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【経絡ヨガ】胃腸の不調を改善・胃経のポーズ

2010-12-10 [記事URL]

みなさん、こんにちは。鍼灸師の石原です。

今年も残すところあと3週間あまりになりました。
年の瀬もせまりお仕事や家事に、何かと慌ただしく感じられるころですね。
そして年の瀬と言えば忘年会シーズンでもあります。
気の置けない同僚や友人達との楽しいひと時を過ごす良い機会ですが、
飲みすぎ食べ過ぎには要注意です! 
この時期になると胃腸薬のコマーシャルをよく見かけますが、ついはめをはずして
胃腸の調子を崩し、胃がもたれたまま忙しい日々を過ごさなくてはいけなくなる
なんてこと、よくあるからでしょうね。

特に妊娠を望んでいる方にとって、身体に過度の負担は避けていただきたいですし、
東洋医学的に見ても、消化器系統の弱りは生殖力を低下させてしまう関係性にあるため、
たび重なる暴飲暴食は絶対避けていただきたいものです!

そこで今回は、胃の経絡を刺激して十分に気をめぐらせることで胃の不調の改善を行う
ポーズをご紹介したいと思います。

胃に関係する経絡は
目の下に始まり→のど→胸→おなか→そけい部→太ももの前側→膝→すねの前外側→
足の人差し指で終わります。

以前も顔面から足先まで続く胃経をまんべんなく伸ばすポーズをご紹介しましたが
(http://www.youtube.com/watch?v=qDTb-0HC1pU)、
今回はうつ伏せになり胃の部分をより直接的に刺激することで、かなり強いポーズに
なっています。
不調を感じる前に「胃を鍛える」という意味でも大変有効ですので、この時期は集中的に
行うことをお勧めします。

<胃経・弓のポーズ>
1・うつ伏せになり、額を床につけます。膝は肩幅くらいに開き両手で足首を持ちます。
2・息を吐きながら、上半身・下半身を徐々に持ち上げます。息を吐ききったら
  ゆっくりとした鼻呼吸で、しばらく姿勢をキープしましょう。
  ポイント→・あまり上を向いて首に負担をかけないように注意しましょう。
       ・呼吸をすると身体が前後に揺れますが、「みぞおち~お臍」の部分を
        床に接地させキープしましょう。

写真での解説はコチラ→ http://www.youtube.com/watch?v=WJnTuFko8EE

いかがでしたか?
胃に直接的な圧迫がかかりますので、食後は30分以上してからにしてくださいね。
胃腸の健康を守り、素敵な年末年始をお過ごしください!

それでは、来週は近藤琉水先生がお送りします。お楽しみに!


FAQ-その1(20101202)

2010-12-03 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の近藤 琉水です(^^)
さぁ、今年もいよいよ残すところ1ヶ月となりました。
充実の2010年となるよう、一日一日を大切にしていきましょうね!

今月から、私が担当する3回のうち1回は、治療院でよくいただくご質問にお答え
するコーナーとさせていただきます。
最近人気の馬場聖鍼堂キャストによるブログ記事もご紹介していきますよ!
ぜひみなさんの未妊ライフにお役立てください。

━─━─━─━─━─

Q.どのくらいのペースで鍼灸治療を受けたらいいんですか?

A.だいたい週に1度のペースがいいです!

指圧やマッサージのように、鍼灸にも「刺激量」という”ものさし”があります。
「鍼を5本刺したらレベル5」なーんていう、わかりやすいものではありませんが(^o^;)
でも、鍼灸師はちゃんとあなたに合った刺激量に調節しています。
だから極端に言えば、毎日来てくださるならそれに合った刺激量の施術をしますので、
毎日でも全然大丈夫なんです。
ま、よっぽどの急性症でなければ毎日来院されることはないのですが(^_^;)
ですが、間が開きすぎるのはちょっと問題です。
とくに未妊治療の場合、体質改善を目的としていますので、定期的な施術を続けるのが
大切になってきます。
女性の月経周期は28日が理想ですね。
ですから1週間ごとのリズムを刻むことが大事なのです。
間が開いたとしても2週間まででしょうか。
それ以上になってしまうと、効果はグンと薄れてしまいます。
ですので、体外受精の日程に合わせて月に1回だけ受ける、というのは
あまり効果が期待できないのです。
あなたの基礎的な力をベースアップしていくための鍼灸治療ですから、
コンスタントに週1回の鍼灸院通いを生活の一部に組み込んでくださいね!

━─━─━─━─━─

Q.胚移植する前に鍼をしたほうがいいんですか? それとも後?

A.どちらでもOK!!

