【食養生】子宝の味方? ザクロ
2012-06-29
こんにちは。
はりきゅう師の近藤 琉水です(^^)
沖縄はもう梅雨明けだそうですが、本土は梅雨まっさかりですね。
近年スコール? のような南国系の梅雨に変化してきていますが
相変わらずのジトジトにやられている人も多そうです。
朝晩はヘンに冷えたりしますしね。
どうぞ体調管理をしっかりとなさってくださいね。
さて、今日は近年ますます人気のザクロについてです。
ザクロが子宝に効く! 実際に妊娠する人が続出!!
と聞きます。
ネットでもよく目にしますね。
ただ実際は、最近では簡単に手に入る庶民的な果物ではなくなっているため、
エキスやジュースとして摂取するのが中心となっています。
ベビ待ちの方ならネット情報やクチコミに敏感ですね。
ザクロに限らず、「これで妊娠した!」と書き込まれていたら
「私も!」「私も!」と飛びついてしまうことになります。
でも、ちょっと待ってくださいね。
どうして効果が出るのか、気になりませんか?
ザクロの何が効くんだろう?!
そんな好奇心を持ってちょっと立ち止まって調べてみるといいですね。
秘密はザクロに含まれる天然”ポリフェノール”です。
ポリフェノールというのは、
光合成によってできる植物の色素や苦味の成分で、
光合成ということは、ほとんどの植物に含まれています。
本来植物細胞の生成や活性化を助ける働きをしているそうです。
このポリフェノールの「抗酸化作用」が近年注目されているのです。
“アンチエイジング”ですね(o^-‘)b
よく耳にするポリフェノールには、
カテキンやアントシアニンがありますが、タンニン、クルクミン、
ショウガオール、ルチン、イソフラボンなども仲間です。
さて、ザクロに含まれるポリフェノールは何かというと、
「エラグ酸」だそうです。
エラグ酸は抗酸化作用の他に美白効果で有名です。
メラトニンの発生を抑制するので、シミやそばかすを防ぐという
美白効果は厚生労働省も認可していて、化粧品にも使われていますよ!
このエラグ酸、細胞への酸化ストレスを減らす、
つまり細胞の老化を抑制する作用があるのです。
具体的にも、血圧と頚動脈壁の厚さを減らす効果があり、
癌や心臓病などの予防にも期待できそうです。
このエラグ酸を豊富に含むザクロですので、
高齢妊娠にはとくに効果を発揮してくれると考えられます。
古来より、ザクロはその実の姿形から、実がいっぱい詰まっていて
“子だくさん”のイメージから、「子宝に恵まれる」と言われてきました。
また、薬膳的にも小さな実の果実ほど身体によいとされますので、
ザクロはその点でも合格なのですね。
余談ですが、果物を買うときはわざわざ大玉の高いものを買わずに、
できるだけ小さいものを選ぶほうがよいのですよ!
みかんやリンゴなども、なるべく小さいのを買ってくださいね!!
他にも粒の小さいぶどうとか、金柑なども○です(^^)
ただポリフェノールは水溶性で、摂取してもずっと体内に留まるもの
ではありません。
少しずつ、こまめに摂るのがよさそうです。
また、巷にはさまざまな製品が出回っていますが、
できるだけ安全なものを求めていただきたいところです。
信頼できる品質のものを選んでくださいね。
防腐剤や甘味料などが添加されていないかどうか、チェックしてください。
というわけで、無添加・無農薬で高品質のザクロエキスということで、
いろいろ調べてみましたが、ネットでもお馴染みのザクロ屋さんのものが
おすすめだと思いました。
実際飲んでみましたが、美味しかったですね。
初めて飲まれる方は、少しずつ希釈して飲むのがよさそうですよ。
あ、氷は入れないでくださいね!
ベビ待ちの方はできたらお湯割りで。
ザクロ屋さんのサイトはこちらです。
http://www.zakuroya.com/
以前、もう3年ほど前になりますが、ザクロについての東洋医学的効能は、
このメルマガでも取り上げたことがあります。
要約すると、血行をよくする働きがありますよということです。
ただし胃が弱い虚弱体質の方や、”陰虚体質”の方は
ちょっと気をつけてくださいね。
もともと胃腸が弱いとか、身体の潤いが不足して熱っぽいとか
そういった体質の方だったら、要注意です。
食べ物もサプリも、ご自身の体質を把握して、
身体に合った食養生をしないと効果は見込めませんし、
逆に合ってないものをやみくもに取り入れると、
薬ほどではないとしても、身体には害になることだってあります。
気を付けてくださいね!
いかがでしょうか。
常にお話していますが、「子宝によい」とされる食品やサプリでも、
どんな効能があるのか、どういう形で摂取するといいのか、
といったことを把握したうえで、
自分にとって効果が見込めるのかどうかを吟味してから
摂取することをおすすめしますよ。
もちろん、安心して身体に入れられるもの、というのは大前提ですね。
次回は岡井先生の担当です。
どうぞお楽しみに。