【男性不妊】お正月の後のカラダと男性不妊
2017-01-05
こんにちは!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。
新年明けましておめでとうございます。
本年も馬場聖鍼堂のメルマガをよろしくお願いいたします。
みなさま、お正月はゆっくり過ごせましたか?
もう仕事スタートしているという方もいらっしゃるでしょうし
まだお正月休み中という方もいらっしゃるかと思います。
ご夫婦やご家族でゆっくり過ごす時間、
初詣などで新年の無事や安心を祈願する時間、
ご友人たちと集まって楽しむ時間、
お正月中の過ごし方はいろいろあるでしょうが
どれも妊活、不妊治療をしていく上では、とても大切な時間だと思います。
こういった時間でうまく気持ちをリセットして、
また新たな気持ちで妊活していきましょうね。
また、
リセットしておきたいのは気持ちだけではありません。
お正月休みが終わったら、なんとしてもリセットしておきたいこともあります。
それは、お正月を満喫しすぎた身体です。
ということで、
今回の僕のメルマガは、
お正月を満喫した身体と男性不妊の関係、
そして、お正月の後に精子力を落とさないようにするための養生について
お届けさせて頂こうと思います。
まずは、
「このお正月、食べ過ぎた!」というあなた
精子力を落とさないためにも、早く胃腸をリセットさせてあげる必要がありますよ。
特に、
胃がもたれてるという方や
なんだかカラダが重たい方
便通のリズムが狂っているという方は要注意ですよ。
お正月の食べ過ぎで
あなたの胃腸の処理能力以上に酷使してしまった結果
消化しきれなかったものが
湿痰(しったん)として蓄積してしまっていると考えられます。
湿痰というのは、
分かりやすく例えると“食べかす”と思って頂ければと思います。
東洋医学では、食事を取ると、
脾臓や胃の働きで“後天の精”というエネルギーを作り出して全身を栄養し
その残りかすは、便や尿として排出する仕組みになっているのですが
胃腸を酷使しすぎると、この仕組みがうまくいかなくなってしまい
結果的に残りかすがヘドロ状に体内に残ってしまうのです。
これが湿痰です。
湿痰は、どろどろしていて、全身の気血水のめぐりを悪くし、蓄積するとカラダが重く感じるようになります。
また、蓄積した湿痰は熱化しやすく、また、どろどろとした性質から
水の性質を持つ腎臓の力を弱めてしまいます。
腎臓は、東洋医学では生殖力を担当しているところです。
結果、男性不妊の原因になり得るのです。
思い当たる節のあるという方、いらっしゃるかと思います。
そんなあなたにオススメな養生は
ずばり、プチ断食です!
一度しっかり胃腸に休養を与えてあげることが大事です。
お仕事のある日に断食はさすがに辛いでしょうから
たとえば休日に丸一日何も食べない日を作る
というのでも良いかと思います。
そうすることで、
過食偏食で弱ってしまった脾臓や胃などが元気を取り戻し、
またしっかり食事からエネルギーを作ることができるようになります。
ただ、湿痰というのはやっかいで、蓄積してしまうものなのです。
そのため、一度や二度のプチ断食では、完全にリセットできないこともあります。
ですので、お正月が明けたら、
粗食、腹八分目、消化に良く温かい食事
などを意識して食養生をしていくことが大事ですよ。
そして、
お正月といえば、あとは
連日の夜更かしや外出で生活のリズムが崩れ、ずっと寝不足だった
ということはないですか?
お正月ならではのイベントもあるでしょうし
家族や友人と夜遅くまで楽しむというのも良いと思います。
ただ、生活のリズムの崩れや寝不足続きというのは
東洋医学的に腎臓を弱めてしまいます。
腎臓が精子力に大事なのは先ほどお話ししましたね。
しっかり腎臓を養うためには、規則正しい生活と良質な睡眠が欠かせないのです。
よく
「夜更かしした分、遅くまで寝ればOK」
「昨日寝溜めしたから、今日は夜通し遊んで大丈夫」
というように考えておられる方がいらっしゃいますが
腎臓の元気を養い、精子力をつけるために大事なのは
睡眠時間ではなく
“腎臓が一番元気を回復できる時間帯の良質な睡眠”
です。
腎臓が一番元気を回復できる時間帯は、
22時~2時です。
一昔前のいわゆる“お肌のゴールデンタイム”ですね。
東洋医学では、この時間帯に良質な睡眠をとることが
腎臓の元気を養い、精子力をアップしたり、落とさないようにするために
大事だと考えます。
ですので、お正月に不規則な生活になり、睡眠不足が続いてしまった方は
ぜひ、この時間を意識して、生活のリズムの立て直しをはかっていただきたいと思います。
お正月はもう過去のことです。
時間は戻りません。
お正月を満喫した分、しっかり養生して
精子力を回復&アップ!させていきましょう!
あなたの妊活を応援しています(^^)
ということで、今回はこのへんで。
次回は岡井先生が担当です。
どうぞお楽しみに!