「移植の前に鍼をすると有効だと聞いた」という声をよく耳にします。
移植後は「刺激を受けたくない」、自宅で「お姫様生活だから来れません」とも
聞きます。
なるほど、そういう話になっているのか・・・とちょっと驚きますね。
本来、鍼灸はそのときのお身体の状態に合わせて治療をしますので、移植前なら前に、
後なら後に、最大限あなたの力が発揮されてよい結果が出るように施術していきます。
だからどっちがより効果的ということはなく、どちらもそれぞれ有効なのです。
施術の内容が変わってきますので、どっちのほうがいいか比べることはできません。
一番重要なのはあなたご自身の力であって、ネットで仕入れた情報通りに鍼したから
「これでカンペキ」というわけでもないのです。
鍼灸は、あなたの力を引き出すためのものです。
妊娠は奇跡なので、マニュアル通りにはいきません。
さまざまな条件がバッチリと重なり、パズルがピタリとはまるようにやって来ます。
すごく曖昧でとらえどころがないけど、それでいてとっても正確。
それが生命誕生の不思議なところです。だから奇跡なんですね。
そのアバウトさにとことんつきあうのが東洋医学です。
「こうじゃなきゃいけない」ということはなく、あくまでもおおらかに受けとめ、
あなたがリラックスして本来の孕む力を出せるように、サポートするだけです。
ある意味スポーツと似ていますね(^^)
記録を出そう、何が何でも勝とう、とするより、リラックスしてイメトレして臨む
ほうがいい結果が出ます。
というわけで、鍼灸治療は、いつ来てくださっても大丈夫なんですよ!
そのときの状態に合わせて、最善を尽します。
よく似たご質問で、「生理中でもいいんですか?」というのもありますが、
これもまったくもって無問題ですよ~(o^-‘)b

━─━─━─━─━─

それでは、おすすめブログ記事を紹介させていただきます。

「妊娠体質を作る食習慣」
アクセス数がハンパじゃない人気シリーズです!

その1 http://ameblo.jp/shinkyuu/entry-10695910786.html
その2 http://ameblo.jp/shinkyuu/entry-10702789152.html
その3 http://ameblo.jp/shinkyuu/entry-10709748787.html

「ベビ待ちさんの冬の過ごし方」
東洋医学的な冬の養生の方法をわかりやすく解説していますよ!

http://ameblo.jp/shinkyuu/entry-10704128445.html

「無月経と便秘」
単に月経を起こしたり下剤を使ってはよくないケースもあるのです!
http://ameblo.jp/shinkyuu/entry-10693812443.html

では、今日はこのへんで失礼します。
次回は石原幸先生の経絡ヨガです。
どうぞお楽しみに!


冬の味覚-ひつじ(20101125)

2010-11-26 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の近藤 琉水です(^^)
紅葉が見頃となりました。もうお出かけになりましたか?
日本の四季はほんとうにありがたいです。
目と心の保養のためにも、ぜひ暖かくして紅葉狩りにお出かけくださいね!

今日はお肉のなかでもあっため効果絶大な羊の肉を取り上げてみましょう。
ジンギスカンでお馴染みの羊肉ですが、普段はあまり食べられていないのでは
ないでしょうか。
でも、これからの寒い時期にはピッタリのお肉なんですよ。
ぜひその性質をよく知っていただき、上手に取り入れていただきたいです。

羊は偶蹄目反芻亜目牛科に属す、牛の仲間です。
人類史上最初の家畜、とさえ言われています。

ひょっとしたら羊肉(ようにく)といってもピンと来ない方もいらっしゃるかも
しれませんね。
1歳未満の子羊の肉をラム、1歳以上の羊の肉をマトンというのですが、
そんな年齢の違いをご存知でしたか?
世界最大の羊肉輸出国ニュージーランドではもっと細かい分類があるそうです。
若い羊のほうが柔らかくクセがなく、1頭からとれる肉の量も少ないので高級と
されています。

マトンには独特の臭いがあるため苦手とする方が多いようです。
ただし、これは鮮度保存が難しかったことが原因でそんなイメージが付いてしまった
ようです。
現在は冷凍保存の技術が向上して臭みのない美味しい羊肉が流通するようになって
います。

日本では北海道を中心によく消費されていますが、身体を温める性質があるため、
中国の北部やモンゴルなどの厳寒の地で好まれているように、やはり寒さ厳しい
北海道で常食されているのは意味があることではないかと思います。

ヨーロッパでは牛肉よりも価値が高い食材とされていることが多く、日本でももっと
その良さが見直されて食べられるようになるといいですね。

栄養価を見ていきましょう。
羊肉は高タンパク、低コレステロールを誇る優秀なたんぱく源です。
また鉄分やビタミンB群、亜鉛、カルシウムなどのミネラルも豊富なんです。
脂は体内に入っても吸収されにくく、赤身は消化されやすく、美容食・ダイエット食
としても見直されてきています。

肉類に多いコレステロールの含有量が魚肉と同じレベルであったり、
コレステロール値を下げることで有名な不飽和脂肪酸が多いこともあり、
羊肉自体のコレステロールが少ないばかりか、コレステロール値を下げる効果も
期待できるそうです。

