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秋の味覚-いちじく(20090827)

2009-08-28 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
早くも朝晩は秋の気配です。寝冷えに注意ですね!

今日は、数ある秋の果物のなかからトップバッターとして、
いちじくをとりあげてみましょう。

駅から馬場聖鍼堂への道にもいちじくの木があって、常時たくさんの実が
なっています。とってもいい香りがして、毎朝の楽しみなんですよ。

いちじくは漢字では「無花果」と書きます。
実の中に花があって外から見えないため、花が無いくだもの、と書くんですね。
中のプチプチしたところ、あれが花なんですよ。
「イチジク」というのは1日に1つずつ熟す、というところからきました。
なるほど、どんどん実がついて大きくなっていきます。

クワ科の落葉高木で、冬が近づくと大きな葉がバラバラと落ちて丸裸になります。
原産はアラビア南部で、紀元前3000年頃にはもう栽培されていたそうです。
旧約聖書にも登場しますよ。
アダムとイブが裸を隠すのに使ったがイチジクの葉っぱです!
アラビアからヨーロッパへ、ペルシャから中国を経て、日本には17世紀頃
長崎に伝わってきました。

イチジクは古来より不老長寿の果物と言われてきただけに、
とても栄養価が高い果物です。
実だけでなく、葉や根にも薬効があるんですよ。

実には食物繊維が多く、腸の働きを活発にしてくれるので、
便秘症の方にはよいですね。必ずよく熟したものを選んでくださいね。

他にもビタミンB1群、C、鉄分やカルシウムなどのミネラルもバランスよく含まれています。

切り口からにじみ出る白い汁にはたんぱく質分解酵素のフィシンがあり、
これは実だけでなく、茎、葉などからも出るのですが、
消化作用を促進し、また二日酔いの改善にも効果があります。

また、血糖値を下げる作用があるのがわかっていますし、
血圧降下や抗ガン作用、免疫力を高める作用もあるんです。
生活習慣病が気になる方にはもってこいの果物ですね!

また、ノドの痛みを抑えたり、咳を鎮めると作用や、美肌効果も期待できます。

そういえば、子どもの頃にイチジク浣腸のお世話になったことがある方も
多いかもしれませんが、形がイチジクに似ているだけでなく、
便秘を解消する働きがあるところからも来ているのかもしれませんね!

さて、漢方的に見ていきましょう。
性質は平、潤作用があります。
臓腑では、肺、脾、胃、大腸に入ります。
東洋医学的な効能としては、
健脾益脾、つまり胃腸を丈夫にすること。
潤肺止咳、肺を潤して咳を止めます。
解毒消腫、炎症をおさめ、そのためのむくみも解消します。

平性ということから、さまざまな体質の方に向く食品です。
とくに、高血圧や糖尿病の方、陰虚の方に適しています。
ただし、食べ過ぎると腸が冷えますから気をつけてくださいね。
おいしいからって山盛食べてはダメですよ。

私の3大好物(果物編)の中に入るイチジク。
あのプチプチ感やねっとり感がたまらなく好きなんです。
おいしいですよねぇ♪
ドライフルーツになったものもよく食べます。
パンに入ってるとたまらなく美味しいです!

お庭に無花果の木がある方は、葉も利用してはいかがでしょう。
洗ってから天日で干し、刻んでお風呂に入れると、神経痛やイボ、痔に効きます。
すりつぶして塗ると帯状疱疹にも効果があるんだそうですよ。

では、次回は魚介類にいってみましょう。
タコを取り上げますので、どうぞお楽しみに。

また次回お会いしましょう。


秋の味覚-じゃがいも(20090820)

2009-08-21 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
朝晩はだいぶ涼しくなりましたね。秋もすぐそこです。

今日はお馴染みのじゃがいも、馬鈴薯をとりあげましょう。
一年中手に入るおいもですが、旬は秋、冬の野菜です。
ただし、春にも収穫があり、新じゃがとして出回っています。
芋とはいってもナス科の植物で、地下茎(塊茎)を食用とします。
原産は南米のアンデス山脈といわれています。
16世紀にヨーロッパに伝わり、日本には17世紀にオランダ人によって
ジャカルタからもたらされました。
よって、当時ジャガタラと呼ばれていたジャカルタが由来の名前、
「ジャガタライモ」→「ジャガイモ」なんですね。
痩せた土壌でも栽培しやすく、年に2回収穫できるため、庶民を飢餓から
救ってきた歴史があります。
品種が多く、世界に2千種以上あると言われています。

