【身体づくりで妊娠力アップ】正しい姿勢
2011-06-17
こんにちは! はりきゅう師の岡井志帆です。
今回、はじめて担当させていただきます。
これまでは、石原幸先生が「経絡ヨガ」を担当してくれいてましたが、
6月からは私、岡井がお身体を動かすことを推奨していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします!
早いものでもう6月も半ば。
梅雨の季節ですので、雨の日はお家の中で過ごすことも多くなりますね。
近年、「ゲリラ豪雨」なんてのもありますから、外出が嫌になるのも無理ありません。
お家の中でじっと動かずに過ごしていると、なんだか気分も沈んできますね。
心と身体は繋がっています。
元気に活動していれば、気分も晴れ晴れ。
元気も出てきます!
では、雨の多いこの季節。
お家の中で出来る「自分の身体をみつめること」をしていきませんか?
今回は、「正しい姿勢」についてお話したいと思います。
みなさんも、「姿勢が悪いと肩が凝る」「腰が痛いのは姿勢が悪いからだ」と
普段から何気なく話されていると思います。
長時間同じ姿勢でパソコン作業をして肩が凝ったり、
長く歩いたりすると腰が痛んだりします。
これらは経験上、みなさんも「あるある!」ですね。
では、これを東洋医学でみるとどういうことなのでしょうか?
東洋医学では、”気・血・水”(”き・けつ・すい”と読みます)の働きが滞りなく、
スムーズに流れると身体も心も健やかになると考えます。
「血と水はわかるけど、気って見えないし。よくわからない」と思われていませんか?
東洋医学では、「血と水」は陰のもの。形のあるものと考えています。
それに対して、「気」は陽のもの。形のないものと考えています。
「形もないし見えないし。ホントにあるのわからない!」と思われたかもしれませんね。
気は、エネルギーのようなものも含まれます。
なので、みなさんが「やるぞー!」とやる気を出したり、活発に活動したりすると、
陽の気はどんどん動くのです。
陽の「気」が動くと陰のものである「血と水」も動きますので、
やる気や活発な活動をすることで血流がよくなり、代謝もアップ。
いい汗をかいたりできるんです。
では「姿勢」ですが、姿勢が悪い状態はというのは?
東洋医学では、経絡という道のようなものが体中めぐっていて
気が流れていると考えられています。
姿勢が悪くなると、気の通り道である経絡が乱れて流れにくくなります。
気が流れにくいと血や水も流れにくくなります。
また、同じ姿勢を続けることでも気が動かなくなり、血や水が流れにくくなります。
正しい姿勢というのは、最も気が流れやすい状態であるので、
同じ姿勢を続けていても流れやすい状態を維持できるので、疲れにくくなります。
なかには「正しい姿勢をするのが疲れるよ」と感じる方も多いですね。
自分オリジナルの姿勢を続け、筋肉ができあがれば楽な姿勢に思えてきますが、
もともとは「経絡の乱れ」がありますので、長時間同じ姿勢を続けると
疲れを甚だしく感じてしまいます。
長時間だらだら歩くと腰が痛くなったりするのも同じことですね。
正しい歩き方から外れてしまい、経絡に乱れが出ているのですよ。
鍼灸治療では乱れた経絡を整えていくのですが、
自分でできることは何かないでしょうか?
やはりまず「自分を知る」ということでしょうか。
先にお話しましたが、陽である「気」を動かすことが大事ですね。
「私って姿勢悪い?」「じゃあ、どうすればいいのかな」と思うことがスタートだと
思います。
意識を向けるということが陽の「気」を動かすのです。
では、正しい姿勢とは?
簡単にできる姿勢のチェックを試してみましょう。
何も無い壁の前に立ちます。
かかと、おしり、肩、頭をしっかり壁に付くように立ちます。
ちゃんと全部つきますか?
特に、肩と頭に違和感を感じませんか?
「顎が引きすぎ状態で苦しい」と感じる方は、普段 顎を前に突き出して
頭を後ろにして歩いているんですね。
肩がつかない人は、肩が前に入りすぎですよ。
普段から、もっと胸をはって、少し偉そうに歩いてみませんか?
このように、簡単に自分の姿勢をチェックすることができます。
まず自分の身体を知ること。
そして、正しい姿勢を知ること。
これで、あなたの陽の「気」は動き始めましたよ!
次は、陰の「身体」ができてきます。
時間はかかりますが、正しい姿勢を維持する筋肉をつけることが
健やかな身体作りの第一歩!
正しい姿勢が維持できれば、気がスムーズに流れ血流もよく疲れにくくなり、
冷え症、むくみの防止にも最適です。
妊娠力アップの一つ、身体作りに取り入れてくださいね。
次回は近藤先生の担当です。どうぞお楽しみに!