それでは漢方的に見ていきましょう。
性質は大熱、昇作用があります。
臓腑では脾、腎に入ります。

非常に身体を温める作用が強く、中国では羊肉のシャブシャブが冬の定番料理と
なっています。
冷え症の方には嬉しい食材ですね。

東洋医学的な効能としては、
暖胃補虚、冷えて虚弱した胃を温め、機能を回復します。
補中益気、胃腸を補強して、気を補います。
安心止驚、精新を安定させ、動悸を収めます。
温補下元、下腹を温め、元気を回復します。

体質的には冷え症の方や胃腸が弱い虚弱体質の方に最適です。
反対に、身体に余分な熱がこもっている方や、陰虚体質の方には不向きです。
また、風邪などで熱っぽい方も控えましょう。

貧血や、冷えによる生理痛、腹痛、生理不順、視力の弱り、精力減退、インポテンツ
などにも効果がありますので、妊活中のカップルには嬉しい食材です。

ただ、身体の弱りや冷えが中心の方にはオススメな反面、余り食べないほうがいい
体質の方もいらっしゃいます。
ぜひご自身でしっかり見極めてくださいね。

羊肉の食べ方はジンギスカンだけではありません。
スパイスを多用する国でもさまざまな料理法があります。
スパイスを混ぜて肉団子にしたり、カレーのような煮込みにしたり、チリソースで
炒めたり、さまざまなレシピがあります。
昔よく行ってたインドでは、ちょっと奮発するときによく羊のカレーを食べました。
ヒンズー教徒は牛肉を食べないので、羊はポピュラーなお肉なんですね。
マクドナルドのハンバーガーも羊肉のミンチでした(^^)

ぜひみなさんも怖がらずに(!)、寒い夜にはラム、マトンに挑戦してみてくださいね!

それでは、また次回をお楽しみに!


【不妊と睡眠】(20101118)

2010-11-18 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の近藤 琉水です(^^)
寒いですねぇ!
手足がキンキンに冷えている方が増えました。
まだ11月とはいえ、そろそろ真冬モードでいきましょうね。

今日は妊娠力をつける「睡眠」についてお話していきましょう。

人間が生きていくうえで睡眠は非常に大事ですよね。
人間の3大欲求の一つです。食欲、睡眠欲、性欲、ですね。

1日6時間睡眠だと、生涯で20年間寝ていることになるんです(平均寿命まで
生きるとして)。

この20年間を寝ないで活動していたら私の人生ももっと違う方向に・・・?!
なんて考えないでもないのですが、そんなことしたら人生自体が短くなるのは
必至ですね。

寝ている時間は意識がないし、何もしていないように感じますが、
実は人間の身体にとって、必要不可欠な貴重な時間なのです。

現代人は夜更かしが常というか、得意になっていますね。
仕事から帰ってくるのが遅いですし、それからご飯を食べて好きなことをしようと
思ったら、寝る時間を削るしかありません。
好きなことといえば、テレビ、録画したドラマや映画、ゲーム、ネットサーフィン、
などが多いのでは?

すべて目や頭を使うことばかりで、気が昇るのは仕方ないです。
また、ディスプレイの光をずっと見続けることで夜なのに脳は「真昼」のように
感じてしまいます。
ですから、ベッドに入っても寝つきが悪かったり、睡眠の質が悪くなったりして
しまうのです。

ろうそくなどの火で暮らしていた頃は、そんな薄暗がりでは作業もしにくいですし、
テレビなどの娯楽ももちろんありませんから、太陽が沈めばできるだけ早く寝る、
という生活をしていたはずです。

そうすると、しっかり睡眠時間が確保できるだけでなく、いつも一定の時間に
寝ることで毎日のリズムもよくなり、自律神経のバランスもよく、ホルモン分泌も
正常を保つことができるのです。
だからこそ、子だくさんだったのだろうと思います。

基礎体温をつけていらっしゃる方はおわかりだと思いますが、
睡眠時間がまちまちだと、グラフがガタガタになりますよね。
寝入る時間も起きる時間も毎日バラバラだと、あまり計ってる意味が
なかったり・・・。

できるだけ早く、しかも一定の時間に寝て、朝も同じ時間に起きること。
そして、途中で何度も目が覚めたり夢ばかり見るのではなく、質のよい睡眠
であること。
これが妊娠力をつける睡眠パターンです。

夜のゴールデンタイムは10時から2時。
この時間帯に熟睡することで成長ホルモンが分泌されます。
この成長ホルモンは1日の疲れを取り、身体を修復してくれるだけではなく、
女性ホルモンの分泌も促します。
ですから、この時間を逃すことによって、妊娠を望む女性にとって、疲れが翌日も
取れないだけでなく、大切な女性ホルモン分泌の機会も逃してしまうことに
なるのです。
そして、卵もこの時間帯に成長するのです。

卵の質がよくない。育たない。
受精しても胚盤胞まで分割が進まない。

といった症状がある方は、睡眠を見直してみませんか?