ジャガイモの種成分はデンプンで、そのために主食として食されている国もあります。
このデンプンによってビタミンCが包まれていますので、ビタミンCの流出が防げるのです。
いも類の中でジャガイモのビタミンC含有量がトップなんですが、
通常ビタミンCは加熱に弱いのですが、デンプンに包まれていることによって
熱に強いのです。
ビタミンCはウイルスへの抵抗力を高めて風邪の予防に役立つだけでなく、
コラーゲンの生成や維持に欠かせず、抗酸化作用によって老化や動脈硬化などの
予防にもなり、鉄分の吸収や貧血予防としての働きもあります。

また、いも類だけでなく全野菜中一番含有量が多い、というのがカリウムです。
これまでにも何度もカリウムについてはお伝えしてきましたとおり、
カリウムには利尿作用があり、ナトリウムを体外に排出して血圧を下げる働きがあります。
他にも筋肉の収縮を円滑にしたり、エネルギーの生産を助けたりといった
非常に大切な役割があります。
塩分摂りすぎが気になる方には意識して摂取するようにしてくださいね。
カリウムは水に溶けやすく、尿として排出されやすいので、常に食べ物から
摂取しなければいけませんよ。

他にも、葉酸、ビタミンB群、マグネシウム、鉄、食物繊維なども豊富です。

それでは漢方的に見ていきましょう。
性質は平、降作用があります。
臓腑では脾、胃、腎に入ります。
五味は甘です。
東洋医学的な効能としては、
健脾益気、消化器系の働きを活発にして気を補います。
和胃調中、胃腸の調子を整えます。
止痛、胃の痛みを止めます。

地下茎は寒性がありますので、血圧の高い方や微熱のある方にはいいのですが、
冷え症の方にはよくありません。
腎臓の機能が弱っていて、尿の出が少ない方はとくに注意です。
火を通して食べると胃腸を丈夫にしますので、
胃腸が弱い方や子どもさんでも安心です。
ただ、食べ過ぎるとガスが発生しやすいため、とくに消化不良がある方は
控えめにしておきましょう。

ジャガイモの青い芽には毒があります。
嘔吐や下痢の原因となりますので、必ず取り除いてくださいね。

肉じゃがやコロッケ、カレーなど、家庭の味には欠かせないジャガイモ。
この夏は日照不足のため、収穫量が減ってしまったそうです。
スーパーではちょっと高めになっています。
くせがないので、煮物、炒め物、揚げ物、卵料理、汁物、サラダ、
なんだっていける万能野菜なのに、痛いですね。
秋らしく、こっくりとした煮っ転がし、そろそろ食べたいですね!

では、次回は秋の果物のトップバッターとして、イチジクをとりあげます。
どうぞお楽しみに。

また次回お会いしましょう。


夏の味覚-きんしんさい(20090813)

2009-08-14 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
梅雨があけたと思ったら台風でよいお天気が続きませんね。
お元気でお過ごしでしょうか。

今日はちょっと珍しい食材をご紹介しましょう。
中華料理店で食べたことがあるとか、中華の食材を扱うお店で見かけたことが
ある方はいらっしゃるかもしれません。
「金針菜(きんしんさい)」という野菜です。
確かに針のような形です。

野菜といっても、乾燥したものが流通しています。
名前からはどんな姿か想像できないかもしれませんね。
野菜といっても、花のつぼみなんです。
ユリ科のホンカンゾウという植物の花のつぼみです。
日本では「忘れ草」と呼ばれていますが、これは花が一夜限りだからなんです。
英語でも「Dailily」、一日だけのユリ、なんですね。
中国では「忘憂」といって、哀愁を忘れさせてくれる効果があるといわれている
そうです。とても美しい花だそうですよ。
鑑賞用だけでなく、食べてもとっても栄養価が高いんです。

栄養成分を見てみると、ビタミンB1、B2、C、ベータカロチン、たんぱく質が豊富です。
そしてなんといっても! 鉄分がすごいんです。
なんと、ほうれんそうの20倍! です。
造血作用のある野菜として、ぜひ利用していただきたいですね。
貧血ぎみの方、妊娠されている方、中華食材店で探してみてください。

では、漢方的に見ていきましょう。
性質は涼、平。微降作用があります。
臓腑では、肝、脾、胃に入ります。
季節は夏、秋です。
東洋医学的な効能として、
安中和胃、夏バテなどによる食欲不振に効き、胃腸の働きを回復させます。
養血平肝、造血作用により肝の余分な熱をさまします。
利水消腫、利尿作用によりむくみを解消します。

肝と脾に効くということは、ストレスなどで胃腸にトラブルが出た場合に適しています。
とくに、高血圧や血行が悪いタイプの方に向きます。
冷え症の方は控えめのほうがいいですが、あらゆる体質の方が食べても安心です。
とくに夏の暑いときに適した食材ですよ。
また、精神を安定させる作用があるので、不眠や、憂鬱な気分のときにいいですね。

