたわれておりますが、
そんなに摂っても余分なぶんはどんどん尿で排出されていくだけです。
まとめて大量に摂るより、こまめにちょっとずつのほうが効果的ですよ。
アンチエイジングのためにも、風邪の予防のためにも、
食事にはくし形レモンを添えて、お料理に絞っていただきましょう。

昔インドをよく旅していた頃、市販されている清涼飲料水がすべて甘ったるく、
それでも暑くてのどが渇くので何かスカッとするものを飲みたい! というとき、
生のレモンをコップにギュッとしぼり、炭酸水をついでゴクゴク飲んでいました。
甘くないキリンレモン? 三ツ矢サイダーです。
結局これが一番おいしかったですねぇ。

なんだかこの原稿を書いてるあいだ中、どんどんツバが湧いてきちゃったのでした。
(;^_^A)

次回はメルマガ初登場! 足立繁久先生の【2人目未妊】のお話ですよ~!
どうぞお楽しみに。


【妊娠力アップのためのライフスタイル】東洋医学との付き合い方(20120223)

2012-02-23 [記事URL]

こんにちは、鍼灸師の石原幸です。

少しずつですが、ようやく昼間はぽかぽか陽気の日が増えてきました。
午前中に降り注ぐまぶしい太陽の光を浴びていると、春の足音を感じます。

とはいえ、まだまだ寒い日々。とくに日中と朝晩の気温差が増すと洋服選びに困ります。
冷えが大嫌い、ちょっとでも冷える事を許さない私は、真冬に使用している
厚手のタイツを春先まで使います。
これからどんどん薄着になっていく季節ですが、上着の着脱で気候の変化に対応して、
下半身はしっかり守る作戦です。
お洒落を優先しすぎるあまり、冷えに対する意識が薄れるのがこの季節。
油断せずに冷え対策を万全にして過ごしましょうね。

さて、妊娠力UPのためのライフスタイル。今回は東洋医学との付き合い方について!

東洋医学といっても鍼灸治療だけではありません。
鍼灸をはじめ漢方薬や気功など中国大陸を中心に発達したものからインドのヨガや
アーユルヴェーダなど、アジア全体が含まれますが、現在の日本では国家資格が必要な
鍼灸師、薬剤師の行う行為が医療として広く認知されていると思います。

近年はこういった代替医療への理解が進み、西洋医学だけではカバーしきれない
包括的な体質向上や予防医学としても人気が高まってきているようです。

西洋医学は部位を、東洋医学は身体全体を診ると言われているように東洋医学では個々人の
体質や弱点に注目して、そこを改善することによって身体の不調を改善していきます。

赤ちゃんを望む多くの方も、これらを利用して体質改善を図ったり
高度医療の補完の為に取り入れたりしていますね。
馬場聖鍼堂のゲストの方にも高度生殖医療を行いつつ鍼灸治療を受けにいらっしゃっている
方もいれば、西洋医学に抵抗を感じて鍼灸での体質改善で妊娠を目指す方など様々です。

どのような形で妊娠を目指すかはもちろん個々の判断ですが、何を選択するべきか、
東洋医学って本当に効くのか?という点で迷われてる方も多いのではないでしょうか。

高度医療での治療に迷っている方にも、ある程度段階を進めていらっしゃる方にも
鍼灸や漢方薬などを利用される事はおススメです。

結果がでなかったら意味ないし・・・と短絡的に考えないでいただきたいと思います。
東洋医学の良い点は身体全体を診るという点です。
東洋医学に触れるという事は、鍼をしたり漢方薬を飲むというだけでなく、
専門家が見立てた私自身の体質を知り、生活の中で改善していけるという事なのです。
これを証立て」と言いますが様々な原因で起こっている身体の不具合を
自分の気付かない観点からアドバイスしてもらえるのです。

そしてもうひとつ東洋医学の良い点は、西洋医学と拮抗するものではなく
足りないところを補ってくれる存在だという点。
高度生殖医療を進められていてもそれの手助けとなってくれます。