1日は昼と夜、つまり陽と陰で構成されています。
夜の時間は陰ですから、静かに身体(内臓)を休ませ、陰を養う時間なのです。
睡眠不足だからといってお昼間に寝ても陰を養うことにはなりません。
逆に昼は陽の時間なので陽を養う、つまりたくさん身体を動すことが重要なのです。

卵の成長を促し、質を上げるためには、早寝早起きのリズムが大事なのですね。

もちろん、これは女性だけに限ったことではありません。
働き盛りの男性は、毎日残業して遅くに帰宅し、夜中に晩ごはんをドカッと食べ、
テレビやゲームをしてストレス発散してから1時2時になってようやく寝る、
という生活を続けておられる方が非常に多いのです。
いくら週末に寝貯めをするからといっても、やはり万年睡眠不足による身体への影響は
歴然としています。
近年男性不妊が非常に増えているのは、こういった生活スタイルから来るものが
多いのではないでしょうか。

もちろんお仕事ですから難しいのはよくわかります。
それでも、日中の段取りを工夫するとか、明日できることは明日に回すとか、
いろんな努力の余地があるように思います。
また、せめて夜中のゲームをやめるとか。だってストレス発散どころか、
かえって身体に悪影響を与えているのですから。

しっかり睡眠をとった元気な精子は、よりよい受精卵のためにも、
着床の後押しのためにも、とっても大切なのです。

どうかご夫婦で早寝早起きの習慣をつけてください。
それがどれだけお二人の妊娠にとって大事なことか、認識されていない方が
あまりに多いのは残念です。
早く寝る工夫をぜひしてみてくださいね!
しばらく続ければ、きっと身体が変わってきますよ!!

それでは、次回は食養生のお話です。
どうぞお楽しみに!


【経絡ヨガ】小腸経のポーズ(20101111)

2010-11-12 [記事URL]

みなさん、こんにちは! 鍼灸師の石原幸です。

立冬が過ぎていよいよ冬も本番、日ごとに増す寒さに外出もおっくうになりがちですね。
冬は自然界の万物の成長が収まり、次の成長、つまり春に向けて力を蓄えておく
季節です。
人間も同様に無理に活動的にならずに、のんびりと過ごすのがごく自然な在り方です。
ですから、激しい運動や気の発散はあまり必要ではないのですが、適度に体は動かし
気血の流れを潤滑にして、健康に保つことが大切になります。

ゆっくりとした動きのヨガなどで、身体の状態をバランス良く、そして温かく
保っていきましょう!

寒さに縮こまってしまうと、どうしても気血の流れが悪くなりがちです。
その影響で冬になると肩こりや頭痛に悩まされる方、結構いらっしゃるのでは
ないでしょうか?
そこで今回は、身体の上部、特に首や肩、頭を中心に滞りをなくし、気血の流れを
スムーズにしていく小腸経のポーズをご紹介したいと思います。

小腸経は手の小指の先からはじまり→小指の外側→腕・肩の後ろ側→肩甲骨→首→頬
→耳を通ります。
また枝分かれしたルートは体の中心を下って、胃や小腸も通っています。

小腸は消化をしたり、飲食物を分別したりする働きがありますから、ここの機能が
低下すると食後の腹張や下痢などが現れることも。
そして小腸経の気が滞ると、ノドの痛みや難聴などの症状や、顎や頸の痛みで後ろが
振り返れなくなったり、肩や腕の痛みや痺れが現れたり、眼精疲労や頭の重さなどに
つながることもあります。

<肩コリを解消 小腸経のポーズ>

1・正座をして両手で踵を持ち、額を床につけます。背中の力を抜き、ゆったりとした
  呼吸をつづけます。
2・頭の位置はズレないようにして、ゆっくりお尻を持ち上げます。
  無理がなければ膝を額に近づけます。
  背中の丸みを保ち、頭頂部から尾てい骨の伸びを感じます。
3・さらに可能であれば、両手を組み高く持ち上げます。
  10回程ゆっくりとした呼吸をしましょう。

写真での解説はコチラ

いかがでしたか?
刺激が強いポーズですので、すべての動作をゆったりと行ってください。
特に首だけに負担がかからないよう、呼吸をする際はお腹で呼吸をする腹式呼吸を
行うことで、キープした姿勢の安定を心がけてください。

それでは次回は近藤琉水先生がお送りいたします。
おたのしみに!


秋の味覚-とうがらし(20101104)

2010-11-05 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の近藤 琉水です(^^)
めっきり寒くなりました。
それでも晴れの日の日中はまだ暖かいです。
行楽シーズンを楽しみましょうね!

今日は意外に秋が旬だった唐辛子(とうがらし)をとりあげてみましょう。

唐辛子も前回の枸杞と同じくナス科の植物。
お仲間にはピーマン、シシトウ、パプリカなどもありますが、唐辛子は辛味の強い香辛料、
野菜で、トウガラシ属だけでもさまざまな品種があります。

名前が表すように「唐」の「カラシ」だから中国産かと思いきや、原産地は中南米です。
メキシコあたり、と言われています。
日本には16世紀頃に伝わってきたようです。
最初は「南蛮胡椒」として観賞用だったそうです。
九州のほうでは今でも「胡椒(こしょう)」と呼ぶんですよね。
「柚子胡椒」の胡椒は唐辛子のことですね!