さて、どうやって食べたらいいのかを今日は説明しないといけませんね。
まず、買ってきたものは乾燥しているので、さっと洗って水でもどします。
浸しておいた水に栄養分が出ているので、これも利用しましょう。
硬いところがあるので、取り除いておきます。
その後は、炒め物、煮物、スープ(汁もの)、炊き込みご飯の具、焼きうどん、
などなど、なんでもいけます。
中国では鶏肉やきくらげと合せて、炒め物や煮物、スープにするのが多いようです。
戻し汁も一緒に摂れるスープが賢い食べ方かもしれませんね。

乾物なので保存がききます。
ちょっとまとめ買いしておいて、こまめに摂りたいですね。
見たことがないという方も、一度お試しください。

そろそろ秋の準備も必要ですね。
次回は馬鈴薯、じゃがいもをとりあげてみましょう。
どうぞお楽しみに。

また次回お会いしましょう。


夏の味覚-あわび(20090806)

2009-08-11 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
やっと、やっと! 梅雨があけました。
セミの声が必死に聞こえます。

さて、今日は貝類のなかでも高級品で有名なアワビ、鮑をとりあげます。
お寿司屋さんでもけっこう高くて勇気がいりますね(^o^;)

貝といっても一枚貝の一種です。
ミミガイ科に属しています。旬は夏です。
なぜなら、アワビのえさは昆布やワカメなどの海草類なんです。
えさの海草が夏になると多くなるので、アワビもおいしくなるんですね。

日本では縄文時代でも食用にされていたそうですし、
貝殻は装身具に加工され利用されてきました。
お中元などにつける「のし」はもともとはアワビを乾燥させてのばした
「熨斗アワビ」が本来の姿だったのです。
今は簡略化されて印刷された紙になりましたね。

栄養面では、グルタミン酸、アルギニン、グリコーゲン、タウリン、カルシウムなどです。

グルタミン酸はアミノ酸のひとつで、昆布やチーズ、緑茶、シイタケ、
トマトなどにも多く含まれています。
うま味成分として有名です。
実は母乳にもグルタミン酸が非常に多く、人間が最初に出会ううま味、なんですね!
働きとしては、たんぱく質の合成や分解で、脳内では神経伝達物質として
認知や記憶、学習にとても大事な役割を果たします。
といっても、食べたグルタミン酸が脳に入ることはありませんよ。
私たちの体の中でもつくれているのです。

アルギニンもアミノ酸の一種で、アンチエイジング効果があるそうです。
老化の防止、美肌、生活習慣病の予防改善効果が期待できます。

グリコーゲンは多糖で、体内では肝臓と骨格筋で合成され、
余ったグルコース(ブドウ糖)を貯蔵する手段です。
エネルギーの一時的な保蔵方法です。
肝臓や筋肉にグリコーゲンの蓄えがあると、必要なときにすぐ分解して
糖質を取り出すことができるんですね。
脂肪とちがって、すぐにブドウ糖に分解できるというメリットがあります。

タウリンは交感神経を抑制する作用があり、高血圧、脳卒中、心臓病
などの予防になります。
このタウリンを摂取するためには、アワビを調理したら出てくる汁も
残さずにいただかなくてはいけません。
アワビ粥なんて、とってもいい調理法ですね!

アワビのカルシウム含有量は非常に優秀です。
カルシウムは骨や歯を強くしてくれるだけでなく、精神安定や
血液の凝固作用促進など、けっこう重要な働きをしていますよ。

では漢方的に見ていきましょう。
性質は平、つまり寒性でも温性でもありません。
潤す働きがあります。
臓腑では、肝と腎に入り、五味はカン(しおからい)味です。

東洋医学的効能としては、
滋陰清熱、身体を潤し、熱をさましてくれます。
養肝明目、肝臓の機能を高め、視力を改善してくれます。

体質的には、わりとどんな方でもOKですが、
消化しにくいところがありますので、胃腸が弱いかた、消化不良の方は
控えめに、”陰虚”体質の方は体質的には向いているのですが
食べすぎには注意しましょう。

ドライアイが気になる方は、クコの実と合わせてアワビ粥がいいですね!
暑い夏に熱いお粥! これが元気のモトですよ~!

さて、次回はちょっと珍しい野菜を取り上げてみましょう。
キンシンサイ(金針菜)です。
どうぞお楽しみに。

また次回お会いしましょう。


夏の味覚-マンゴー(20090730)

2009-07-31 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
梅雨が長引いていますが、いかがお過ごしでしょうか?

