【FAQ】クリニックにかかる時期(20110922)
2011-09-24
こんにちは。はりきゅう師の近藤琉水です(^^)
彼岸の入りとともに、涼しくなりました。
が、去年は10月まで暑かったですからね。
どうなりますやら。台風シーズンが続きます。
早く爽やかな秋晴れがやってきてくれるよう祈っています。
さて、今日はみなさまの質問にお答えするシリーズです。
西洋医学的な治療をメインに不妊治療をすすめていらっしゃる方が多いなか、
自力でタイミングをはかるなど、なんとか自然に妊娠することを目指して
おられる方もいらっしゃいますね。
まだ一度もクリニックにかかられたことがない、あるいは、
通院していたけれども現在はお休みされている方も。
その間鍼灸治療や漢方薬、整体など、代替医療を続けていらっしゃる方も。
「やっぱり専門のクリニックに行ったほうがいいんですか?」というご質問は
よくいただきます。
一度もかかられたことがない方には、まずは不妊専門クリニックで
スクリーニング検査を一通り受けていただくことをおすすめします。
ご夫婦そろって、ですね。
ただ検査を受けたらもちろんその先の治療の流れが設定されますから、
そのときにどうするかを、あらかじめ考えておかれるといいですね。
まずはタイミング療法からいくのか、その後の人工授精や体外受精に進む
意志があるのか、ですね。
年齢が高い方になると、検査の後すぐに体外受精をすすめられることもあります。
なんとなく予約を取って検査を受けてしまうと、気づいたらいつのまにか
治療のサイクルに突入してしまっているかもしれません。
そのへんはご注意ください。
そして、検査の結果次第なのですが、とくにこれといって問題がなかった場合、
クリニックでの治療はせずに自力でまたがんばってみるという手もあります。
もちろん、多少の問題が見つかったとしてもです。
いろんな可能性を念のため考えておいて、まずはスクリーニングテストを受け、
問題点の有無、あったとしたらどこが問題なのか、どの程度なのかを
把握するのが検査を受ける目的です。
これまでわからなかった問題点が明らかになり、信頼できるドクターとの
出会いがあれば、そのまま治療に進むのも順当な流れですね。
その際は予算やスケジュールについても前もって考えておく必要があります。
そしてもともと受けておられた鍼灸治療をそのまま継続していただくことも
もちろん可能です。
お互いに得意不得意分野がありますから、補完しあって、より早く結果を
出せるように努力していきましょう。
もしこれといった指摘がない場合でも、排卵誘発剤を使ったタイミング療法を
勧められることが多いので、そこはご夫婦の意志をしっかり持っていてください。
自然派思考の方であれば、体質改善をはかって自然妊娠を目指す道も
まだ残されているのですから。
というわけで鍼灸治療を開始され、順調に体調もよくなってこられたとしましょう。
しっかり治療すればだいたい半年から1年でかなり身体は上向きになるものです。
その段階で、そのままさらに自然妊娠を目指すか、クリニックの治療併用に
切り替えるか、それぞれの方向性を選択していただければと思います。
女性の年齢を考慮して、ある程度体調がアップしたら西洋医学的治療も
取り入れるというのが早く夢をかなえる秘訣です。
のんびりマイペース型の方は急がずに、赤ちゃんが自然と来てくれるのを
待ちましょうか。
クリニックの治療に疲れてしまったとき、しばらく休むのは身体にとっても
心にとってもよいことです。
年齢的な焦りもあるでしょうが、身動きとれなくなるほどの多大なストレスの
ほうが害は大きいのですから。
お休み中に、心身のリラックスをはかり、妊娠力をアップしていくために
東洋医学に集中してみるのも効果的ですよ。
そして、お体の状態を診て、準備が整ったらまた再開すればよいのです。
クリニックにかかるタイミングは、
1.まずは最初の段階(ご夫婦そろっての検査目的)
2.その後の治療を選択
3.心身の準備ができたら治療開始
という3つがあります。
1から2、あるいは1から3の順番で進むことも、
1だけで終ることも可能です。
1の検査をまったく受けない方で、ご夫婦のどちらかにとても大きな問題が
潜んでいることがあります。
卵管が完全につまっているとか、男性の無精子症などが考えられますね。
ですので、1は必ず通っていただきたい関門です。
そうすれば時間の節約になるケースが多々あるからです。
そろそろ赤ちゃん欲しいけど、なかなかできないなぁと悩まれているカップルに、
参考にしていただければと思います。
それでは、次回は岡井先生が担当する
【身体づくりで妊娠力アップ】シリーズです。お楽しみに!