世界中で使われている香辛料ですが、ヨーロッパに初めて伝えたのはコロンブス、
その後ポルトガル人が植民地ブラジルから持ち帰った後広まったので、比較的新しいです。
今では世界各地で500種以上もの唐辛子が栽培されており、
各国・地域のお料理には無くてはならない存在になっていますね。
元祖メキシコのパラペーニョやハバネロ、米国のタバスコ、イタリアのペペロンチーノ、
ハンガリーのパプリカ(辛くありませんが)、タイのプリッキーヌーなどが有名ですし、
インドを始めとした南アジア、中国、韓国でも、そしてアフリカ諸国でも欠かすことができません。
日本では「鷹の爪」、七味唐辛子、沖縄のコーレーグースなどでお馴染みです。
野菜としては京都の万願寺とうがらしなどの甘唐辛子もあります。

中国では蕃椒(ばんしょう)という生薬名がついていて漢方薬でも使われていますよ。
健胃、発汗、外用薬として凍瘡・凍傷の治療、しもやけの予防などの効能があります。
唐辛子の辛味成分はカプサイシンといって、慣れない人は食べると「痛い」と感じるほどです。
昨今の激辛ブームで鍛えられた人はいざ知らず、伝統的な和食に慣れた舌には刺激が
強すぎるかもしれません。
インドでは子どもでも辛いカレーを平気で食べていますが、これはかなり小さい頃から
訓練しているからです。
日本では子どもの頃は「○の王子様」カレーですので、慣れることができず、苦手な人が
多いですね。
というのも、南アジアや中央アメリカなどでは暑さのために発汗作用を促すことが大事に
なってくるんですね。
発汗すると体温が下がりますので。
殺菌力があるので、食べ物の腐敗を防ぐ効果もあるようです。
でも、韓国はどうなの? 世界で一番辛い料理と言われるブータンではどうなの?
となると、やっぱり気候だけではなく、文化的な要因もあるのだろうと言われています。

カプサイシンというのがトウガラシの辛味成分です。
脂溶性があり、アルコールにも溶けやすい性質があります。
ペペロンチーニのような使い方やコーレーグースは理にかなっているわけですね。
体内に入ると、灼熱感を引き起こし、痛覚神経を刺激します。
舌にある味覚ではなく、痛覚で感じ取るのですね。
その後脳で「辛味」を認識します。
また脳に運ばれるとアドレナリン分泌を活発化させ、それによって発汗するわけです。
激辛料理を食べて「痛い、痛い」と大汗をかくのはこういった機序によるものです。
トウガラシを触った手で目を触ると涙が止まらなくなったり、
粉末を吸い込むと激しく咳き込んだりしますので、注意が必要です。

それでは、漢方的に見ていきましょう。
性質は熱、昇、燥作用があります。
臓腑では心、脾に入ります。

東洋医学的な効能としては、
温中散寒、つまり胃腸の冷えを温めて冷えを取り除きます。
開胃消食、つまり食欲を増進し、消化を助けます。

熱性ですので、冷え症の方にはよいのですが、
体内に熱がこもりやすいタイプの方や陰虚体質の方には不向きです。
気の滞りやすい、血行が悪いタイプの方にもよいでしょう。
身体のどこかに炎症がある方は避けたほうがいいですね。
扁桃腺が腫れていたり、膀胱炎や痔のある方はやめてくださいね。

過剰摂取すると胃壁を荒らしますが、ちょっと使うとその刺激が食欲増進に働き、
エネルギー代謝を促進し、毛細血管を収縮させるので血流がよくなる、
といったメリットがあります。

香辛料ですので、主菜にはなりませんが、毎日のお料理にメリハリをつけるのに
上手に使っていけるといいですね。

ペペロンチーニはスパゲティだけではありませんよ。
お野菜を炒めるときにちょっと一手間。
きのこやレンコン、ゴボウなど、これからの季節でも楽しめます。
鷹の爪とにんにくスライスをオリーブオイルでじっくり熱して香りと辛味を移し、
野菜を炒めるのです。あとは塩味で。
おいしいですよ!

野菜のアクを止める働きがあるので、タケノコをゆでるときには米のとぎ汁に
トウガラシを入れますね。ナスの煮物にもいいですね。
食用以外には防虫効果もあり、昔は米びつに鷹の爪を入れたものですが、
最近ではトウガラシを使った専用の製品が出ていますね。

辛いものが苦手な方にお教えしますと、辛味成分が一番多いのはトウガラシの中の
種がつく「胎座」といわれる部分です。
ちなみに種は辛くありません。
ですので、粉末になったものより、鷹の爪の中身を開いて、種ごときれいに取り除いて
果皮だけにして使用するといいですね!