今日取り上げるのは、以前は高級なイメージだったのですが、
最近は国内産もメジャーになり、かなり身近な存在になったマンゴーです。
世界三大美果の一つですね。
スイーツの世界でも人気の高いフルーツです。

原産地はインドからインドシナ半島あたりです。
インド、タイ、フィリピン、台湾、メキシコなどが主な生産国です。
日本でも、沖縄をはじめ、宮崎や鹿児島で栽培されています。
やっぱり南国のフルーツなんですね。

インドではスパイスをかけて生で食べるほか、
ジュースやラッシー(ヨーグルト・ドリンク)、アイスクリームに入れるほか、
チャツネやしょっぱい漬物にだってなってしまいます。
この漬物、最初はギョッとしますが、カレー味で疲れた胃にやさしく、
白いごはんにヨーグルトと一緒に混ぜて食べるとめちゃくちゃ美味しい!
インドではおかゆに梅干的な位置づけでしょうか。
レストランにはない味です。

さて、マンゴーの栄養価です。
ベータ・カロチン、ビタミンC、E、葉酸、カリウム、食物繊維などです。

ベータ・カロチンは体内でビタミンAに変わります。
抗酸化作用や抗ガン作用があります。
とくに肺癌の抑制に効果があるそうですよ。少しずつ摂取するのがよいそうです。
美肌効果も期待できますし、目にもいいでしょう。

そして造血ビタミンの葉酸も多く含まれ、貧血予防によいでしょう。

では漢方的に見ていきましょうか。
性質は涼性、潤、降の働きがあります。
臓腑では肺、胃、腎に入ります。
形からして、腎によさそうな感じがしますね。
五味は甘、酸です。

東洋医学的な効能は、
益胃止嘔、胃の機能を回復し、嘔吐を止めます。
清暑止渇、暑さをさまし、のどの渇きを止めます。
あとは利尿作用です。

体質的に向いているのは熱っぽく、高血圧の方。
身体を冷やすので冷え症の方には向きません。
腎に好いとはいえ、食べすぎはよくありません。
濃厚な味ですから、少量を楽しむのがいいでしょう。
咳や痰が多い方、嘔吐、歯茎の出血のある方にも向いています。

生のトロピカル・フルーツはぜひ夏の季節に食べたいもの。
さまざまなスイーツも楽しみたいですが、
甘いものの食べすぎはよくないですね。
やっぱりマンゴー・プリンやケーキはたまのご馳走にしておきましょう。

マンゴーはウルシ科の植物ですので、かぶれることがあります。
たくさん食べると口のまわりが腫れてきたりしますので、
食べすぎには注意しましょうね。
と言いつつ、私は南国へ行くと市場で山のように買ってきて、
部屋で顔も腕も汁だらけになって貪り食うのが楽しみなんです。
最高にウマイです!!

さて次回は夏の味覚の続きとして、アワビを取り上げてみましょう。
腎にいいんですよ~(^^)
どうぞお楽しみに!

また次回お会いしましょう。


夏の味覚-とまと(20090723)

2009-07-25 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
学校も夏休みに入り、通勤電車もすいてきました。
いよいよ本格的な夏ですね。

今日は、夏が旬のナス科の野菜、トマトを取り上げます。
真っ赤に熟れた採れたてのトマト、夢中でかぶりついた子どもの頃を思い出します。

今では世界中で食べられているトマトですが、原産地は南米ペルーあたりの
高原地帯です。
16世紀にメキシコ経由でヨーロッパに伝わりました。
最初は毒があると考えられていたんですよ。
日本での歴史もまだ余り長くはありません。
江戸時代に伝わってきたのですが、最初は観賞用でした。
食用になるのは明治以降、ポピュラーになったのは昭和に入ってからです。

トマトの赤い色はリコピンという色素です。
少し前に取り上げたスイカにも含まれていましたね。
とても強い抗酸化作用、抗ガン作用があるそうです。
胃癌の原因となるピロリ菌の増殖を抑制するので、胃癌の予防となります。
生より煮たり炒めたほうが吸収しやすいようです。
老化を防ぎ、お肌や皮膚を若々しく保つ美容効果も期待できますよ!
完熟するほど多くなりますから、できるだけ真っ赤に熟れたものを選びましょう。

ビタミンC、B1、B2、B6、P、カリウム、鉄分、リン、カルシウム
なども豊富です。
ビタミンCを摂るときは食べ合わせが大事なんですよ。
きゅうりや生の人参にはビタミンCを分解する酵素が含まれているので、
一緒に食べないほうがいいですね。

ビタミンB6は脂肪の代謝をよくしてくれます。

ビタミンPというのは余り聞かないかもしれません。
これはビタミンCを助け、コラーゲンの合成や毛細血管を丈夫にする、
などの働きがあります。血のめぐりが悪い方におすすめですね。
止血作用もありまして、このビタミンPは野菜の中ではトマトが一番多いんです。

