【男性不妊】東洋医学的な男性不妊の原因とは(5)(20141226)

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【男性不妊】東洋医学的な男性不妊の原因とは(5)(20141226)

2014-12-26

メリークリスマス!
馬場聖鍼堂 男性不妊担当の万木祥太郎です。

昨日はクリスマスでしたね!
まだまだ街のイルミネーションはキレイですね。
昨夜はクリスマスケーキにチキンでしたでしょうか?
それともケーキはイブ派ですか?

妊活をされている方はスイーツを節制されている方も多いと思います。
久しぶりにケーキ解禁!
という方もいらっしゃるでしょうね。
たまにはどうぞ思う存分楽しんで頂ければと思います(^^)

さて、僕のメルマガでは、東洋医学的な男性不妊の原因をシリーズでお届けしてきました。
男性不妊の原因は、中医学的に分類すると
「精液清冷」、「不射精」、「早泄」、「陽萎」
の4つありました。

前回のメルマガまででこの4つ全ての解説をさせて頂きましたので
今回は今までのまとめをしておこうと思います。

1つ目は「精液清冷」でした。

精液の量が少なくなるという、現代医学でいうところの「精液減少症」にあたります。
原因としては、東洋医学的な腎臓の弱りによるところが大きく、
暴飲暴食や夜更かしなどの不摂生、セックスのしすぎなどが原因になりますし
生まれつきの生命力の弱さ(先天の精不足)ということもあります。

身体がやせ細っていたり、すぐに疲れてしまったり全身に脱力感がある、
その他、膝腰のだるさや色つやのない顔色などが随伴症状として
あります。

2つ目は「不射精」です。

読んで字の如く射精することができない「射精障害」ですね。
精液中の精子の数が少ない「乏精子症」もこの範疇です。

こちらも原因は腎虚です。
ただ、腎虚といっても、
特に腎陰の弱りにより腎陽が相対的に旺盛になってしまうことが原因でした。
(腎臓は左右別々で陰陽2つの働きがあると東洋医学では考えます)

よく勃起することがあったり陰茎が腫れたり痛みがあったりする、
夢精、尿が濃くなる、口が渇く、便秘といった随伴症状が特徴です。

また、慢性的にこの状態が続くと気滞血オという状態になり
怒りっぽくなったり、胸が苦しくなることがあったり
寡黙になったりという症状も現われてきます。

3つ目は「早泄」です。

ひとことで言うと「早漏」で
性交前や性交早期に射精してしまい勃起が持続しない症状です。

こちらも主な原因は腎虚(腎気虚)です。
腎臓の元気が弱くなり精を納める力が弱くなり
漏れてしまうことで早泄になってしまうんでしたね。
やはり、慢性的な睡眠不足や疲労などからくることが多いです。

その他にも、慢性的なストレスや過労なども早泄の原因になることもあります。

そして4つ目が前回お届けした「陽萎」です。

いわゆる勃起不全、インポテンツのことです。

原因は、こちらもやはり腎虚がほとんどです。
セックスのしすぎで腎精を消耗しすぎているときや
先天的な弱り、恐怖しすぎやストレスの受けすぎなどですね。

膝腰のだるさや腰痛、脱毛、冷えなどが随伴症状としてあらわれます。

と、前回まで紹介させて頂いた男性不妊の東洋医学的な原因4つを
まとめてみましたが
お分かりのように原因は全て「腎虚」です。

もちろん、「腎虚」にも色々あるのでワンパターンではないのですが
男性不妊の治療には腎臓を養うということが何よりも大事だということです。

今までの繰り返しになりますが
睡眠、疲れケア、ストレス発散、食事やセックスの節制などが
腎臓を養う上でとても大切な養生になります。

こういった日常生活の中での養生をあまりできなかったりすると
鍼灸治療や漢方薬などでいくら腎臓を助ける治療を行ったとしても
いたちごっこ状態になってしまいがちです。

また、たとえ精液検査で異常が見られなかったとしても
生命力は数値に現れないものですから、
妊活中のみなさんはぜひこういった養生を意識して
日常生活を送って頂ければと思います。

ということで、
シリーズでお届けしてきた「東洋医学的な男性不妊の原因」については
一旦ここまでとなります。

また次回からは別の視点から情報を発信していきますね!

それでは、今回はこの辺で。

次回は近藤先生が担当です。
どうぞお楽しみに!



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