それでは、次回は石原幸先生の経絡ヨガです。
どうぞお楽しみに!


秋の味覚-くこのみ(20101028)

2010-11-02 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の近藤 琉水です(^^)
急に冬の寒気がやってきました。早速風邪をひいていませんか?
とはいえ、南の空には台風が。被害がこれ以上広がらないことを祈ります。

そろそろあったか煮物が美味しい季節になりました。
今回は秋冬の食卓にしっくりくる里芋(さといも)を取り上げ・・・
と思ったら、なんと既出のテーマでした(;^_^A)
まだ取り上げてないネタ探しがだんだん難しくなってきました(汗)

サトイモについては、詳しくはこちらをどうぞ!
http://www.funinchiryou.net/20100114-2/

というわけで路線変更。
今日は枸杞(くこ)の実についてお話することにします。
クコノミってご存知ですか?

中国のお茶や杏仁豆腐、韓国料理の薬膳料理などに入ってる小さな赤い実です。
噛み締めると、うっすら甘いような酸っぱいような味がします。
ちょっとグミと似ていますが、別物です。

クコは中国原産のナス科の植物。
小さな紫色の花が咲きますよ。
果実は、約1センチほどの熟すと赤い実で、ナスとはちっとも似ていません!
乾燥させたドライフルーツはよく薬膳で使われますし、漢方薬では枸杞子として有名です。
植物全体が宝と言われるくらい、お薬として利用価値が高いのです。
果実以外でも、根皮が地骨皮(じこっぴ)、葉は枸杞葉(くこよう)として漢方生薬では
有名です。
非常に古くから利用されてきた生薬で、『神農本草経』という、現存する一番古い生薬の
辞典にも掲載されているのです。
古来より滋養強壮によいとされてきただけあって、不老長寿の妙薬として珍重されています。

現代医学では、クコの実にはベタイン、ゼアキサンチン、リノール酸、ベータカロチン、
ビタミンB群、ビタミンC、鉄分、マグネシウム、亜鉛などなど、約40種類以上の有効成分が
含まれることが確認されています。
血圧降下作用、血糖値の効果作用があると認められているのです。
コレステロール値、中性脂肪値も降下し、動脈硬化を予防するそうです。
また、抗酸化作用、抗老化作用、抗ガン作用があり、実験においてもマウスの平均寿命を
延ばしたそうです。
すごいですね!

では、漢方的に見ていきましょう。
性質は平、寒熱の偏りがありません。
潤作用があります。
臓腑では肝、腎に入ります。
五味は甘です。

東洋医学的な効能としては、
滋補肝腎、肝臓腎臓を養い、働きをよくします。
益精明目、目の疲労を取り、視力を改善します。
強健筋骨、肝臓を養うことで筋を、腎臓を養うことで骨を強くしてくれます。

滋養強壮というだけあって、虚弱体質や陰虚体質の方向きです。
気血両虚の方でもOKです。

肝臓と腎臓に効きますので、不妊治療にはピッタリだと言えますね!
実際、クコの実を毎日食べ続けると精子の数が増えるそうです。
男性にも女性にもオススメです。

どこで手に入るかというと、漢方薬局か、中華食材を扱うお店ですね。
大袋で売ってます(^_^;)
酸化しやすいので、密封して日光が当らないところで保管してください。

そのままドライフルーツとして食べることもできますが、ちょっと苦味があるので、
お茶として煮出すか、スープやデザートに入れて具としていただくのがいいかと思います。
お粥や雑炊でもいいですね。
キレイな朱色がお料理のアクセントにもなります。

これからの季節、普段のお茶を入れるときに必ずお茶っ葉と一緒に急須に入れるとか、
こまめに摂取できるような工夫をしてくださいね。

私は枸杞の実ジュースというのを通販で見つけ、毎日少しずつ飲んでいます。
ドライアイや眼精疲労がある方は絶対オススメですよ~!

次回は唐辛子を取り上げてみようと思います。
意外ですが、秋が旬です。
お楽しみに!


不妊とストレス

2010-10-23 [記事URL]

こんにちは! はりきゅう師の近藤 琉水です(^^)
キンモクセイもそろそろ終わりでしょうか。これからはだんだんと寒くなりますね。

今月から、石原先生の次に再び近藤がお届けすることになりました。
食養生とは別に、でも同じく養生という視点から、未妊治療にとって妨げとなる
可能性のあるテーマを取り上げ、みなさんの妊娠力アップにつなげていただければと
思います。

今日はまず、”ストレス”からいきたいと思います。

「ストレスがよくないよ」というのはよく言われることですし、誰もが頭では理解
しているかと思います。
でも、どうしていけないのか、そして、どうしたらストレスから解放されるのか、
ということについては、実際のところ、よくわからないのではないでしょうか。