カリウムは血液中の塩分を排出して高血圧を予防してくれます。
利尿作用がありますね。

他にも水溶性食物繊維のペクチンが含まれていますので、便秘の改善や
生活習慣病の予防に効果的です。

うまみ成分のグルタミン酸も多く、お料理の味をよくしてくれるだけでなく、
大脳の働きを活発にしてくれるんだそうですよ。

それでは東洋医学的に見ていきましょう。
性質は、微寒性、潤、降作用があります。
臓腑では胃に入り、五味は甘、酸、です。
効能は、生津止渇、水分を補給し、渇きを止めます。
健胃消食、食欲を高め、消化を促進します。
解暑清熱、身体にこもった余分な熱をさましてくれます。

体質的には、”陰虚”体質の方が一番ベストです。
そして、高血圧の方や、夏バテぎみの方。
逆に、胃腸が弱い方や冷え症の方は控えめにしましょう。
暑さにやられて食欲がない、という方は、
トマトジュースやスイカがいいですね。
歯茎から血が出る方や口内炎には生のトマトがいいですよ。

「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがヨーロッパには
あるそうです。
栄養満点な緑黄色野菜、旬で一番栄養素が充実している時期に
しっかり食べたいですね。

品種改良がすすみ、いろんな大きさや色のトマトが出回っています。
果物のように甘いものも増えました。
私は幼い頃に田舎で食べた、畑で採れたばかりのトマトの酸っぱさ、
青臭さが忘れられません。
ごつごつと巨大に成長し、中にははじけたものもあるトマトでしたが、
いくらでも食べれました(^^)

さて次回は、トロピカル・フルーツ。
マンゴーを取り上げてみましょう。
私の大好物、なんですねぇ。

どうぞお楽しみに!

また次回お会いしましょう。


夏の味覚-はも(20090716)

2009-07-17 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
セミの声も賑やかになってきました。

関西ではお祭に欠かせない食材、鱧(はも)が今日のテーマです。
あっさり淡白な白身のお魚なので栄養も期待できないのかなと思いきや、
かなりの優れものなんですよ。

ハモはウナギの親戚のような魚です。
1メートルほどの細長い体です。
その鋭い歯からもわかるように、肉食魚なんですよ。
「はも」という名前も、よく咬みつくところから「食(は)む」が変化してついたそうです。

京都では祇園祭に食べるという伝統がありますが、
とても生命力が強い魚なので、夏でも生きたまま京都まで輸送できたからだそうです。
減少しつつある現代では高級魚ですが、関西ではかなり馴染みのあるお魚ですね。

ハモの栄養ですが、目立つのはやっぱりカルシウムでしょうか。
骨や歯を強くしてくれますし、イライラを解消してくれます。
カルシウムを摂取するときに注意しなければいけないのは食べ合わせです。
食物繊維と一緒に摂ると体内に吸収されず、一緒に排泄されてしまいます。
お茶に含まれるカテキンとも結合してしまい、吸収できません。
せっかく摂取した貴重なカルシウムが吸収できないのはもったいないですね。
ということで、吸収率を上げるには、たんぱく質と一緒だといいんですね。
ハモは良質のたんぱく質が豊富です。
そして、梅! 梅肉と一緒だと更に吸収率アップです!
湯引きに梅肉を添えていただくのは、意味があるのですねぇ。
骨切りをしていますので、無数の小骨も一緒に食べることができますから、
他の魚に比べてダントツにカルシウムを摂ることができます。
酢味噌もいいですよ。

また、皮に含まれるコンドロイチン硫酸という成分があり、
これはカルシウム代謝を促進、血中コレステロールを調整し、
骨粗しょう症の予防や、高血圧、動脉硬化の予防にも効果があります。
お肌や髪にもいいので、美容効果も期待できます。

ほかにもビタミンA、B2、DHA、EPAなどが豊富です。
切り身一切れで一日のカルシウム所要量半分が摂取できますよ。

では漢方的に見ていきましょう。
性質は寒性、潤作用があります。
臓腑では脾に入り、五味は甘です。
東洋医学的な効能としては、
補脾益気、胃腸の働きをたすけ、体力をつけます。
そして利尿作用です。
夏が旬の魚ですから、寒性、つまり体を冷やしますし、
気を降ろす作用もありますから、のぼせやすい方、
高血圧の方にはよいでしょう。
“陰虚”体質の方にも適していますね。
もともと胃腸が弱い方は少量が適量です。
また、利尿作用があるので、むくみが気になる方にいいでしょう。
こういうところも、夏にはピッタリですね。

鱧といえば落とし(湯引き)ですが、他にもおいしい食べ方はあります。
高級料亭では、はもしゃぶ、なんてありますが、ちょっと庶民には・・・。
そういうときは、はもすき。たまねぎとの相性がいいんです。
スーパーで骨切りしたものを買ってきて、てんぷらやお吸い物に、
湯引きしたものを使って酢の物にしてもいいですね!
卵とじなんていうのもどうでしょう。

夏の風物詩の鱧。季節を味わうためにも、ぜひどうぞ!

