【季節の養生法】少しずつ秋バージョンの妊活に
2017-08-31
こんにちは(^^)
子宮のトラブル、繰り返す流産担当の池田由芽です。
今日で8月も最終日になりました。
今月に入ってからはもう秋服が店内にずらりと並び、
こんなに暑いのに秋服なんて暑くてきれないという気持ちでしたが、
9月に入ると、まだ暑いですが秋服にも手を伸ばしてみようと思えますね。
今年、熱中症で搬送された人の数は
8月中旬の時点で累計4万人を突破したというニュースを聞いて驚きました。
この数字が今年の夏が猛暑だったことを物語っています(*_*)
ですが、厳しい夏が終われば、涼しい秋が待っています。
とは言っても、最近の秋は短いですが(^_^;)
冷房も暖房もなしで過ごせる快適な季節なので
今年の秋は少しでも長いといいですね(^^)
私からのこのメルマガでは、季節に合った養生のテーマでお送りさせていただいています。
妊娠しやすい身体づくりには欠かせない養生のひとつが、季節に合った養生です。
季節に合った生活を送ることで、身体が元気になって、
あなたの中に眠っている妊娠力も上がっていくからです。
人も自然界の一部で、自然とともに暮らしています。
私たちを囲む環境は季節の移り変わりに従って変化していきます。
今の季節に合った生活の仕方を知って、
生活習慣を変えていくことで体質も変わって、
より授かりやすい体質に変わっていきます。
それもすぐには変わりませんから、
まずは今の生活の中でできることからスタートしていきましょうね。
それでは、今回はこれからの秋の季節に合った養生のお話です。
あなたの妊活もぼちぼち秋バージョンにシフトしていきましょう♪
東洋医学では秋は、秋と関係している肺がトラブルを起こしやすい季節です。
肺とつながっている呼吸器系の不調が起こりやすいのは、
秋口に風邪が流行ることからも納得ですね。
秋の病は皮毛から入ってくるとされています。
空気もだんだん乾燥してくるので、急に身体の表面の皮膚が冷えて
風邪を引かないように注意しましょー。
ちなみに、
夏に暑さで体調を崩したり、充分に汗をかけていなかったり、
お腹を冷やして下した人は、秋になって発熱しやすくなります。
秋を元気に快適に過ごすためにも、まだ暑いうちは、
熱中症対策をして、冷たいものの飲食は控え、適度に身体を動かしておきましょう。
運動をしていい汗をかいた後は冷やさないようアフターケアが大事ですよ。
また、秋は邪気(病のモト)が肩背部から生じやすいです。
ですので、肩回しなどの肩甲骨を動かす体操をこまめにしたり、
肩や背中の上の方をとくに冷やさないようにしておくといいですね。
そして、秋は東洋医学的には容平といい、
気が引き締まって澄んでくるように、すべてのものが収斂(引き締まる)していく季節でもあります。
大らかな心で、あまり過去のことを悔やまず、
心をゆったり穏やかに過ごすのがいい季節です。
精神を落ち着かせるといいので、
ヨガ、気功、禅、写経などにチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。
もし、秋にとくに暴飲暴食などの不摂生をすると、
たとえすぐに発病しなくても、そのまま冬になって寒くなったときに、
気が逆上するため、咳が出て手足が冷えやすくなり、
また下しやすく、異常に汗が出やすくなります。
次にやってくる冬を元気に過ごすためにも秋の養生は大事なんですよ。
季節に合った養生をしておくことで、
その季節に起こりやすい病を未然に防ぐことができます。
これが東洋医学の醍醐味でもあるわけですが、
このことは妊活にももちろん関係しているのです。
その季節に起こりやすい不調を予防し、元気で健やかに過ごすことができれば、
それだけ生命力が引き出され、自ら妊娠する力、つまり妊娠力を高めていくことにつながります。
暑さも和らぎ、だんだんモチベーションも上がりやすい秋です。
夏はちょっとしんどかった方も、気持ちを切り替えて
秋バージョンの妊活で身体づくりをしていきましょう(^^o)
次回は万木先生が担当です。
どうぞお楽しみに♪