【経絡ヨガ】小腸/大腸経のポーズで快便を目指そう

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【経絡ヨガ】小腸/大腸経のポーズで快便を目指そう

2011-03-11

みなさん、こんにちは! 鍼灸師の石原です。

3月も半ばになり、徐々に春めいた日が増えてきましたね。
寒暖の差の激しさを増すこの時期は、着る物にも困り体調管理も一苦労です。
年度末でお忙しくされている方も多いですから、
十分な睡眠とたっぷりの栄養をとって健康を維持していきましょう!

体調をひとたび崩してしまうと、便秘や下痢をしやすいという方はとても多いですね。
原因はさまざまで、腎臓の弱りをはじめ、各五臓六腑に原因は潜んでいます。
東洋医学ではそれらの原因を探り、身体のバランスを取り戻すことによって
症状を改善していきます。
むやみに即効性だけを求め、薬に頼りきっては身体の「声」を聞き逃してしまい、
いつまでたっても改善ができない可能性もあります。
弱りを改善して本来のバランスを取り戻すことが根本的な解決法であり、
そうやって体質向上させていくことが妊娠力のアップにも繋がるのです。

そして予防も大切。
「未病」というと大げさに聞こえるかもしれませんが、
「予防医学」としても歴史のある東洋医学の考えを取り入れていくことで、
便秘や下痢などの困った症状を防いでいきましょう。

今日はそんな排便困難を助ける経絡ヨガのポーズのうち、
小腸・大腸の経絡に着目したポーズをご紹介します。

ともに消化機能の一部であり、排泄に深く関係するところです。
小腸は胃から来た食物を水分と固体に分けるところ。
大腸は主に固体になった飲食物のカスを伝導します。
これらに関わる経絡の気が滞ってしまうと、当然排便にも異常をきたしてしまう
わけです。

では経絡について詳しく見ていきたいと思います。
小腸経については11月にお届けした「肩こり解消・小腸経のポーズ」をご覧ください。
⇒ http://www.funinchiryou.net/mag2/20101111.html

大腸経は手の人差し指の先からはじまり→手の甲の親指との間→腕の内側→肩の前側
→首→鼻翼の付近 を通ります。
ここが滞ると便秘や下痢の他、肩や腕の痛み、喉の腫れ痛み、歯の痛みや鼻づまりや
鼻血などに繋がることもあります。

<快便を目指す 小腸・大腸経のポーズ>

1・背筋を伸ばして座ります。正座または立て膝、椅子に座ってもOK
  ※この時、腰がそり過ぎないようにしましょう。

2・両肩はリラックスした状態で・・・
  右手は上から、左手は下から背中に回し指を引っ掛けます。
  ※届かない人はタオルなどを使います。

3・右肘を斜め上へ、左肘を斜め下へ伸ばし肩を広げましょう。
  呼吸をしながらキープ。充分に腕の内、外が伸びたら反対側も。
  それぞれ10~20呼吸ほどキープします。

画像での説明はコチラです→http://www.youtube.com/watch?v=7OctqKdqz0E

いかがでしたか?
肩の柔軟性の他に、骨格にも個人差がありますから、両手が届かないからといって
落ち込むことはありませんよ!
指が届かない人はその場でできるだけ伸ばし、手首を握れる人は十分に伸ばせる
ところまでポーズを深めましょう。

次回は近藤琉水先生がお届けします。
お楽しみに!!



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