さて次回は、トマトですよ。
真っ赤に熟れたトマトもまた夏の代表です。
どうぞお楽しみに!

また次回お会いしましょう。


夏の味覚-すいか(20090709)

2009-07-10 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)

今日は、夏といえばスイカ! という公式通りに、旬の西瓜を取り上げます。
私自身、母の実家が西瓜の名産地ですので、幼い頃から西瓜は夏の定番おやつでした。
それこそ、一日中食べていました(^_^;)
今でも、親戚からドーンと特大サイズのが送られてきて、冷蔵庫を占拠します。

スイカは西瓜、文字通りウリ科の植物で、もともとはアフリカの砂漠地帯出身です。
砂漠なのに、あんなに水分たっぷりなのは不思議ですよね。
サボテンもそうですが、砂漠だからこそ、水分を中に蓄えるのですね。

日本には14世紀頃に中国から伝わってきたそうです。
球形で果肉が赤い大玉の品種が一番多いですが、
中には小玉や長形の品種や、果肉が黄色いものもありますね。
産地は熊本、鳥取、石川、と季節の移ろいによって北上していきます。

西瓜の栄養ですが、なんと90%が水分なんです。
ですが、残り10%にカリウム、シトルリン、リコピン、アルギニン、
といった成分があり、夏の自然の恵みです。
カリウムは利尿作用があり、余分な塩分を排出する働きがありますから、
血圧の高い方に有効です。
シトルリンというのはウリ科全般に含まれているアミノ酸なんですが、
利尿作用が強いのです。
ですので、むくみや膀胱炎、高血圧、動脈硬化に効果があります。
二日酔いにもいいですよ!
そして、赤い色のもととなるリコピンはカロチノイド系の色素ですが、
強い抗酸化作用があり、ガンの予防や老化防止に効果があります。
トマトにも含まれていますね。
よく熟したほうが含有量が増えますよ。

さて、東洋医学的に見ていきましょう。
性質は、寒性、潤、降作用があります。
臓腑では、心、胃、膀胱、腎に入ります。
効能では、清熱解暑、つまり熱をさまし、暑さを取り除いてくれます。
除煩止渇、つまりイライラした気分をおさめ、のどの渇きもいやしてくれます。
そして、利尿です。

寒性ということは、身体を冷やす性質があるということです。
ですから夏の暑いさなかに食べるとよいのです。
決してクーラーのかかった涼しい部屋にこもって食べないでください。
冷蔵庫での冷やしすぎにも注意が必要ですよ。
ひどい冷え症の方はよっぽど暑いとき以外は控えたほうがいいですね。
気を降ろしてくれますので、気が上がって顔が真っ赤になりやすい方にはピッタリ。
高血圧の方にもいいですね。
ただ、胃を冷やしやすいので、もともと胃腸の弱いタイプは控えめに、
冷やしすぎに注意して食べましょう。

西瓜は捨てるところがないと言われます。
皮の漬物は食べたことがある方も多いと思います。
硬い外皮はとりのぞき、炒め物にすることだってできます。
もちろん、煎じて漢方薬にもなります。
種も強壮作用があり、中国ではよく食されていますよ。

おいしく食べるにはコツがあります。
スイカの甘味の果糖は15℃くらいで一番甘味が強くなります。
ですから、冷蔵庫から出して、しばらく室温においてから食べると
よい甘くて美味しいのです!
冷やし過ぎはかえって美味しさが減ってしまいますよ。
そして、冷えが気になる方は、塩をふって食べましょう。
冷えがちょっとマシですよ。
そして甘味も増しますので、一石二鳥ですね!

スイカは昔から子どもの夏休みと切っても切れない関係です。
3時のおやつに冷たいスイカ、スイカ割り、種とばし、と
どれをとっても夏休みの宿題、絵日記のトピックにもってこい、です(^^)
アイスクリームよりずっと身体にはいいですから、
子どもに限らず、おとなの方もこの時期はたっぷりスイカを食べましょう。

さて次回は、これまた夏の風物詩、鱧です。
漢字、難しいですね。魚へんに豊と書いて・・・。
どうぞお楽しみに!

また次回お会いしましょう。


夏の味覚-しそ(20090630)

2009-07-05 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
梅雨本番がやってきました。
憂鬱な気分で過ごしておられませんか?
気分爽快になる工夫、していきたいですね!

