【身体を動かして妊娠力をUPする!】動的ストレッチ① (201300905)
2013-09-10
こんにちは。
はりきゅう師の岡井志帆です。
猛暑が続いた8月でしたね。
熱中症がこんなに話題に上がった夏は初めてでした。
9月になり、朝夜の気温が落ち着いてきています。
少しは眠りやすくなったかと思いましたが、
扇風機は風が寒いし、
何もしないと暑くて眠れなかったりします。
寝冷えしないように、気を付けてくださいね。
では、【身体を動かして妊娠力をUPする!】
引き続きストレッチをテーマにしています。
今回ご紹介するのは、
『バリスティック・ストレッチ』です。
これは、反動を上手く使って行うストレッチです。
筋肉の動きをよくするのが目的です。
筋を伸ばすという目的で行うストレッチではありません。
これは、一般的に『動的ストレッチ』と呼ばれています。
『動的ストレッチ』には、二種類あるのですが、
そのうちの一つです。
『バリスティック・ストレッチ』は、
反動をつけてリズミカルに行うストレッチです。
反動を使うのは、『静的ストレッチ(スタティック・ストレッチ)』とは違い
伸張反射を利用したストレッチだからです。
『静的ストレッチ』は、じっと静かに筋肉を伸ばし続けることで、
筋肉を緩めて伸ばすストレッチです。
20秒~30秒と、筋肉を伸ばし続けると
筋肉の腱にあるセンサーが反応して、
「これ以上伸ばす力に抵抗したら、切れちゃうよ!」
という信号がでます。
その信号を受けた脊髄が、筋肉を支配するアルファーニューロンに
「抵抗をやめなさい~!」という指示を出します。
そこで、筋肉が弛緩して伸びるのです。
『バリスティック・ストレッチ』は、反動をつけて
筋肉を大きく動かして伸ばすのが特徴です。
反動を使って急に筋肉を伸ばすと、
筋肉の中の筋紡錘というセンサーが興奮します。
筋紡錘が興奮すると、脊髄はアルファー運動ニューロンを活性化して
筋肉を反射的に収縮させます。
この筋肉が収縮するときに、大きな力を発揮するのです。
これは、普段私たちも無意識に使っていて、
ジャンプするとき一たん膝を曲げてかがむのも、
この反射を使っているからです。
膝を一たん曲げると、太ももの前の大腿四頭筋が伸びます。
その筋を伸ばしておいて、次縮むときのタイミングで飛び上がると
より高く飛べるのを経験上知っているからなんですね。
イチ、二、イチ、二とリズムを付けて反動をつけた動きをします。
収縮と弛緩を交互に行い伸張反射を繰り返すことで、
筋肉の動きをコントロールする部分が興奮します。
すると、筋肉が動きやすくなるのです。
これは、ストレッチでも「運動前に行うストレッチ」に向いています。
代表的なのが、【ラジオ体操】ですね。
朝、身体を動きやすくするために【ラジオ体操】をする。
スポーツをする前に体操をする。
これらも、身体の動きをよくするための
まさに準備運動としてなんですね。
みなさんも、身体づくりのウォーキングの前に
【ラジオ体操】をしてみませんか?
身体にスイッチが入り、運動をするための筋肉が
活発になりますよ!
一日の始まりの朝に、やる気スイッチを入れるためにも
【ラジオ体操】をおススメします♪
小学生のころの「夏休み」を思い出しますが(^^*)
日本人であるなら誰しも知っている体操です。
【ラジオ体操】は、身体の筋肉のあらゆる動きを考えた体操で、
すべての動きが体験できるそうですよ。
普段使わない筋肉を動かすにも最適です♪
ぜひ、昔を思い出しながら楽しんでみてくださいね。
では、次は池田由芽先生がお送りします。
楽しみにしてくださいね♪