【季節の養生法】身体に熱がこもらないようにして妊娠力を高めるには?
2016-08-18
こんにちは(^^)
子宮のトラブル、繰り返す流産担当の池田由芽です。
日中は相変わらず暑いですが、
お盆に入ってから、朝晩が涼しくなりましたね。
夜もまだ前よりも快適に寝やすいですよね(・∀・)
少しずつ秋の気配を感じます♪
ですが、まだまだ日中の暑さは続きます!
妊活というと、
温活をしなければ!
という意識が強いかもしれませんが、
実は、温め過ぎも逆に身体に熱がこもって不妊の原因になる場合もあります。
もちろん、冷房などで冷え過ぎて血流が悪くなると
不妊の原因にもつながるのでよくないのですが、
今は暑いでので、身体に熱がこもってしまいやすい時期です。
ですので、熱がこもらないようにすることも妊活にとっては大事ですよ!
この暑い時期に陥りやすい熱こもりですが、
ただ、過度に温め過ぎること以外にも
原因がいろいろあるのです。
例えば、
過労や寝不足が続いて
身体の水分が足りなくなって起こることもあれば、
食べ過ぎ飲み過ぎなどの食生活の乱れが原因となることもあります。
また、ストレスがたまって発散できない状態が続くと、
身体の中で熱が発生して熱がこもることもあります。
原因はさまざまですが、
どの原因から起こった熱こもりでも、
妊活にとってはよくありません。
ですので、
今回は、熱こもりの原因別の予防・対処法をお伝えします!
ぜひ、みなさまの妊活にお役立てくださいね♪
まず、過労や寝不足などからくる
身体の水分不足により起こる熱こもりがあります。
東洋医学では“陰虚”と言ったりもします。
症状としては、ほてり(手足の末端だけがほてることも多いです)、
冷えのぼせ、便秘、口が渇く、イライラ、不眠などがあります。
このタイプの人は、とにかく無理はせず、疲れをためないようにすること、
そして、しっかり睡眠をとることを心がけましょうね。
続いて、食べ過ぎ飲み過ぎなどの食生活の乱れから起こる
熱こもりです。
お盆休みで親戚や友人、家族などいろんな人と会って、
いつもより暴飲暴食になってしまった人も多いのではないでしょうか?
身体の中でたまった飲食物の停滞は、
“湿痰”として、体内に停滞し、
それが“湿熱”となって、熱がこもる原因になります。
これを予防するには、
食生活で甘いものや脂っこいものはできるだけ控え、
暴飲暴食に走らないように気を付けていただくといいですよ。
ですが、つい食べ過ぎてしまうときもあると思います。
そんなときには、その後の食事を一食抜くか、
しばらくは粗食にして余分な湿痰がたまらないようにしていきましょう。
また、手足を動かす運動をすると、消化の働きが良くなります。
朝晩も涼しくなってきたことですし、
ウォーキングなどで手足を大きく動かして胃腸を元気にすることで、
たまった湿痰は消化して排出し、
湿痰がたまりにくい身体づくりを目指しましょう。
最後に、ストレスからくる熱こもりがあります。
ストレスから熱?と、ピンとこないかもしれませんね。
ですが、ストレスがたまった状態が続くと、
身体の中で停滞した気が熱化して、
熱がこもる原因になります。
これを東洋医学では“肝鬱”と言ったりもします。
いつもイライラしがちだったり、
ストレスがたまっているという方は
リラックスして気のめぐりを良くしたり、
旅行に行ったりして気分転換する時間も大事にしましょうね。
いかがでしたか?
温め過ぎ以外の熱こもりの原因と予防・対処方をお伝えしてきましたが、
単純に暑いのに毛糸の腹巻きを着用したり、
上半身を温め過ぎたりすると、
熱こもりも起こりやすくなります。
冷房で冷えたときには温めるように気を付けた方がいいですが、
暑くて熱がこもって頭がボーッとするときなんかは、
温めず、とくに上半身は涼しい格好をして、
首の後ろあたりを逆に冷やして、
こもった熱を冷ました方がいいですよ!
まだまだ続く暑さですが、熱がこもらないよう工夫しながら
快適に夏を乗り切りましょうね(・∀・)
次回は万木先生が担当です。
どうぞお楽しみに♪