今日は私も大好きな薬味、大葉です。青シソの葉ですね。
そうめんならネギがなくてもこれがないと! というほどお気に入りです。
香りがいい野菜で、和風ハーブと言ってもいいかもしれません。

漢字で「紫蘇」、と書きますが、このネーミングにはストーリーがあります。
大昔の中国で超有名なお医者さんがいたんですが、
あるとき食中毒で死に掛けていた病人にある薬草を煎じて飲ませ、
たちまち治してしまった、というのです。
それが、「紫」色の「蘇る」薬だったので、その薬草を「紫蘇」というようになったそうです。

シソには青シソと赤シソがあります。
他にも種類はあるんですが、食用はその2つになります。
原産は中国、あるいはヒマラヤあたりと言われていまして、
日本には10世紀頃に中国から入ってきています。
葉だけでなく実も食べることができます。
プチブチして、噛むと独特の爽やかな風味があって美味しいですよね。

青シソの旬は初夏から盛夏、赤シソは6?7月です。
青シソは年中スーパーで売っていますけれども。

酒飲みの方には紫蘇の焼酎があるのをご存知だったりするかもしれませんね。

赤シソの葉は漢方薬の生薬にもなります。
紫蘇葉(しそよう)といって、気の滞りを改善したり、精神安定にいいのです。
実は蘇子(そし)といって、咳や喘息に効果がありますよ。

栄養成分ですが、これも赤か青かでだいぶ違います。
青シソはベータカロチンが多く、含量としては野菜の中でもトップクラスです。
ベータカロチンは、以前にも説明しましたが、体内でビタミんAに変わり、
視覚や聴覚、粘膜、皮膚を保護し、抵抗力を強化します。
また、抗酸化作用があり、癌予防や老化防止に効果があります。
鉄分も多いですから、貧血予防にいいですね。
シソ独特の香りのモトになtるのがペリルアルデヒドという成分ですが、
これは強い抗菌作用や防腐効果があり、食中毒を予防します。
刺身のツマになっているのも意味があるんですね。
とっても栄養価が高い野菜なので、残さずいただきましょう。
あと、アルファリノレン酸という成分は体内でEPAに変わり、免疫系統に働きます。
アトピー性皮膚炎、花粉症などのアレルギーに効果が期待できます。
ただし、摂り過ぎはだめですよ!

赤シソの色のモトはアントシアニン系の色素です。
こちらは栄養というより薬効があります。
たくさん食べることはできませんので、シソ・ジュースにしたり、
リキュールに漬けてシソ酒にするといいですね。
梅干の赤みも、赤シソの色です。
その塩漬けの葉を乾燥して粉末にしたのが「ゆかり」ですが、
これはふりかけやおにぎりに混ぜるととっても美味しいですし、食欲がわきますね。

それでは東洋医学的に見ていきましょう。
性質は温性、昇、散性があります。
臓腑では肺と脾に入ります。
五味でいうと辛味になります。

効能は、発表散寒、つまり発汗作用があり、寒(ひ)えから来る風邪に効果があります。
行気和胃、気のめぐりをよくし、胃の働きを改善します。
そして、カニや魚の毒素を解毒します。

では、体質的にはどうでしょうか。
一番向いているのは冷え症の方!!
これはいいですねぇ。
夏でもクーラーで身体を冷やしてしまうことがよくあります。
ぜひ、シソを上手に取り入れてくださいね。
他はわりとどんな方でも安心して摂っていただいていいのですが、
若干控えたほうがいいというのは、身体に熱がこもっていて、
高血圧だったり、”陰虚”体質の方ですね。
身体を温める性質ですし、発汗作用があるので、
より病症が強く出てしまいますから注意が必要です。

さて、旬の赤シソを使っておいしいシソジュースをつくりませんか。
材料は赤シソの葉200グラムに対して、黒糖やハチミツなどお好みで、
クエン酸小さじ2?3、ない方は酢1?2カップ、以上です。
あ、水も1リットルくらいでしょうか。

水から火にかけ、沸騰したらしばらく弱火で煮ていくと真っ黒な煮汁が出ます。
葉っぱを濾して、煮汁をまた火にかけ、アクを採ります。
出なくなったら砂糖や酢を入れて終わりです。
味を見て甘味や酸味を足してみてくださいね。
キレイな赤紫色になりましたか?
保存は清潔なビンで。
飲むときは水などで薄めて飲んでくださいね。

さて次回は、夏といえばスイカ!
夏こそスイカ、です。
どうぞお楽しみに!

また次回お会いしましょう。


湿気対策(20090625)

2009-06-26 [記事URL]

こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
梅雨空が続くようになりました。
湿気対策、していらっしゃいますか?