ただ体質改善の要素が大きいですから、一度鍼灸や漢方薬に挑戦して
結果がすぐに出なかったからといって投げ出さないでくださいね。
短くても半年はじっくりと取り組んで、身体の変化を感じてみてください。
妊娠を希望されている方にとって、半年という期間がどういうものなのか、
我々もよくわかっていますが正しい証立てと生活の改善で確実に身体は変わっていくので、
急がば回れとゲストの方にはしっかりと取り組んでいただいているのです。

また、鍼灸と漢方薬も決して拮抗するものではありませんよ。
むしろこの両者は車の両輪に例えられているほど相性が良く、
同じ証立ての基に鍼灸治療を受け漢方薬を処方される事で相乗効果が期待されます。
もちろんどちらか一方でも充分に効果は期待できると思いますので、
信頼のおける専門家へご相談されてみるのもよいのではないでしょうか?

正しい知識をもって自分で選択していく事で充実した妊活ライフをお過ごしください。
そして実りある将来をお祈りしています。


【不妊カウンセリング】あたりまえに気づく

2012-02-13 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の近藤 琉水です(^^)

暦のうえでは春となりましたが、2月は1年で一番寒い月と言われます。
油断すれば痛い目にあいますので、ちゃんと春風が吹くまで油断は大敵ですね。

さて、今日もベビ待ちのみなさんが少しでも心穏やかに過ごせるように、
お手伝いさせていただければと思います。

妊活が長くなるにつれて心や身体に受ける傷。
ほんとうに辛いことがいっぱいですね。

なんで私ばっかりこんな目に遭わなくてはいけないの?!
って、ぶちまけたくなることだってありますよね。

誰でもというわけにはいきませんが、
パートナーの方には素直に気持ちをぶつけてくださいね。
ただ、相手を傷つけることはあなたの本望ではないと思いますし、
“雨降って地かたまる”を目指していただければ。

考えれば考えるほどドツボにはまっていってしまう方、
心にちょっとお休みをあげてください。
急降下を止められるのはあなた自身しかいません。

どうしたら止められるのか、それは人によっていろんな方法があると思います。
「考えないようにする」というのが単純ですが効果的なんです。
でもそれができない方は?
発想の転換です。同じ考えるなら、こんなことを考えてみませんか?

先日、『がばいばあちゃん』で有名な島田洋七さんが言ってました。
「今の時代に日本に生まれるなんて、宝くじにあたったようなもん」と。

私もそう思います。
世界をぐるっと見渡しても、ほんとうにその通り、恵まれすぎなぐらいです。

私たちが”あたりまえ”と思っていることが、世界ではどれほど貴重なことか、
ちょっとだけ考えてみてくださいね。

雨風を凌げる家があること、
蛇口をひねれば清潔な水が出ること、
今日も明日も温かいご飯が食べれること、
銃弾を気にせず安心して寝ることができること、
こういったことが、いかに簡単には手に入らないことなのかを
考えてみたことはあったでしょうか。
当然の権利としてある市民サービスも、世界の平均からすると
ほとんどが手厚いものであることはご存知でしょうか。

もっと身近な未妊治療に関してはどうでしょう?
まず、大前提のパートナーがいること。
これは必要最低限の条件ですが、パートナーの方の存在を”あたりまえ”と
思い込んではいませんか?
専門の医療機関にアクセスできること。
日本の高度生殖医療の技術は最先端です。
何人もの海外在住の方が体外受精を受けるためだけに一時帰国されて、
当院にも受診されています。

まさに、宝くじが当たったに等しいくらいのラッキーさではないでしょうか。
ここに目を向けてみませんか?