そもそも、ストレスというのは、何かその要因となる”ストレッサー”というものを
受けて、心身に負荷がかかった状態のことをいいます。

ありがちなのが仕事の忙しさや人間関係の悩みですね。
でもイヤなことばかりがストレスということではありません。
小躍りするような嬉しいことだってストレスなんですよ。
良いストレスもあるということですね。
宝くじに当って失神してしまうようなことだってありますが(^_^;)

心理面ばかりではなく、例えば夜寝てるあいだに誰でも寝返りをしますが、
あれだって、同じ姿勢で身体のどこかにストレスがかかっているので、
それを分散させるために自然に寝返りをうつのです。

活動中も睡眠中もストレスを受け続けながら、それでも人間は環境に適応して、
さまざまに変化しながら生きているわけです。
つまり、ストレスは生きていくうえで「あって当然」な存在なのです。
ストレス=刺激、と考えてもいいかもしれません。
刺激のない人生なんて、逆につまらないですよね?

ですので、ストレスをゼロにすることは考えず、どううまくつきあっていくかを
学ぶほうが現実的ですし、心身の健康に役立つのですね。

人間の身体にはいろいろなストレスに対応できる高度なシステムがあります。

ただ、ストレッサーが余りに大きすぎたり、長期に渡って受け続けた場合、
普段ストレスに対応してうまく調節してくれている自律神経のバランスが崩れて
しまいます。
交感神経が優位になってしまうのです。

そうすると血液の流れが悪くなり、白血球の一部が異常に増えてしまいます。
そのせいで肌荒れが起こるとも考えられています。
寝不足だとお肌の調子が悪くなりますが、起きている間は交感神経が優位ですので、
その時間が長くなればなるほど交感神経がたかぶり、ストレス下にさらされているのと
同じ状態になるのですね。

また、交感神経と副交感神経は拮抗しているので、いっぽうがたかぶると、
もう片方は働きが落ちてしまいます。
つまり副交感神経が支配する消化器の働きが低下して、消化液が分泌されなくなったり
蠕動運動がなくなったり、ひいては便秘となったり、逆に下痢になったりするのです。

次にストレスがホルモン分泌に与える影響についても見てみましょう。

ストレスがかかると、副腎からストレスホルモンが大量に分泌されます。
ステロイド・ホルモンですね。
もともとこれらはストレスから身体を守る働きをしているのですが、
長期に、大量に分泌されることによって身体に悪影響を与えることがわかっています。

免疫力の低下や慢性疲労、アトピーなどの症状、生理痛、肥満や糖尿病、物忘れなど
健康に対するさまざまな影響があります。

そして、ストレスを感じるのは脳ですね。
ストレスを察知した脳は副腎に対してストレスホルモンを分泌せよ! という指令が
出るわけですが、このときに一緒に性ホルモンも急上昇してしまい、
FSHやLHが高くなってしまうということもあります。
ホルモンのアンバランスが生じるのですね。

強いストレスがかかると、生殖機能を犠牲にしてでも命や身体を守る方向にシフト
します。
生命体にとっては一大事なのですから、次世代のことよりもまず自分の命ですよね。
ですから、性ホルモンの分泌は乱れ、卵も育たず、排卵もされない状態となります。

たかがストレスですが、妊活中のみなさんにとってはダメージが大き過ぎますよね。

いかがでしょう。

ストレスが身体に与える影響について、西洋医学的な視点から見てきました。
今度は東洋医学的に見てみましょう。

もともと東洋医学では”心身一如”という考え方があり、ココロとカラダは密接な
関係があるという認識です。

さまざまな感情をもっている人間ですが、過度の感情は病の原因となるとしています。

とくに、いわゆるストレスによって肝臓の機能が失調してしまうのですが、
気のめぐりが滞り、血を消耗し、生殖能力にダメージを与えてしまうと考えます。
イライラ、怒りっぽい、PMS、不眠、生理周期の乱れや生理痛などといった症状が
表れます。
脾臓との関係で消化器の症状として表れる方も多いです。
こういった状況では、なかなか妊娠することは難しいと判断され、治療の対象と
なります。
ですので、上記のような症状がある方は、肝臓にアプローチして気血のめぐりを
よくしていくことによって、さまざまな症状が改善され、表情さえ変わっていくのです。

みなさんはもう「たかがストレス」と考えず、過度の、或いは長期のストレスを
受けていないかちょっとご自身を振り返ってみてくださいね。
ストレスが原因で授かりにくい身体になっているかもしれません。
ぜひ一度、東洋医学的な診断を受けてみてください。
そして、的確なアドバイスをもらってくださいね!
当院でも、お一人お一人に合ったストレスの発散法や気のめぐりをよくする治療、
ストレスとうまくつきあう方法をアドバイスさせていただいていますので、
お気軽にご相談ください。

それでは、次回は食養生のお話です。
冬が近くなると食べたくなる里芋を取り上げますよ!
どうぞお楽しみに♪


【経絡ヨガ】胆経のポーズ No.2(20101014)