ジメジメして髪の毛は爆発するし、身体も重いし、頭痛もするし!
とストレスがたまっている方もいらっしゃるかもしれませんね。

日本には昔から梅雨という季節がありますが、最近はどうも「雨期」と呼んでも
おかしくないような季節になってきていませんか。

期間も長くなっている気がするし、ゲリラ豪雨とか、災害をもたらすような雨に
なったり、反対に全然降らなかったり、なんだかおかしいですよね。
地球温暖化のせいで、日本も温帯から亜熱帯気候へと移行してるような実感です。

この時期には古来”湿邪”というやっかいな邪気が多く、
体質的にもともと”湿”を溜め込みやすい方は、もろにその影響を受けてしまいます。
“湿邪”は、頭痛や関節の痛み、身体の重さやだるさとなって人を苦しませます。

人間も自然の一部ですから、お天気の影響を受けるのは当たり前のことなんです。
爽やかな五月晴れだと気分も晴れ晴れとしますしね(^^)

ですから、湿気が多いこの時期は、それに見合った生活を心がけなければ。
外側からは、もし雨に濡れたり、汗をかいたりしたらすぐ乾いた衣服に着替えるのが
一番です。
とくに濡れた靴をずっと履いているのはよくありませんね。
内側からは、できるだけ”湿”をためない食生活をすることです。
簡単にいうと、消化によいものを食べましょう、ということですね。
油脂や甘すぎるものはできるだけ避け、もちろん量的にも食べすぎはだめです!
この時期冷たいものを飲食することも多くなりますから、生姜がいいですね。
あとは、しっかりおしっこを出して、便通もよくすることです。
お茶ではハトムギ茶がいいですよ!

さて、前置きが長くなりましたが、今日は大事なお話です。
食事の大切さはずっと力説してきたとおりなんですが、
何を食べるかということと同じように、どう食べるか、も重要です。
今日は調理の仕方のお話ではありませんよ。

現代の生活では、どうしても時間に追われることが多いです。
大量の情報が乱れ、スピードと効率が最重視される社会ですから、
それについていこうとすると、ゆっくり食事をしてる暇なんてなくなります。
つくる時間がないけど、便利なコンビニやお弁当屋さんがあるし、
食べながら新聞を読んだりテレビのニュースも見ないと!

では、もっと昔の生活を想像してみてください。
実は食べることにものすごく時間がかかっていたんですね。
調理は火をおこすことから始まりますし、その前に畑で収穫をしないといけなかったり、
食材になる前の下ごしらえがすごくたいへん。
きっとお腹がすいてから始めてたら間に合わないですよ。
それだけ食べることに時間も労力もかけていました。
そして、できあがった食事を大切にいただいていたのだと思います。

日本の長寿社会をつくってきた高齢の方々は、若いときはそうやって来られたんですよね。

今はごはんだって炊飯器がありますし、無洗米まであります!
それも無理なときはコンビニおにぎりがあります。
とりあえずの空腹をおさめることはできます。
たくさん買いすぎたら食べ残して捨ててしまうことだってあるでしょう。

昔の人も今の人も、やっぱり何かを食べないと生きていけません。
私たちの体のバランスが崩れてしまうのは、食生活だけの問題ではありませんが、
“医食同源”と捉えることによって、乱れがちな体調を調えていくことができるなら、
不調の原因のひとつから、”癒し”に転換できるんです。

かといって、昔の生活に戻ることなんて、最早できませんね。
そこで、誰にでも簡単に、お金もかけずにできることを提唱します。
というと大げさですが、実際に自分でも心がけるようになって、
効果があるなあって実感していますので、おすすめします。

それは、感謝していただく、ということです!

なぁ~んだ、でしょ?

具体的にいいますと、これから食べるというときに、お米や味噌汁の味噌や具、
おかずに入ってる食材のすべて、お皿やお箸、一つひとつ眺めて、
これを私のために作ってくれた農家の人や漁師さんや、調理してくれた人や、
職人さんや、育んでくれた大地や太陽、いろんなことを想像して、
「ありがとう!」って感謝して食べるんです。
数えていくとかなり多くの手を介してここまで届いてますから、
けっこう感謝するのも忙しいですよ(笑)

だから、テレビ見ながらは無理ですね。

たとえコンビニおにぎりだったとしても、想像力をたくましくして「ありがとう!」っていいます。
その1個のおにぎりで、私は生かされているのですから。

どうでしょう。
まさかとお思いでしょうが、一度やってみてください。
あなたの細胞の一つひとつが喜びますよ。
食べたものの栄養が行き渡ります。
私たちが必要としているのは”エサ”ではなく、ヒーリング・フードです。

食生活の見直しはこんなところからいかがですか?

さて次回は、夏に欠かせない薬味、大葉、つまり紫蘇をとりあげます。
爽やかですよね。
どうぞお楽しみに!

また次回お会いしましょう。


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