【季節の養生法】冬の妊活!冷え解消のコツは陽気アップ
2016-11-10
こんにちは(^^)
馬場聖鍼堂 子宮のトラブル、繰り返す流産担当の池田由芽です。
今は立冬です。
紅葉が楽しめるようになってきた頃ですが、
暦のうえでは早くも冬の到来ですね。
一気に寒くなりましたが、
冬の準備はできていますか?
これからどんどん寒くなっていきますが、
妊活中は、身体を冷やすとよくありません。
冷えると血流が悪くなり、生殖器にも血流が行きにくくなって、
妊娠力が下がってしまうからです。
また、冷えは免疫力も弱くしてしまうため、
風邪などの体調不良も引き起こしやすくなり、
妊娠力にも影響します。
人は、東洋医学でいうと、
身体を温める働きである陽気が足りなくなったら冷えやすくなるので、
妊活中は、この陽気を高めることがポイントですよ!
しかし、現代人は陽気が不足している人が増えています。
それには、実は現代の生活環境が関係しているのですが、
陽気が弱る原因には二つあります。
まず一つめは、
食べ過ぎや偏食などの食生活の乱れから、
消化吸収の力、つまり陽気をつくる力が弱くなって、
陽気不足に陥っているパターンです。
ストレスを食べることで発散してしまう人は多いのですが、
そうなると、このパターンで陽気が減っていってしまうのですね。
そして、もう一つのパターンは、
働き過ぎや加齢によって、
腎臓(東洋医学でいう妊娠力)のパワーを過剰に消耗してしまって、
もともと持っている腎臓の陽気が不足してしまっている状態です。
このように、知らない間に陽気を消耗し、
冷え体質になってしまっている人はとても多いです。
昔はこんなに冷え性じゃなかったのに・・・
と感じたら、さっきの二つのパターンに当てはまっているかもしれませんね。
ですので、妊活中は
消化吸収の力を助けて、腎臓にやさしい生活を送るのが、
陽気を維持しつつ、さらに高めていくためのコツです。
そうすれば、冷えを解消して、
身体が温かい状態をキープすることで血流が良くなり、
結果的に妊娠力も高まります。
そのためには、
よくかんで食べるようにして、冷たいものは避け、
温かい胃腸にやさしい食生活で消化吸収の力を上げましょう。
そして、
できるだけ疲れをためないようにして、しっかり睡眠をとって、
腎臓を元気にすることが大切です。
それから、陽気を高めるには、自然の力を借りるのもおすすめですよ♪
日光を浴びるのは、陽気を補うのにとても効果的です。
また、身体を動かすことでも陽気が高まるので、
陽気アップのためには日向でウォーキングが一石二鳥でいいですね(^^)
その方が歩いていても気持ちがいいですよね!
それと、もちろん身体は温めた方が陽気アップにいいですよ。
ですので、お風呂にもゆっくりつかって身体の芯から温まりましょう。
足湯もおすすめですよ。
ちなみに、お灸も陽気アップに効果があります。
どのツボにしたらよいかは、それぞれの体質によって変わるため、
あなたの体質をしっかり診てもらえる鍼灸院で、
アドバイスをいただきましょう。
もちろん、当院でも体質にあったお灸のツボに印をつけさせていただき、
お灸のやり方もお伝えしていますので、
いつでもご相談くださいね(^^)
これから寒くなっていくにつれ、
陽気も不足しやすくなるので、
気をつけてこの冬をポカポカ体質で乗り切りましょう(^o^)
次回は万木先生が担当です。
どうぞお楽しみに♪