2010-10-18 [記事URL]

こんにちは! 鍼灸師の石原幸です。

秋本番、趣味や行楽、グルメに楽しんでいらっしゃいますか? 
適度に気を発散して、ストレスを解消することは、気血の流れを潤滑に保って
くれるので、身体も喜びます。
過ごしやすい季節を充分に楽しみ、ぜひ経絡ヨガにもチャレンジしてみてくださいね。

今回は「腰を刺激する胆経のポーズ」の第2弾です。
前回は寝ころがって軽く腰をねじる「ねじりのポーズ1」をご紹介しました。
今回ご紹介する「ねじりのポーズ2」は座位で腰を強めにねじります。

ねじるという動きは日常の動作では少ない動きですから、
無理に行わず、徐々に体を慣らしていくことが大切です。
特に普段運動不足の方は、ウォーミングアップにねじりのポーズ1をしてから、
強めのねじりのポーズ2をされることをおすすめします。

ここで少し前回のおさらいです。
胆経は頭から足まで、主に身体の側面(横側)を通ります。
ここの気の流れが滞ると偏頭痛、肌荒れや顔色のくすみ、冷や汗や寒気、
肋間神経痛、気力減退、よくため息をつく、などの症状が現れてきます。
そして身体の中心である’腰’にも良い気がめぐらずに腰痛の原因にもなります。

ヨガのポーズで胆経を意識して、気血の滞りをスムーズにし、
これらの諸症状の改善と、腰痛の予防・解消に役立ててください。

1・座位になり、左足は軽く内側へ曲げ、右足を左膝の外側に立てます。
2・左肘で右膝をおさえて右手を後ろの床につきます。
3・ここで一旦背筋を伸ばし、息を吐きながら上体をゆっくりねじっていきます。
4・反対側も同じ要領でおこないます。

写真つきの説明はコチラ→http://www.youtube.com/watch?v=E65gyv8VePY

いかがでしたか? 

頑張ってねじろうと必死になると、呼吸が乱れがちになりますが、
一定のリズムの呼吸を意識しながら、ポーズを深めていってくださいね。

それでは次回の担当は近藤琉水先生です。
どうぞお楽しみに!


秋の味覚-さば No.2(20101007)

2010-10-08 [記事URL]

こんにちは! はりきゅう師の近藤 琉水です(^^)
爽やかなお天気が続いています。
今年はゆるやかな秋の深まりになりそうです。

今日は青背の魚の代表、サバの2回目ですね。

では早速、漢方的に見ていきましょう。
性質は平、潤作用があります。
臓腑は、脾胃、心、腎に入ります。

東洋医学的な効能としては、
益気化湿、つまり気を高めて身体のなかの余分な水分を排泄します。
寧心補腎、腎の力を補い、気持ちを落ち着かせます。

体質としては、寒熱の偏りがありませんので、どなたにもOKです。
ただ、脂が多いため、普段から消化不良ぎみの方は食べ過ぎるとよくありません。
ですが、気力を高めてくれるので、食欲がなく、すぐに疲れてしまうというような
虚弱体質の方にもよく、余分な水分を除いてくれるので、水分代謝が悪い方にも
おすすめです。

血行促進の働きがあるので、慢性的な肩こりや頭痛、冷えなどにもいいでしょう。

サバは鮮度が命。新鮮ではないサバだと、アレルギー体質の方はじんましんが
出たり、下痢や腹痛のモトになります。
寄生虫も注意が必要ですね! 火を通して食べるほうが安心です。

さて、サバの栄養を最大限に活かすためには、味噌煮が一番。
その際、少し酢を入れて調理すると、DHAをより効率よく摂取できるだけでなく、
旨味も増しますよ。ぜひお試しを。
酸っぱい味にはなりませんので、ご安心ください。

また、どんな味噌でも合いますが、ごまを入れるというのはどうでしょう?
ゴマ味噌煮です。
煮汁が煮詰まってきたらすりゴマを投入するだけです。
ゴマの風味や香りが食欲をそそり、ご飯がすすみます!
色は若干悪くなりますが、黒ゴマを使えばより腎にいいですよね。

他にも、意外と洋風でもいけるんですよ。
唐揚げや、パスタの具にも。
塩サバでもOKです。
クリーム系のパスタにも案外合うんですよ~。
また、水煮缶を使ったカレーも、安上がりでヘルシー。
青背の魚はカレー粉との相性もバッチリです。

庶民にとって、もともと身近な存在だったサバ。
最近はちょっと人気が落ちてきているのかもしれません。
でも、血液サラサラ効果、血栓防止という観点からも、妊娠力アップに
抜群の効果が期待できますし、腎臓の働きを助けてくれるので、
それだけでも妊活中のみなさんにはオススメの食材ですよ。

おいしく食べて、妊娠力アップ!!

ぜひ、今夜の食卓にどうぞ♪

では、次回は石原先生の経絡ヨガです。
どうぞお楽しみに。


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