HOME > メルマガバックナンバー > 【身体を動かして妊娠力をアップする!】股関節ストレッチ(20121101)
こんにちは
はりきゅう師の岡井志帆です。
昼間はまだまだ暖かいですが、朝晩が冷え込むようになりましたね。
ほんとに少しずつですが、秋の訪れを感じます。
まだまだ紅葉はみられませんが、お出かけするには気持ちのいい季節となりました。
暖かいお昼間に、しっかりウォーキングをしていただきたいところです。
「身体を動かすことで妊娠力をUPする!」をテーマにお送りします。
お風呂で温まった後に出来る、お家でできる簡単ストレッチをご紹介します。
今回のテーマは、股関節です。
骨盤や股関節って、赤ちゃんを育てる子宮が入っている部分で妊娠にはとても重要。妊活中の方にはとっても気になる所ですよね。
「私は、骨盤が歪んでるから・・」とか、よく会話の中のにも出てきます。
長年の生活習慣で出来上がった筋肉の使い方・くせなどによって、多少なりとも皆さん片寄りはあります。それによって、腰痛・肩こりを起こすことも。
ですが、それにばかり気を取られて「私はだめだ!」「矯正に行かなくちゃ!」と思うより、
日々ウォーキングをしたり、ストレッチをしたり、ちょっと姿勢よく過ごしたり。
ほんの少し気を付けるだけで、身体って頑張ってくれるものなんです。
身体を動かすことで気血の流れがよくなって、細胞ひとつひとつの働きがよくなると、
毎日が気持ちよくすごせますよ!
まずは、「矯正!」ではなく、「動かすこと」から始めてみませんか?
股関節って、硬かったり、痛みがでたり、ポキポキ音が鳴る。というお話をよくお聞きします。痛みが出る原因はたくさんあって、腰の問題から起こることもあります。
たとえば、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊椎柱管狭窄症などです。ですが、股関節を動かして痛みがない場合がほとんどです。
股関節自体が変形している場合。変形性股関節症などが多いです。そのほか、生まれつきの「先天性股関節脱臼」「先天性臼蓋形成不全」などもあります。
今回は整形的疾患がある場合ではなく、「日常生活に問題はないけれど、関節の開きが悪い。違和感がある。歩くとちょっと痛い。」といった不快感を減少させるためのストレッチをご紹介します。
股関節に関係する筋肉は沢山あります。少しずつ筋肉を伸ばし関節をゆるめていき、快適な生活を送れるお手伝いができればと思います。
1、まず床に寝転がります。仰向けでリラックスしてください。
2、両足首を大きくクルクル回します。
3、それにつられて脚が棒のようになる感じで、股関節を軸にしてコロコロ回っていればOKです。
4、次に、片方の足首を思いっきり反らします。
床に対して90度になるイメージです。
5、そのまま内側に倒していき、親指側が床に付くようにします。
お尻が浮くぐらいがんばりましょう。
6、そしていっきに脱力します。
その次は反対の足もします。
これを数回繰り返します。この運動は、骨盤の中にある腸腰筋が伸ばされるストレッチです。
股関節と一緒に膝の痛みはありませんか?
膝の痛みの原因は股関節だった!ということもよくあります。
股関節に違和感があり膝のお皿の下が痛くなるのは、大腿四頭筋という筋肉が硬くなっていることが原因である場合があります。
そこを緩めるストレッチをしていきましょう。
1、まず、あぐらをかきます。
2、両方の足の裏をくっつけて身体に引き寄せます。
「あぐらをかいた膝の高さに左右差がないか」チェックします。
3、そのとき、くっつけた足の裏はまっすぐにしてください。
下敷きをはさんだら、垂直に立つようなイメージです。
4、先ほどチェックした「床に膝が近くなる方の足」から始めます。
5、膝をお尻の下に折り曲げます。親指がお尻の下にくるようにします。
6、反対の足はまっすぐ延ばしましょう。
7、そのまま、ゆっくり後ろに倒れます。
※身体が硬い方は、後ろに手をついて調整してください。
折りたたんだ膝が床から浮かばないように注意しましょう。
出来る人は、そのまま背中を床につけましょう。
太ももの前がしっかり伸びているのがわかります。
息は止めずに、ゆっくり呼吸してください。
8、その次は、反対の足を曲げてください。
同じように片足は伸ばして座ってください。
ゆっくり後ろに倒れていきます。
☆次は、立った姿勢で始めます。
1、足を肩幅より大きく開いて立ちます。
2、両膝に手を付きます。腰を落として「お相撲さんのしこ」のポーズです。
3、できるだけ膝が90度になるように、股関節が180度開くようにしっかり腰を落とします。
4、そして膝に手をついた姿勢のまま、右肩、左肩と順番に中にいれます。
身体の中心に肩を入れると、腰・背中がねじれて肩甲骨あたりと股関節が刺激されるのがわかります。
5、次は、そのまま片膝は曲げて反対は伸ばしたまま屈伸です。
6、伸ばした方の足裏は床につけたままです。
しっかり内モモが伸びたら、次は足首を反らして床から立てます。
踵をつける感じです。
7、またモモの筋肉がしっかりのびた感じがしたら、
曲げた膝の方にくるりと身体を回転させ、伸ばした脚は後ろにきます。
太ももの後ろをしっかり伸ばしましょう。
上の身体はつねに姿勢よく。
☆このストレッチは、股関節の鼠蹊部が痛み・違和感を感じるかたにおすすめです。
どうでしょうか?どのストレッチも簡単にできますか?
思った以上に固かったり痛みを感じる場合は、ゆっくりと。息を止めずに、呼吸を意識してストレッチしてくださいね。
毎日すこしずつ続けることがいちばんです。
柔らか股関節にして気の流れをよくし、妊娠力をUPさせましょう!
次回は足立繁久先生です
よろしくお願いします♪
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