そして、「実は自分はツイてるんだ」って自分に言い聞かせてみましょう。
それまで世界で一番アンラッキーだと思い込んでいたかもしれません。
そんな気持ちになるのも無理はないんですよ。
でも、「そんなこともないかも?」という発想の転換は自由です。

そして、”有り難い”パートナーの方、生んでくれたご両親、
きょうだいや友人たち、すべてのご縁がある人たち。
人だけでなく、目の前の食べ物や水、家や職場、すべてに感謝の気持ちを
持ってみましょう。

まずはそこからスタートです。

自分を取り巻く、当たり前ではない”有り難い”ことを数えてみる。
そして、感謝の気持ちが持てたら、それを伝えてみてはいかがでしょうか。

多くの人が「そこに気づいたときから何かが変わる」と言っています。
意識が変われば、さまざまなことが変化していくからですね。

幸せとは、案外すぐ傍にあるものなのです。
青い鳥、ですね(o^-‘)b

「どこまでも続く出口の見えない闇」の中にいるように感じていらっしゃるあなた。
ちょっと立ち止まって、自分の足元を見てみてください。
意外と足元には光があたっているかもしれませんよ・・・。

次回は石原幸先生が担当します。
どうぞお楽しみに!


【身体づくりで妊娠力アップ】お腹を鍛えるトレーニング法(20120126)

2012-01-26 [記事URL]

こんにちは。今回担当の岡井志帆です。
身体を動かすことで妊娠力アップをめざす!
簡単にできるトレーニングを続けてみませんか?

暦でも大寒を迎え、寒さも本番!
外へ出るのも足が遠のいていませんか?
でも、コタツにばかり入っていたのでは妊活にはなりませんよ。
ということで、今回もお家でできる簡単筋力トレーニングを
ご紹介していきますね。

前回は、足腰を鍛えるスクワットをお伝えしました。
足には大きな筋肉が沢山あるので、鍛えがいがありますよね。
代謝もアップしますし、身体を温める力にもなりますよ。
10回20回と出来る回数も増えてきたのではないですか?

今日ご紹介するのは、簡単にできるお腹を鍛えるトレーニング法です。
お腹の「腹直筋」と「大腰筋」を鍛える方法です。
「腹直筋」は、いわゆる「お腹が割れる」と言われる
身体の表面にある筋肉ですね。
男性なら、鍛えると形がくっきりでできます。
女性では、鍛えて形が出るというよりかは
痩せすぎて形が現れていることがほとんどです。
なので、めざすところは「形」ではなく
しっかりホルモンを作れる脂肪も持ち合わせた
女性らしい身体ですよ。でも、筋肉・筋力はしっかりと!

「大腰筋」は、足を動かす筋肉のひとつです。
骨盤の中にある筋肉なので、しっかり動かしたいですね。

では、トレーニングです。
ベットがあるお家では、ベットに腰かけてください。
椅子やに浅く腰掛けてでもできますよ。
厚みのある座椅子でもできます。
ただし、椅子が倒れないように気をつけてください。
手をお尻の後について、上体を少し後に倒します。
そのとき、ベットの端をつかんでもいいですよ。
椅子や座椅子の端をつかんでください。

膝を曲げて胸に引き寄せます。
これがスタート準備です。
膝が真っすぐ伸びるように足先を挙げていきます。
床と水平になるか、余裕のある方はさらにもう少し挙げます。
3秒ほどその状態をキープします。
ゆっくり膝を曲げてお腹に引き寄せます。

膝をお腹に引き寄せられない方は
膝を曲げ、床から足を浮かせます。
これをスタート準備の姿勢にしてください。

この動きを、繰り返します。
いかがですか?
簡単ですが、回数こなすには腹筋力が必要ですね。

東洋医学では、お腹には任脈、衝脈といって生殖機能に関係ある
経絡が通っています。
しっかり鍛えて、経絡の流れをよくしていきましょう。

お天気がいい日には、外にでてお日様に当たりながら
ウォーキングに励んでくださいね。
気分もすっきりしますよ。

それでは次回は近藤琉水先生がお送りいたします。
どうぞお楽しみに!


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