【経絡ヨガ】胃腸の不調を改善・胃経のポーズ
2010-12-10
みなさん、こんにちは。鍼灸師の石原です。
今年も残すところあと3週間あまりになりました。
年の瀬もせまりお仕事や家事に、何かと慌ただしく感じられるころですね。
そして年の瀬と言えば忘年会シーズンでもあります。
気の置けない同僚や友人達との楽しいひと時を過ごす良い機会ですが、
飲みすぎ食べ過ぎには要注意です!
この時期になると胃腸薬のコマーシャルをよく見かけますが、ついはめをはずして
胃腸の調子を崩し、胃がもたれたまま忙しい日々を過ごさなくてはいけなくなる
なんてこと、よくあるからでしょうね。
特に妊娠を望んでいる方にとって、身体に過度の負担は避けていただきたいですし、
東洋医学的に見ても、消化器系統の弱りは生殖力を低下させてしまう関係性にあるため、
たび重なる暴飲暴食は絶対避けていただきたいものです!
そこで今回は、胃の経絡を刺激して十分に気をめぐらせることで胃の不調の改善を行う
ポーズをご紹介したいと思います。
胃に関係する経絡は
目の下に始まり→のど→胸→おなか→そけい部→太ももの前側→膝→すねの前外側→
足の人差し指で終わります。
以前も顔面から足先まで続く胃経をまんべんなく伸ばすポーズをご紹介しましたが
(http://www.youtube.com/watch?v=qDTb-0HC1pU)、
今回はうつ伏せになり胃の部分をより直接的に刺激することで、かなり強いポーズに
なっています。
不調を感じる前に「胃を鍛える」という意味でも大変有効ですので、この時期は集中的に
行うことをお勧めします。
<胃経・弓のポーズ>
1・うつ伏せになり、額を床につけます。膝は肩幅くらいに開き両手で足首を持ちます。
2・息を吐きながら、上半身・下半身を徐々に持ち上げます。息を吐ききったら
ゆっくりとした鼻呼吸で、しばらく姿勢をキープしましょう。
ポイント→・あまり上を向いて首に負担をかけないように注意しましょう。
・呼吸をすると身体が前後に揺れますが、「みぞおち~お臍」の部分を
床に接地させキープしましょう。
写真での解説はコチラ→ http://www.youtube.com/watch?v=WJnTuFko8EE
いかがでしたか?
胃に直接的な圧迫がかかりますので、食後は30分以上してからにしてくださいね。
胃腸の健康を守り、素敵な年末年始をお過ごしください!
それでは、来週は近藤琉水先生がお送りします。お楽しみに!